音ボラネット事務局 のすべての投稿

No.602 みんなでつくる インクルーシブ・ライブラリーの可能性

読書工房の成松さんから、スタッフとして参加しませんかと、お誘いを受け、上記「講演とパネルディスカッション」に参加しました。中和さん、橋口さん、山本さん夫妻、田中さんとご一緒です。

会場は、国立オリンピック記念青少年総合センター。

企画運営が、NPOブックスタート、読書工房、出版UD研究会です。

お仕事といっても、エレベーターの前に立って、降りてくる方の案内でしたが、思いがけない方との再会があったりで、楽しかったです。

先ずは講演二題。

イギリスの児童作家であり、多様性とインクルージョンの推進に取り組んでこられた、アレックス・ストリックさん。

「理想のインクルーシブ図書館ーイギリスの事例から未来を描くー」

もう一題は、みんなの森 ぎふメディアコスモス元総合プロデューサーの吉成信夫さんです。

演題は、「にぎやかな図書館はみんなの居場所」

その後のパネルディスカッションの3人は、藤澤和子さん、阿部治子さんは馴染みの方です。

もう1人、松森果林さんは、聴覚障害者であり、聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザーです。

アレックスさんは、「誰もが違っているを忘れてはいけない。楽しみ方に正解も不正解もない。更には、図書館とは音のある空間」の言葉が、心に残りました。

また、1番注目したのが、吉成さん。

「図書館ってだれのための公共施設なのか。図書館をまちに開く、本は人とまちをつなぐ」

「メディアコスモス(図書館)は、人とまちを繋ぐ屋根のついた公園である」が、ガツンときました。

更に、「連携とは、人を中心にゆるく繋がっていくこと」も印象に残りました。

みなさん、いくつもの顔を持っている方々です。

一方的なものの見方ではなく、固定概念を打ち破る、こんなアプローチもあるのかと思わせてくれる、示唆に富んだイベントでした。

No.601 田川市での研修会

1月10日付け「藤田が行く!」にご紹介した、福岡県田川市内での研修会のことです。

「福岡県点字および録音図書連絡協議会 施設職員・ボランティア研修会」にオンライン参加しました。

今更ですが、講師は佐藤聖一さんです。

読書バリアフリーのこと、公共図書館の障害者サービスのこと、点字図書館のサービスのこと、サピエやみなサーチのこと、点訳・音訳ボランティアについてなどなど、多岐にわたり、お話しされました。

北九州市の点字図書館では、オンライン参加者のために、会場をセッティングしてくれたそうで、たくさんのボランティアが参加していたと、市内の窪田さんが教えてくれました。

この研修会のことを知ったのは、佐藤聖一さんからでした。

「田川市内での研修会に行くことになった。当日の午前中、市内のどこか、見学できそうなところはないか。案内してくれる人はいないだろうか」という連絡がありました。

私もそうですが、遠方に出かけるとなると、当日の現地入りは難しく、前泊とならざるをえません。

が、そうなると貴重な時間のロスが生じます。

あちこち当たり、田川市の「ひまわり」の中川さんに行き当たりました。

初めてのことでもあり、不安もあったことでしょうが、引き受けてくれました。

佐藤さんも私も、興味を惹かれたのは、「田川市石炭・歴史博物館」でした。

田川市はかつて、筑豊炭田の中心地として、日本の近代化を支えた「炭鉱の町」です。

中川さんには、佐藤さんと待合せて、博物館の案内をお願いしました。

中川さんが事前に、学芸員さんに説明を依頼してくれたおかげで、「非常にわかりやすく、楽しかった」と佐藤さんにとても喜んでもらえたそうです。

佐藤さんを会場まで、送ってくれて、ご自分は、ご家族のお昼の用意のために、自宅へ。そしてまた、会場へ戻り、受講。きっと慌しかったことでしょう?

こういう方がいてくださるおかげで、視覚障害者のみなさんも、安心して移動できます。

終了後、中川さんから、「無事、任務完了!ホッ」というメールが届きました。

お気持ちよくわります。

本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

「子ども文庫研究交流会」(2月15日(日)のご案内

公益財団法人 伊藤忠記念財団から、交流会のお知らせです。
会場とオンラインでも参加できますので、
多くのみなさまにご参加いただきますよう
お願いいたします。

以下伊藤忠記念財団からのお知らせです。
———————-

このたび当財団では、子どもに本を手渡す方の学びと交流会の機会として、「子ども文庫研究交流会」を開催することとなりました。
本交流会は、当財団 助成事業部主催で、今後も継続して実施していく予定です。

