No.242 物事は単純ではない?

「いつもよくそんなに、あちこち出かけて、いろんな人と会うことが、苦になりませんね」とは、よく言われることです。
決してそんなことはありません。「よいこらしょ!」という時もあります。
実は、大きな組織のリーダーのみなさんを、お訪ねする時、何となく敷居が高く感じられることがあります。当ネットワークの歴史の浅さ、私自身の勉強不足が、気後れする理由かもしれません。
でも、全国と名前を冠した団体です。少しずつですが、認知度が上がってきています。私たちの進むべき道を、注目してくださっている方もいます。その道を誤らないためにも、いろんな所に出向き、いろんな立場のみなさんにお目にかかることは、とても重要だと考えています。ですので、図々しくも明るく「藤田が行く」を実践しているわけです。
先日は、日本障害者リハビリテーション協会の野村情報センター長を、お訪ねしました。じっくりお話を伺うのは、初めてです。マルチメディアDAISYのこと等、いろいろ教えていただきました。今は、マンパワーが、教科書作りに特化されています。
現状、勉強がしたいのに教科書がないという子どもたちに、一冊でも多くの教科書を届けなければならない。しかし、教科書製作にかかりっきりになっていれば、いいというわけではありません。本来なら、文科省のやるべきこと。行政への働きかけも、重要です。何事も、一筋縄ではいきません。
あちらでもこちらでも、小さな催し(勉強会であったり、シンポジウムであったりします)が開かれています。もちろん、それも大切です。
しかし、もっと大きな輪になって、行動を起こすことも大切ではないでしょうか。何かの折りには、多少の立場の違いはあっても、みんなで協力しあえるようになるといいです。常に誰のための、何のための活動なのかということを、忘れないようにしたいと思います。
野村さんにお目にかかって、いろんなことを考えました。
ありがとうございました。

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