5つのプロジェクト

音ボラネットで進行中の5つのプロジェクトについてご紹介します!

1.   月刊誌『世界』(岩波書店刊)全文音訳         プロジェクト

平成21年に利用者から同誌の音訳依頼を受け、録音・製作プロジェクトが立ち上がりました。当音ボラネットには、音訳者を集めてほしいという依頼がありましたので、早速、全国から協力者を募りました。そして、音訳だけにとどまることなく編集にも加わり、更に関係図書館をはじめ多くのみなさまの協力のもと、「サピエ」にもアップされています。

これは利用者の読みたいもの、読み続けたいものへのリクエストに応えることが出来た一つの例ですが、今後も内外のネットワークを生かして利用者の希望に可能なかぎり応えていきたいと思います。

2.   IMD(伊藤忠マルチメディアDAISY)             プロジェクト

伊藤忠記念財団では、平成22年度から障害のある子どもたちのための読書サポートに「マルチメディアDASY図書」を製作し、全国の学校、図書館、医療機関等へ寄贈する「わいわい文庫」事業がスタートしました。その事業の音源部分の提供依頼が当会にありました。毎年、幼児用から高学年以上用まで、様々なジャンル約30タイトルの音源を提供しています。Ver.BLUEは、障害の有無にかかわらず利用できます。令和2年度からは国立国会図書館へもアップされるようになりました。

3.「テキスト化」プロジェクト

平成23年、東日本大震災発生の直後、各省庁から配信された震災情報は合成音声で読み取れない「PDF」のみで、読み上げができるようにテキストデータに変換してほしいとの強い要請がありました。これをきっかけに、手探りで始めた「テキスト化」の作業ですが、現在は途切れることなく依頼があります。

現在まで、完成して納品したタイトル数は700を超えています。
資格試験対策本や生活資料や研究資料などの依頼が多くよせられます。
丁寧、迅速、正確が評判をよび、大忙しです。

また、国立国会図書館仕様に則り完成したプレーンテキストデータは、39タイトル提供しています。

一覧は準備ができ次第掲載します。

4.図書館連携プロジェクト

このプロジェクトは、「もっと多くの図書を提供したい」新宿戸山戸山図書館の要請でスタートしました。
呼びかけに手を挙げてくださった個人、グループ会員によって製作された図書は、図書館の検品を受けた後、「サピエ」に書誌情報がアップされています。
2023年度は6タイトルを納品しました。

5.『子どもの本棚』プロジェクト

令和4年から、子どもたちに肉声で児製書を製作し、国立国会図書館にデータを提供しよう!を目的に、会員の皆さんに参加募集を始めました。
みなさまのご協力で、令和6年度には国立国会図書館に提供した 児童書が100タイトルになりました。

一覧を掲載いたします。➡ 子どもの本棚完成タイトル100(2024年9月現在)

ご利用を希望される方(条件あり)は、国立国会図書館「みなサーチ」から登録をすると利用できます。

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『名著を読もう』プロジェクトは2023年度の納品を最後に終了しました。
ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。

 

全国音訳ボランティアネットワーク通称〝音ボラネット〟のサイトです!