7月29日30日、第85回全日本盲学校教育研究大会山梨大会が開かれました。 甲府市内の会場で、全体会、基調講演、分科会と続きます。当ネットワークでお馴染みの先生方ともお目にかかりました。さて、なぜ毎回この大会に参加なのかと聞かれることがあります。
・盲教育の専門家の集まりである。
・盲学校とは、近い将来私たちのユーザーとなる児童生徒が居るところである。
・盲学校の校長先生は毎年1/3は代わる。
・現場では、点字が中心のため、音訳物、音訳ボランティアについての知識情報が乏しいようである。
以上のようなことから私たちの存在と活動をご理解いただき、連携ができればと考えるからです。
鹿児島盲の先生から、筑波大学附属視覚特別支援学校の受験を希望している生徒のことを、伺いました。「初めてのことなのでどんなサポートができるのか。外部との連携もありとは思わなかった。連絡します」と。ぜひ協力させていただければと思います。
また、別の先生からは、「図書室には以前からのテープやCDはあるが、新たな依頼がない」ということも伺いました。 学校で教科書から学ぶのは、当然のこと。しかし、それだけで、済むわけではなく、心の成長に欠かせない良書をいかにして与えてあげるか、です。
録音図書をいち早く手に入れるためには、図書館から借りるのが一般的です。でも学校の図書室には、子供たちのためにそれらのものが、常に置かれていて、子供たちが、自由に選べるということが大切。そのためのお手伝いに、私たち音訳ボランティアをお使いくださいと申し上げました。
今回もありがたいことに懇親会の席上、ご挨拶の時間をいただきました。その後、ライトセンターを見学したことのある先生からは、「地道なすばらしい取り組みに感動しております。音訳者の皆様によろしくお伝えください」と。
またある先生からは「ご相談したいことがあります。帰ったら連絡します」と。何かお役にたてれば嬉しいです。 ここでも、回を重ね、顔と顔を会わて話すことの大切さを確認しました。