音ボラネット事務局 のすべての投稿

春のチャリティー音楽祭プレミアムライブ2025

全国から視覚障害アーティストが集う春のチャリティー音楽祭が開催!

春のチャリティー音楽祭プレミアムライブ2025

2025年3月にさいたま市で行われる「春のチャリティー音楽祭プレミアムライブ2025」は、全国から視覚障害を持つアーティストたちが集まり、迫力あるライブパフォーマンスを披露する初の試みです。このイベントでは、18組の才能豊かな音楽家たちが一堂に会し、障害を乗り越えた感動のステージを繰り広げます。

参加アーティストとその魅力

注目のミュージシャンには、東京都墨田区から全盲のシンガーソングライターわたなべちひろさんや、小汐唯菜さんがいます。彼女たちは東京パラリンピック2020の閉会式での歌や演奏で話題を集めました。また、大阪からは18歳の全盲ドラマー酒井響希さんが初出演します。彼はX JAPANとの共演歴を持っています。この若き才能の演技も必見です。

さらに、全盲のヴァイオリニスト白井崇陽さん、聴覚障害を持つ手話パフォーマーNyankoさんとのコラボによる、障害種別を超えた感動のステージも予定されています。

クラシックな音楽に挑む全盲のホルン奏者坂田優咲さんや、ソプラノシンガー澤田理絵さんの演奏も見逃せません。イベントのフィナーレでは「浦和児童合唱団」と共演し、全盲アーティストたちの心に響く歌声が調和の美を生み出します。

チケット情報

チケットの価格は前売りが2,000円、当日券は2,500円です。全席自由で、小学生以下は無料で参加できます。チケットは「チケットぴあ」や全国のセブンイレブンの端末でも購入可能です。ぜひこの機会に、異なる才能が一つのステージで輝く姿をご体験ください。

一般社団法人視覚情報サポートラジオの想い

このイベントを主催するのは、視覚障害を抱える前田憲志氏が代表を務める一般社団法人視覚情報サポートラジオです。前田氏は塾講師として活躍していましたが、視力を失ったことがきっかけで多くの視覚障害者のアーティストと出会い、音楽を通じて希望を提供するプロジェクトを発足しました。

チャリティー音楽祭は、彼の思いから生まれたイベントで、年々規模が拡大し、視覚障害者の才能を広く世に知らしめる機会となっています。今年の春の音楽祭はその集大成とも言えるイベントです。観客は感動の瞬間を直接体験し、彼らの「見えない力」に触れることができるでしょう。

エンターテイメントと福祉の融合

会場では、盲導犬体験や福祉機器の展示、さらには音楽とトークのバラエティーイベントも開催されます。これは「春のチャリティー音楽祭プレミアムライブ2025」として、埼玉のコミュニティを未来へとつなぐ重要な機会です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

◇ 他のメディアでのご紹介 ◇

ビッグローブ ニュースhttps://news.music.jocee.jp/article/199514c4-ef33-11ef-a2a5-9ca3ba08d54b#gsc.tab=0

日系 コンパスhttps://www.nikkei.com/compass/content/PRTKDB000000004_000126689/preview

サードニュースhttps://news.3rd-in.co.jp/article/27636b02-ef31-11ef-9757-9ca3ba083d71#gsc.tab=0

プレミアムライブに関する詳しい情報は「プレミアムライブ公式サイト」へ
http://airfolg.jp/premiumlive/index.htm

『点字新聞が伝えた視覚障害者の100年 自立・社会参加・文化の近現代史』発刊

点字新聞「点字毎日」編集長 濱井良文氏から出版のお知らせが届きました。
濱井氏は音ボラ発足当時から私たちの活動を取材をしてくださっています。

—————————————–

「毎日新聞社から発行されている週刊の点字新聞「点字毎日」の編集部が今月20日、明石書店から発刊されます。

タイトルは『点字新聞が伝えた視覚障害者の100年 自立・社会参加・文化の近現代史』(毎日新聞社点字毎日編集部編、2800円+税)。

1922(大正11)年5月の創刊から今日まで、100年以上にわたって点字の紙面で伝えてきた視覚障害者文化の歩みを記録し、より多くの人に知ってもらおうと企画されたもので、写真もふんだんに使って編集されています。

今年2025年はフランスのルイ・ブライユによって点字が考案されて200年という記念の年です。それに合わせて刊行されたのもあって、序章は「点字のはじまり」、終章は「点字の今、未来」として、文字である点字の存在価値についても伝えています。

点字毎日という新聞がどのようなきっかけで生まれたのかという創刊のエピソードや、活字版や音声版、点字データを配信する電子版などマルチメディア展開していく様子も紹介されています。また巻末には、視覚障害者文化に関わる主要な出来事と点字毎日に関する主要年表も掲載しています。巻末にはテキストデータ引換券が付いています。

