No.397 藤田が参上 茨城県水戸市

猛暑と猛暑の合間の爽やかな風渡る一日、水戸市内の「茨城点訳音訳友の会(神谷直子会長)」におじゃましました。

茨城県立視覚障害者福祉センター内に県立点字図書館があります。
お隣には、茨城県立盲学校があって、活動するには、恵まれた環境だと感じました。

57年間の長く熱心な活動に対して平成26年、秋の褒賞で緑綬褒賞を受けました。60名の会員ということですから、大きな会ですね。

広報や新聞の他に、「医道の日本」等、音訳しています。

午前中は、私の「今 大切なこと」~利用者を取りまく読書環境、学習環境の変化について~の話の後、楽しくおしゃべりしながら、みんなでお弁当をいただきました。午後からは、情報交換会(各グループの活動状況など)でした。

友の会のみなさんの他に、笠間図書館音訳ボランティア音和(おとわ)会、那珂市の音訳サークルかたつむり、音訳ボランティアこだまの会、日立リーディングサービスグループのみなさんも参加してくれていました。

当会の2006年の音訳ボランティア全国大会に参加してくれた友の会の当時の会長、海老根さん、ネットワーク設立総会に参加されたみなさんが、お元気に変わらず活動している姿に、私もとても嬉しかったですし、元気もいただきました。

午後の部で大いに盛り上がった話題。

ある利用者からポルノ小説が大量に送られてきたそうです。すでに読み初めている人、これから読む人と何人ものみなさんが挑戦。どんな風に読んだらいいのでしょうかという質問がありました。

初めはプライベートなのだから、いろいろと試行錯誤してみて、依頼者から、感想なり聞いてみたらと提案。実際には、嫌らしくならないようにあっさり読んだ方がベターではと伝えました。

というのも利用者のある集まりで出た話を思い出したのです。

「ポルノはなかなかリクエストしづらいけど、人気があるよ」とある人が発言。「そういえば、〇〇県の〇〇さんの音訳いいよ」と別の人。ほぼ全員が「そう、そう‼」と。
「どんな感じの読みなんですか」と私。何人かが「意外とあっさりしていて、変にいやらしくなくていいと思う」と。

いつか、友の会はポルノの音訳で名が通る存在になってもいいのでは、と言う私の一言が大ウケ。みんなで大爆笑。

ところで、お隣の盲学校での「おはなしの会」にも参加をしたり、児童書を音訳して寄贈したりもしているそうです。
今後も、盲学校のニーズを伺いながら、もう一歩連携が深まるといいなあと思いました。

これには、遠慮をせずにこちらから積極的にアプローチしてみてはいかがでしょうか?ダメもとで。

「医道の日本」などは、友の会のメンバーだけではなく、この日参加の他のグループも協力して音訳しています。こういう連携プレーはいいですね。

1つのグループでなんでもかんでも完結というのではなく、他のグループともどんどん協働していくことが、これからは大切になってくるのではないでしょうか。

若い人が集まりにくく、育ちにくいというのは、全国共通の悩みでもありますから、尚更かと思います。

またこのところ、引きも切らずリクエストのあるテキスト化への協力もお願いしました。

来年の設立10周年の記念の総会で再会しましょう❗と約束して帰路につきました。

そして帰宅してみれば、嬉しいことに早速に会員申し込みがありました。それもテキスト化を手伝いたいと。
ありがたいです。ぜひよろしくお願いします。

みなさま、お世話になりました。そしてありがとうございました。

1 thoughts on “No.397 藤田が参上 茨城県水戸市”

  1. 藤田晶子さま
     一昨日は水戸へ講演に来てくださり、ありがとうございました。
    参加者の感想より
     ・利用者さんが目の前にいると思って、話しかけるように読もうと思います。
     ・会話、場面転換が「間」で伝わるようにしたい。
     ・音訳技術のスキルアップ・・できなくてもダウンはしないように頑張ります。 ・他団体とのつながりの大切さを認識いたしました。
     ・全国の音訳の動き、これからの動向についてのお話、大変ためになりました。
    藤田さまの熱意が伝わって、モチベーションが上がりました。(きっと皆さんも)
    来年の総会での再会を楽しみにしております。       
                          茨城点訳音訳友の会 神谷直子

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