昨年の暮れに読書権保証協議会では図書館による読み書きサービスの実現に向けて、第一歩を踏み出しました。25日にその第二弾として、「読み書き支援員」養成講習概要の説明会が、神田神保町の(株)大活字内で開かれました。今回も国会議員や区会議員、報道関係者がたくさん参加していて、さすが事務局長の市橋さんの手腕と感じ入りました。こういうことを広く知ってもらうには、マスコミの力を借りるのが第一ですし、予算面からも行政の後押しがなければ活動も、ままなりません。
ここで利用者として、元都立中央図書館の田中章治さんと、支援員役の元京都ライトハウスの加藤俊和さんとで実際のサービスの様子をデモしてくれました。 そして、私も賛同団体の代表ということで挨拶させていただきました。
今、一からこの支援員を育てるのは時間もお金もかかるので、読むというスキルのある、そしてすでにこのサービスを実践している音訳ボランティアに、うまく協力してもらえる方法を考えるのが先決ではと申し上げました。
またあるところで「読み書き支援」が音訳ボランティアと、どう関係あるのかと言われました。何も音訳というのは本を読むだけではない。私たちの訓練された読むという技術が生かせることなら、色々なことに協力していくべきではと話したところです。