筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生と、朝7時45分に待ち合わせをして、衆議院第一議員会館へ。毎週木曜日の8時から開かれている民主党の文部科学部門会議に出席するためです。
「著作権法の一部を改正する法律」について、ヒアリングをしてもらえるようになったと宇野先生から連絡をいただいたのは、ほんの直前のことでした。
先生お一人でも、十分なのですが、ボランティアの声も聞いてもらった方がいいと、私に声をかけてくださったのです。
持ち時間は、一人7分です。
音訳ボランティアのなかには、点字図書館や公共図書館の下で活動しているグループもありますが、そのほかに、社会福祉協議会で活動するグループ、またはどこにも属さない地域ボランティアグループがあります。
同じ活動をしているにもかかわらず、著作権許諾作業の必要の有無という点で、グループの立場によって、大きな格差が生じています。
図書館で製作されている録音図書が、十分とはいえない現状で、多くのボランティアが著作権許諾に悩まされることなく、録音図書等の製作に取り組めるような環境を整えてほしいと思います。
法律を変えるということは、簡単なことではありません。
でも心ある議員のみなさんが、こうして現場の声に耳を傾け、国会の場で取り上げてくれることで、多くのの人の耳目を集めます。
先方のアドバイスにより、宇野先生が、附帯決議案を作成、議員さんに送ってくださいました。
一歩ずつでも確実に、前に進むことを祈ります。