第1回は、出版クラブホールおよびZoomにて、さくまゆみこ氏の講演会と、文庫の方による事例発表を行います。

ご都合がよろしければ、ぜひお申し込みください 。申込締切は2月5日(木)です。

音訳ボランティアの皆様にもご紹介いただけますと幸いです。

また、本日、読書バリアフリー研究会(6/22 国際子ども図書館)にご参加いただいた方に、一斉に同様のご案内をお送りいたします。内容が重複いたしますが、ご容赦ください。

【子ども文庫研究交流会 in 東京】
〇日程  2026年2月15日(日) 午前10時30分 ~ 午後4時00分

〇会場  出版クラブホール(東京都千代田区神田神保町1-32)

〇参加方法・定員  会場参加:定員80名
オンライン(Zoom)参加:定員100名

〇申込方法や詳細は、詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.itc-zaidan.or.jp/summary/library/kouryuukai/
———————–
お知らせは以上です。

 

No.600 出前授業

今回で3回目となる近くの小学校での、出前授業です。100数名の4年生が対照です。

昨年11月に実施されたものですが、授業を受けての子どもたちからのお手紙(感想等)を年明けにいただき、それに目を通してからと思い、今にいたりました。

事前に学年主任の先生に、会報「音ボラネット通信」をさしあげました。

そのせいか、視覚障害者に出会った時、子どもたちにもできることを教えてほしいということと、音訳についても話してと言われました。

先ず準備したのは、点訳ボランティアさんにお願いして、3行ほどの点字を用意し、全員に配布しました。

言葉の説明やらをまとめたスケッチブック。

都度、板書していては、時間がもったいないので。

さらには、図書館司書の先生にお願いして、バリアフリー図書を用意していただきました。

子どもたちの声をいくつか、あげます。

視覚障害者というのは、全盲の人しかいないと思っていた。弱視の人が多いのには、びっくり。

点字を使える人が少ないこと、音訳が完成までに時間がかかることに、驚いた。

点字は何となく知っていたけど、音訳については、知らなかった。

音訳を知らないのは、大人も同じです。世間の音訳に対する認知度は、低くすぎます。改めて、ことあるごとに発信していかなくてはと思いました。

さて今回初めて、室内ながら誘導体験にチャレンジしてもらいました。

白杖を持ち、近くを歩いている人に先づ声をかける。子どもたちが歩き慣れている駅までの道を、ガイドしてもらうことに。

私が白杖の人、ガイド役には、たくさんの手が上がりました。嬉しいですね。

声がけの仕方など、ガイド役の子は、もちろんですが、みんなで考えながら進めました。

またなるべく、当事者の声を聞いてもらうために、新聞などに掲載された記事を読むようにしています。

音訳だとこんなふうに読みますよということも伝わるかなと。

用意していただいたバリアフリー図書ですが、いつも使っている図書室に点字や拡大の本があることを、子どもたちは初めて気づきました。

特に『バスが来ましたよ』(アリス館)は、実際にあったお話です。全盲の男性の通勤を支えたのは、「バスが来ましたよ」という女の子の一言でした。その子が卒業しても、その一言は、次々と受け継がれていったという実話です。

これに対しての感想だと思うのですが、「本に興味がなかったが、藤田さんに言ってもらった本を読むと、他の本もどんどん読めるようになりました」とありました。

嬉しいですね。

子どもたちの感性には、こちら側が驚かされたり、気付かされたりすることがあります。毎年こういう機会を与えていただけることに感謝しかありません。

たまたまこの日は、オープンスクールの日で、保護者の方にも聞いていただけたこともありがたいことでしたし、校長先生や教頭先生も参加してくださいました。

子どもたちや、みなさま、ありがとうございました。

No.599 九州は福岡県田川市での研修会

1月も10日が過ぎました。

みなさまにおかれましては、穏やかな新年を迎えられたことと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。

「福岡県点字および録音図書連絡協議会 施設職員・ボランティア研修会」の開催の情報をある方から教えていただきました。

日時  2月13日(金)14時〜16時
会場  福岡県田川市民会館 講座室
開催形式 会場(50名) オンライン(90名)

申込締切 1月25日(日)
申込方法 インターネット  www2.lib.pref.fukuoka.jp
FAX 0947-44-0384(田川市立図書館)

