新交通ゆりかもめに乗って船の科学館という駅で降りて、東京国際交流館に向かいました。東京のウォーターフロントと呼ばれる地域です。何だか近未来都市に紛れ込んだような感じです。
国立の視覚障害センターの皆さんによる「視覚障害者が快適に学習する環境を目指して」と題し、マルチメディアを活用した視覚障害者用教育訓練システムの研究開発についての発表がありました。
中途失明の弱視者の理療科の教科書は「早く」を最優先されなければならないものです。マルチメディアDAISY教科書ということですが合成音声の読み上げは誤読が多いということが最大の欠点のようです。「正しく」は人の読みが適しているでしょうが物によると思いました。いくつもの選択肢の中から利用者が選べる環境が一番です。
ここで出会った皆さんが当方の6月7日(土)「医療関係の音訳を考える」シンポジウムに参加して下さると、より有意義なものになると思います。
盲学校のみなさん、音訳ボランティアが協力し合って何かが生まれると期待しています。(スタッフ 居谷 同行)