まさに花冷えの毎日です。この度(4月1日)韓国MBCから取材を受けました。私たちの活動拠点である飯田橋のボランティアセンターから紹介されて、ということでした。1時間の番組の中で色々な角度から取材をしているようでした。
日本国内における音訳ボランティアの実状、当ネットワークのことなどお話しました。実際に何かを読んでみてほしいという事前の申し出があったので、当事務局の伊藤さんにも同席してもらいました。初め韓国で広く読まれている本としてレイモンド・ジェーンの「読書をする女」を指定されたのでしたが、日本国内ではすでに絶版になっていて入手できませんとのこと。急遽、お好きな物をと言われ、はたと困りました。
いくら韓国とはいえども公共の電波に乗るわけで、どんな本でもいいという訳にはいきません。「著作権」がありますから、著者没後50年以上たっているものというわけで、伊藤さんの手元にあった宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を読んでもらいました。通訳を通してのやり取りで、私たちのことが、どれだけ伝わったのか不安は残りますが、福祉の分野ではまだまだこれからという韓国なので、今日の話をきちんと伝えて参考にさせてもらえればと言われたことに少しホッとしました。いつか、どこかで、みんな繋がっていく。いつもそんな風に思っています。