「馬場村塾」とは、どこか懐かしい響き?
そうです。幕末に長州藩士、吉田松陰が講義した私塾「松下村塾」に倣って命名。
塾長はあの読書工房の成松さん。桜雲会の甲賀さん共々、夢のある大人が、盲界の「松下村塾」にと、高田馬場で月1のペースで開いています。
世代をこえて、若い人も熟年も一緒に色んなボーダーを越えて、緩やかにつながっています。
約2時間半の内、自己紹介を兼ねて近況報告、そして1時間のプレゼンの後は質問や自由発言と続きます。
すでに11回目になります。
このたびは、テレビドラマにもなった「全盲の僕が弁護士になった理由」の著者でもある、大胡田誠弁護士の「障害者差別解消法」の講演でした。
たくさんの事例をあげて、たいへんにわかりやすく、話してくださいました。
合理的配慮について語ってもらうには、当事者であり、弁護士である大胡田さんがぴったりだと思いました。
欧米等と比べると日本は、物理的バリアは高いが、心のバリアは低いというお話が耳に残りました。
「合理的配慮」などという固い(難しい?)言葉を使わず、何かもっと優しい言い方はないでしょうか、とも。大いに賛成です。
障害者も健常者もお互いに、勇気と思いやりを持って一歩踏み出せたらいいですね。
お・た・が・い・さ・ま、です。