前回に引き続き茨城県へ。今回の訪問先は、土浦朗読の会(山本洋子会長)です。会員数は68名。
土浦駅直結の土浦市総合福祉会館で活動しています。
会設立が昭和48年といいますから、40年以上もの活動歴があります。
私たち音ボラネットが来年ようやく、10年の節目を迎えるわけですが、みなさんからみれば、ひよっこですね。
主に広報や社協だよりの音訳、声のマガジン「リッチボイス」を制作発行しています。
会員数が多いので、いくつかのグループに分かれて活動しているとのこと。
ベテラン音訳者の中島さんが講師となり、勉強会も随時開催。
そして、こちらでは2年ほど前から、月刊誌「世界」(岩波書店刊)の全文音訳プロジェクトに参加。
更にはその実績から、図書館連携プロジェクトで新宿区立戸山図書館からの依頼本を音訳することにも挑戦。
こちらからの協力要請に迷いながらそして、悩みながらも会として前向きに対応してくださって、ありがたいかぎりです。
ところで大きな会になればなるほど、代表のみなさんが、当会の総会やシンポジウムなどに参加後、残りのみなさんへの報告会を開いても、どうしても温度差ができてしまう。情報満載とうたった会報も、全会員が目を通すことはありえない。当然といえば当然のことです。
だから、音ボラネットの代表の口から、利用者の学習や読書環境の変化について、直接語ってもらうことが大切。伝わり方が全然違うと言ってもらえるのは、ほんとうにありがたいことです。
みなさんが笑顔で頷いて聞いてくださるその姿に、元気をもらっているのは、私なのです。
おこがましいですが、私の話で、「もう少し頑張ってみようと思った」、「勇気をもらった」、「少しでも音ボラネットに協力したい」と思ってくださる方がいるのなら、更にもう一歩、音訳者同志をつなぎ、利用者をつなぐために、これからもどこへでも出掛け、たくさんのみなさんと交流を深めていきたいと、改めて思いました。
山本会長初めきめ細かく対応してくださったみなさん、ありがとうございました。
またぜひどこかで、お目にかかれますように。
音ボラネット発足以来、新しい風を感じます。その風をみんなと共有したい藤田さんに講演を依頼しました。
お忙しい日々だと思いますが、2時間、立ちっぱなしで話してくださいましたが終始、説得力のある、かつ楽しい話に引き込まれました。
もちろん音訳しているものにとって、耳の痛い話もありましたが、刺激的で、新鮮な風が吹いたと確信しています。あらためて感謝いたします。 土浦朗読の会 山本洋子