詳細はこちらです ⬇

https://www.akashi.co.jp/book/b658645.html

やまねこ朗読発表会

山根基世師の朗読指導者養成講座受講者による発表会のお知らせです。

詳しくはチラシをご覧ください。

やまねこ朗読発表会のご案内

また、朗読に関する動画
フォーラム「ことばを楽しむ ことばでつながる」(東京編・大阪編)も合わせてご案内いたします。

チラシは ⬇
フォーラム「ことばを楽しむ ことばでつながる」のご案内

 

 

No.569 出前授業

ありがたいことに今年もまた、地元の小学生に視覚障害について話す機会をいただきました。
四年生3クラスが対象です。

事前に3人の担任の先生には、会報「音ボラネット通信」をお渡ししました。
そのせいか、音訳についても話してくださいと言われました。
前回は、ほとんど触れなかった部分です。

初めにみんなに目を閉じてもらって、自己紹介しました。
名前の漢字、着ている物の説明もしました。

また点訳ボランティアさんにお願いして、3行ほどの点字を打ってもらい、全員に配り、点字の決まりごとなども話しました。
そして音訳のことも。
点字利用者は1割ということや、視覚障害には、全盲と弱視があるということなどなど、ほとんどの子どもたちには、初めて聞くことばかり。
子どもたちにとっても私にとっても、あっという間の45分でした。

一方的に話すのではなく、質問を投げかけたりしながら進めました。何か的を絞った方がいいのかとも考えましたが、相手は四年生。
「広く浅く」が一番と思いました。

見えない見えづらいは、大変なことが多いけど、決して可哀想ではない。
ピアニストやヴァイオリニストや先生や弁護士など、社会で活躍している人がたくさんいますと付け加えました。

そして夢を諦めなければ、背中を押してくれる人がいて、支援してくれる人がいますと、結びました。

終了後には、全員からお手紙をもらいました。
音ボラネットのことを、ネットで調べてみますという子や、こんな身近なところで、すごい人がいるなんて知りませんでしたと書いてくれる子。
更には将来、音訳をやったみたいとか、どこかで視覚障害者にあったら、声をかけますなど、嬉しい言葉があふれていました。

みなさん、真剣に聞いて、さまざま考えてくれて、ありがとうございました。

瞽女唄コンサートのおしらせ

1月14日のEテレ「瞽女唄が聞こえる」に出演された広沢里枝子さんの生演奏が楽しめる「瞽女唄コンサート」のご案内です。

広沢さんからのコメントもいただきました。
広沢さんは、今年6月の「音ボラネット 総会」で
お話と演奏をお願いしています。

************************************
皆様へ

お待たせいたしました。
第6回目の『瞽女唄の息吹』コンサートを紫苑で開催いたします!

今回は、パワフルな姉妹弟子井浦美里さんをゲストにお迎えして「正月祝い口説き」と「とっくり口説き」。「おしげ清蔵」と「ねずみ口説き」のように、同じ節で全く別の唄になる瞽女唄独特の替え歌のおもしろさを楽しんでいただけたらと思います。

他にも、春らしい明るい唄を唄って、荒川土手に菜の花の咲き出す季節を楽しんでいただきたいと思います。
ご予定いただけましたら幸いです。

2025年1月吉日
広沢里枝子 「越後ごぜうたグループ さずきもん」会員

詳しくはこちらのチラシをごらんください。

 

 

No.568 銀ブラ?

伊藤忠記念財団50年のあゆみ〜すべての子どもたちに読書の喜びを〜が始まりました。(詳細は「イベントいろいろ・展示会」に掲載)

会場の教文館ビル9階ナルニア国店内のナルニアホールに行ってきました。

教文館は、120年の歴史ある銀座の老舗書店です。

その9階にあるナルニア国は、子どもの本の専門店です。恥ずかしながら、これまでナルニア国の存在を知りませんでした。

子どもたちはもちろん昔、子どもだった私たちも、夢あふれるワクワクするフロアです。

その一角に、こじんまりしたホールがあり、おもに写真で、財団の50年の歩みがたどれるようになっています。

ナルニア国を訪れた人が、ちょっとホールを覗いて、財団の取り組み、特に「わいわい文庫」のことに、興味を持ってくれたらと願います。

ぜひ皆さまも、銀ブラでもしながら、立ち寄ってはいかがでしょうか。

ちなみに私は、お隣の木村家であんぱんを買いました。店内の外国からのお客さまも、買っていましたよ。

公益財団法人 伊藤忠記念財団50周年記念企画のお知らせ

「わいわい文庫」に協力させていただいている伊藤忠記念財団からイベントのお知らせが届きました。 (二つあります)
是非お立ち寄りください。

伊藤忠記念財団50周年記念企画

https://www.itc-zaidan.or.jp/50th.html

◇伊藤忠記念財団50年のあゆみ
   ~すべての子どもたちに読書の喜びを~

期間:2025年1月10日(金)~2025年2月2日(日)

