珍しく2日間ほど、日本点字図書館に、おじゃましました。
それぞれに目的はあったのですが、それとは別に、小野館長にお目にかかりました。
「藤田が行く」を見てくださっている、奇特な方のお一人です。
私たちの活動や目指しているものから、共感できる部分があれば、何かできないかと考えてくださっているふしがあります。(勝手な憶測です)今まで、ずっと視覚障害の方が館長だった中で、初の目の見える館長として指揮をとられています。
広く視覚障害者支援の活動を地道に続けてこられた方だとお見受けしました。
NPOの代表でもあれば、自在に動けるということもあるでしょうが、いかんせん「天下の日点」です。
こういう社会情勢でもありますから、難しい点がたくさんあって大変だと、勝手に想像しているところです。
さて、音訳講師の松本先生にもお会いしました。
直接お目にかかって、一言お伝えしたいことがありました。思いがけないタイミングで、一つ解決できました。
川崎市盲人図書館の飯田館長は、先日の関点協春期研修会に参加されていた方です。改めて、ご挨拶させていただきました。
また、長崎県視覚障害者協会の野口会長とも、名刺交換できました。
また、そこで行われていた集まりの参加者にもお会いできました。筑波技術大学の長岡先生と田中さんには、1日の研修会のお礼を直接申し上げることができました。
視覚障害者支援総合センターの高橋理事長と村上さん、東京大学の韓さん、大阪の三上さん、「読み書き支援」でお世話になった加藤さんとも、ご挨拶できました。
短時間で、さまざまな方に出会えて幸いでした。
しょせん、顔と顔を合わせてお互いを知ることからしか、始まりません。
特に歴史の浅い私たちのことを、多くのみなさんに知ってもらいたいと思います。私たちの音訳活動は、大切な活動ですし、私たちの原点でもあります。ここを疎かにするつもりはありません。
しかし、大きくいえば、今の日本の現状、そして視覚障害者をとりまく環境をしっかり認識した上で、今の活動を考えていかないと、下手をすると「音訳者よがり」に陥りかねないと思います。
そのために、日常の活動に追われている音訳者のみなさんに、成り代わり、あちこち出向き、情報を収集し、発信しているつもりです。
ここは、みんなでしっかり考えていきたいものです。