松本市朗読赤十字奉仕団「ひびきの会」のみなさんとの交流のために、安曇野市穂高に足を運びました。
そもそも、楊 雪元さんからの年賀状から始まったことでした。
そこには、中国笛の奏者でありテノール歌手でもある楊さんが、毎年、穂高で地元の朗読者の方の伴奏をしていますという案内がありました。
コロナ禍でのここ数年、演奏会もなく、大変でしたと。懐かしさもあり、何とか応援もしたいと、年初めに早々と穂高入りを決めたのでした。
元松本盲学校長であり、盲学校長会の代表でもいらした矢野口先生もお誘いしました。
全日盲研では大変お世話になった方です。
せっかくなら、地元の音訳ボランティアのみなさんとお会いしたいと思い、「ひびきの会」の緒方会長に連絡しました。大変喜んで、お聞きしたいこと、ご相談したいことがありますと。
私の一方的な話より、みなさんの声を聞きながら進めることに。
講習会の講師選びは、どこも同じ悩みです。また図書館や社協との付き合い方などは、臆することなく、伝えるべきことは伝えてとアドバイスしました。お互いに意思疎通を図り、信頼関係を築くことが大切です。
「他のグループの様子など聞けて貴重だった」「音訳ボランティアの現状がわかった」「これからの課題が見えてきた」など、感想もいただきました。
せっかく製作したものを、より多くの人に利用してもらうためには、国会図書館に音源を提供できる団体になることを提案。
手続きを進めましょう。会のみなさんのモチベーションの向上につながります。ぜひ挑戦してとほしいと伝えました。
朗読会の方は、楊さんは単なる伴奏かと思いきや、単独の中国笛の演奏があり、楽しく癒されました。「ひびきの会」のメンバーも参加してくれました。
深緑の安曇野・穂高、目にも心にも優しい時間を過ごすことができました。
お世話になりましたすべてのみなさまに、感謝申し上げます。