場所:教文館ビル9F ナルニア国店内 ナルニアホール

(東京都中央区銀座4丁目5-1 )

 

◇伊藤忠記念財団50周年企画展示「未来につなぐ子どもの読書」

期間:2025年2月5日(水)~2025年3月2日(日)

場所:ITOCHU SDGs STUDIO GALLERY

(東京都港区北青山2丁目3−1 Itochu Garden B1F)

開催時間:11:00~18:00

休館日:毎週月曜日および2/16(日)

※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館

 

No.567 科学へジャンプ

筑波大学附属視覚特別支援学校(以下、附属盲)での「視覚障害児のための科学へジャンプ地域版フォーラム2024」に参加しました。

先日のEテレ バリバラをご覧になったみなさんには、この学校の卒業生で、早稲田大学先進理工学部へ進学した天川さんの頑張りと早稲田大学の奮闘が、短時間ながらも伝わったことと思います。

天川さんは、附属盲で「科学へジャンプ」を経験した方です。

この附属盲での学びがなければ、天川さんの理工学部への受験も、もしかしたらありえなかったかもしれません。

それほど、「科学へジャンプ」は、視覚に障害のある子どもたちにとって、特別な意味合いを持つものだと思います。

さて今回は、先ず「神奈川県立 生命の星・地球博物館」の田口公則先生です。

「科学へジャンプと博物館の間でユニバーサルな問いを探る」と題してのお話しがありました。

次は、國學院大学教授で元「新潟県立歴史博物館」の山本哲也先生です。

「ワークショップ『縄文時代は科学の始まり?』は試行の連続」でした。

山本先生のお話しの中で、新潟県唯一の国宝は火焔土器だと、教えていただきました。

子どもたちの学びの後追いをしながら、ワクワク感あふれるひと時でした。

田口先生の盲学校での理科授業についての以下の言葉、特に印象に残りました。

「少人数による徹底的な観察学習、触察による観察の共有、そして言葉による綿密なコミュニケーションが、不可欠なこと。教師は生徒一人ひとりの観察の様子を丁寧にフォローアップしながら、言葉を通して理解を深めていく。この共感と対話を重視した学習スタイルは、科学的思考の育成に不可欠な要素を含み、理科教育の本質を体現していると実感した」

このたびも、さまざまな気付きがありました。

毎回お誘いくださり、感謝です。
ありがとうございました。

「瞽女唄が響く」アンコール放送のお知らせ

2025年6月の音ボラネット総会でお話と瞽女唄の演奏くださる
広沢里枝子さんからご連絡がありました。
ぜひご覧ください。
***********************************
今年の1月にNHKのハートネットTVで放送された「瞽女唄が響く」のアンコール放送が決まったそうです。
年明けの1月14日と22日の予定です。
よろしかったらご視聴ください。

<アンコール放送予定日>
放送①:2025年1月14日(火)20:00~20:29 (Eテレ)
※NHKプラスにて同時配信&見逃し配信あり(1月21日(火)20:29まで)

放送②:2025年1月22日(水)00:30~00:59 (Eテレ)
※NHKプラスにて同時配信あり

 

No.566 『世界』打合せ

月刊『世界』の打合せと聞くと、しみじみ一年の経つのは早いものだと思います。

今年も群馬や静岡から新幹線参加の方たちがいます。本当に頭が下がります。

仙台の外尾さんと町田の佐伯さんが体調を崩されたとのこと。
みんな生身の人間。ここまで走り続けてくると、どこか不調をきたします。

次は、我が身という思いです。

音訳の当番月決めに苦労すると思いきや、千葉の松本さん、吉岡さん、広域グループの佐藤さん、みなさんのおかげで、何とかなりました。

事務局の堀江さんには、多大なご負担をおかけしています。

前回の総会には、堀江さんにご登場いただき、『世界』の窮状を訴えていただき、私も叫び?ました。

おかげさまで、新たな協力者が名乗りを上げてくれました。

が、ここに来てまた、SOS‼️毎回薄氷を踏む思いです。

月刊誌を音訳している他のところからも毎回、大変という声が、聞こえてきます。

安定して『世界』を出し続けるために、どうぞご協力をお願いします。

ベストは、グループ単位の参加ですが、贅沢は言ってはいられません。1人でも2人でも結構です。

『世界』を毎月、心待ちにしてくださっている利用者さんのために。

外尾さんからはメールが、佐伯さんからは電話がきました。
十分療養の上の復帰を、首を長くしてお待ちしています。