講師   佐藤聖一氏
演題   視覚障がい者等読書に困難のある人のために
図書館等施設・行政・ボランティアの役割と連携を考える

田川市内のみなさんはもちろんのこと、その周辺のみなさん、そしてオンラインなら、どこからでも参加できますので、遠方のみなさんも、ぜひ、ご参加ください。

講師が佐藤聖一さんということもありますが、演題にも惹かれました。私も早速、オンライン参加申し込みました。

佐藤さんの生声を、聞いたことがない方がたくさんいらっしゃることでしょう。

佐藤さんは、視覚障害当事者であり、長年、障害者サービスに携わってこられた方です。

施設職員だけでもなく、ボランティアだけでもなく、みんなで学ぼうというコンセプトが素敵です。

1人でも多くの方の参加がありますように。

瞽女唄コンサートのご案内

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年の総会で瞽女唄を演奏してくださった広沢さんから
コンサートのお知らせが届きました。

迫力ある演奏にふれてみませんか。

—–以下 ご案内 —–

瞽女唄の息吹
広沢里枝子越後瞽女唄コンサートinこうのす紫苑

日時: 3月15日(日) 13:30開場14:00開演

料金: 3,000円  障害者・介助者おひとり500円引き(飲み物別途)

会場:カフェ紫苑

案内文
今回は姉妹弟子遠藤恵子さんをゲストにお迎えして「祭文松坂 八百屋お七」の一の段を遠藤さん、二の段を広沢がご披露します。(広沢談)

お問合せ・お申込み

カフェ紫苑(敷地内駐車場20台以上完備)
〒369-0133
埼玉県鴻巣市小谷2275(JR北鴻巣駅より徒歩20分)
電話080-9124-1944

メール
shionkounosu@gmail.com
https://www.facebook.com/cafeshion/posts/1532979914518482/

No.598 一年間、お世話になりました

おかげさまで、今年もあちこち飛び回りました。

懐かしい方々との再会もあれば、新しい出会いもありました。

たくさん勉強させていただきました。

12月20.21日には、新宿区内の戸山サンライズで、第47回総合リハビリテーション研究大会 教育を総合リハビリテーションの観点から考える〜特別支援教育とこれからの教育を改革するために〜に参加しました。

参加者200人の内訳は、大学教授、高中小の校長先生、特別支援学校や福祉関係者、そして保護者の方々です。

私のような立場の人は、たぶん他にはいなかったと思います。

畑違いという言葉がありますが、周辺のことを知ることは、大切なことだと言ってくださった方がいます。

たくさんの登壇者の中で、不登校やひきこもり経験者、発達障害などの当事者のお話し、困ったこと、辛かったことなど、一人ひとり違いますが、身につまされました。

サードプレイス(第三の居場所)というより人だという言葉に重みを感じ、考えることの多い、集まりでした。

2025年も、間もなく暮れます。

2026年も、みんなで手を取り合って、少しでも明るい社会のために頑張りましょう。

みなさまどうぞ、良いお年をお迎えください。

そして、来る年もよろしくお願いいたします。

No.597 チャリティコンサート

今年で23回目となる、日本点字図書館 本間一夫記念チャリティコンサートに出掛けました。

初冬の穏やかな陽を受けながら、会場の東京文化会館周辺は、相変わらずの人混みです。

いつからか、このチャリティコンサートのご案内をいただくようになり、当事務局メンバーはもとより、友人・知人にも声がけし、協力してきました。

今や、ありとあらゆる集まり・イベントがありますが、なかなか人集めに苦慮している所が多いと聞きます。

「このチャリティコンサートの収益は、点字図書・録音図書の製作や貸し出しなど、視覚障害者に役立つ事業の運営に使わせていただきます」とパンフレットの中で、長岡 英司理事長が述べられています。

さて、ヴィオラの澤和樹さんは、東京藝術大学の前の学長。

ヴァイオリンの澤亜樹さんは、お嬢さん。

チェロの鳥羽咲音さんは、ベルリン芸術大学に在学中の20歳。ピアノの菅田利佳さんは、東京大学教育学部を首席で卒業。お仕事の傍ら、アマチュア演奏家として活躍している視覚障害者です。

やはり、生の演奏は、素晴らしいです。心洗われます。

演奏はもちろんですが、女性演奏家の衣装がステキです。

澤さんと鳥羽さんお二人は、赤いドレスでしたが、同じ赤といってもさまざまな赤がありますので、デザインも違い、まるで、別物。

菅田さんは、スパンコール輝くピンクのドレス。三人三様。目の保養です。

菅田さんは挨拶のなかで、特に点字楽譜に助けられ、腕を磨いてきたと、ボランティアへの感謝を口になさったのは、とても印象的でした。

来年2026年は、12月12日に練馬区立練馬文化センターで草 冬香さんのピアノ演奏だそうです。

お近くの方もそうでない方も、ぜひ、おでかけください。