2009年が明けました。政治も経済も社会も、すべてが行き詰ってしまったかのように見える昨今です。私たちの活動にも無縁ではないかもしれませんが、せめて、少しでも「志を高く持って元気に楽しく」進んで行きましょう。
さて、たくさんの年賀状の中で(1)今回の「音ボラネット通信」は、利用者にとっても有益な情報がたくさんあって、ぜひお伝えしたいのでテープ機関誌等に収録してもかまわないかというお問い合わせが複数ありました。(2)まわりがデイジーデイジーで肩身が狭く、やりづらくなった。(3)デイジーデイジーと言うわりには、受けたい時に講習会とかがない、といった声が多数でした。
(1)については、今まで会報はどうしても音訳者向けという感が否めませんでしたが、今後はもっと利用者の音ボラネット会員が増えることも願って利用者への情報も発信していきたいと思います。(2)、(3)についてですが、四苦八苦して広報のデイジー版を作成したが再生機が買えない、あっても操作に不慣れな利用者のために更にテープに落としているという話。ある地方都市では100人中デイジー利用者が20人にも満たないという話を聞いています。
2011年(日本点字図書館等でテープの完全廃止)が目前に迫っているわけですが、利用者も音訳者もデイジーへの移行が十分にスムーズにいっているという状況ではありません。テープが存在する間にゆるやかに移行できるようにと願います。そのためのお手伝いが少しでもできることを願っています。
本年もよろしくお願い申し上げます。