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読書バリアフリー研究会 特別研修「読書バリアフリーをすすめるために」

公益財団法人 伊藤忠記念財団からお知らせが届きました。
読書バリアフリー研究会特別研修「読書のバリアフリーをすすめるために」が開かれます。
詳細は下記にチラシも合わせて掲載します。
多くの音訳者のみなさまもご参加ください。
会場参加とオンデマンドと日程がちがいます。
ご確認ください。

【会場開催】
日程:2025年6月22日(日) 10:00~16:20
会場:国立国会図書館 国際子ども図書館 アーチ棟1階 研修室1
定員:80名
申込:4月25日(金)~6月13日(金)

【オンデマンド配信】
日程:2025年8月20日~11月3日(月・祝)予定
申込:6月23日(月)~8月13日(水)

募集案内はこちらです。

読書バリアフリー研究会募集案内(6月22日東京)

会場参加のお申込みは、4月25日(金)より開始となります。

以下は今後の予定も合わせてご覧ください。
現在、講演内容、時間等は調整中です。

◇読書バリアフリー研究会 新潟

日時:2025年8月30日(土) 10:20~16:40
会場:新潟市立図書館 ほんぽ-と中央図書館

さまざまな障害の特性を知り、具体的な読書支援の方法を学ぶ機会として、サピエ図書館、バリアフリー図書の棚、読み書き障害のある人への読書支援等についての講演およびディスカッションを予定しています。

◇読書バリアフリーフォーラム 九州・沖縄

日時:2025年9月14日(日) 10:00~16:30
会場:電気ビルみらいホール 4階 大会議室
※Zoomによるオンライン配信も予定しています。

九州・沖縄エリアの読書環境や読書支援の現状と課題などについて、事例発表を中心とした講演およびディスカッションを予定しています。

◇読書バリアフリー研究会 福島

2025年11月8日(土) 10:00~16:30
福島県立図書館 第一研修室
さまざまな障害の特性を知り、具体的な読書支援の方法を学ぶ機会として、読書バリアフリーの現状と課題、ICTを用いた読み書きサポートの可能性と課題、多様なニーズのある子どもたちへの読書支援などについて講演およびディスカッションを予定しています。

総会のおしらせを発送しました。

4月22日(火)に、第10回総会のおしらせを発送しました。
お送りした内容は

・総会のおしらせ(A4)
・総会資料(冊子20ページ)
・出欠票(委任状付)(Zoom参加の方も委任状をお送り下さい)
・振込用紙
・返信用封筒(恐れ入りますが切手を貼ってください)
・Zoomへの参加方法(カラーチラシ)
です。

出席(会場参加・Zoom参加とも)欠席にかからわず、返信封筒で出欠票または委任状をお送り下さい。
会場参加の方は大変お手数ですが官製ハガキもご用意いただき
返送先をご記入の上、封筒に同封してください。
(会場参加証になります)
Zoom参加の方はメールでもお申し込みください。

今回は「普通郵便」を利用していますので、遅くても週明けにはお手元に届く予定です。

ご不明な点は事務局までメールでお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

No.579  「ライフ・イズ・クライミング」

「点字毎日」のほんの数行の記事に惹かれ、お馴染みのアルカディア市ヶ谷の上映会に参加。

パラクライミングの選手として数々の受賞歴を誇る、全盲のクライマー小林幸一郎(コバ)さんとプロのロッククライミングインストラクターである、鈴木直也(ナオヤ)さんとの息の合ったアドベンチャーを描いたものです。

日本映画批評家大賞ドキュメンタリー賞受賞作品です。

会場からは、悲鳴に近い声があがったり、笑いが起こったり、ハラハラドキドキ、時にジンワリ。

アメリカはユタ州の砂岩、フィッシャータワーズの絶壁。

「落ち着いて!大丈夫!ぜったい大丈夫‼️」サイトガイドの「ナオヤの声の力は、大きい」とコバさんは言います。

感動しました。小さな事でクヨクヨしている自分、勇気が湧いてきました。

会場は、満席状態でしたが、もっと多くの人に観てもらいたいと思いました。

主催はCWAJ(College Women’s Associatioion of Japan)です。

早目に着いた受付からは、英語と日本語の入り混じった賑やかな声が。

日本の方も流暢な英語を話しています。

それもそのはず、この会は、世界数十か国からの女性会員が、教育・文化の国際貢献を目指している団体です。

さまざまな活動の中で、視覚障害者との交流の会「V V I(Volunteers for  Visually Impaired」があります。

奨学金制度があり、視覚障害学生への支援が行われたり、英会話の指導もしています。

会場でお会いした半田こずえさんも「私も、こちらの会には、お世話になったのですよ」と。

なるほど会場には、大学生と思しき若い視覚障害の方が、たくさん参加していましたし、会場でも何人かの方の紹介もありました。

上映後の会場からの質問に応えながらのコバさんとナオヤさんのトークも楽しかったです。

開場前に、小林さんとおしゃべりもできてよかったです。

50年にわたる視覚障害の方々との固い絆を記念した上映会を主催なさった、素晴らしい会のことを失礼ながら初めて知りました。

地道に意義ある活動をなさっている方々から勇気と元気をいただきました。

No.578 朗読会

世田谷は梅ヶ丘のうめとぴあで開かれた、朗読会に参加しました。

昔、すぐそばにある羽根木公園の梅まつりに来たことを思い出しました。

こうばこの会と俳優の大地康雄さんによる朗読会です。

みなさん、新宿区立戸山図書館馴染みの方々のようです。

「こうばこの会」とは、1993年に視覚障害の方を中心として、立ち上げられた「トークパフォーマンス」のグループです。

60回を数えるということですから、やはり継続は力なりですね。

朗読というのは音訳とは違い、色んな方たちが、発表の場を設定しています。

俳優や声優、アナウンサーなど。

そして、音訳ボランティアも挑戦しています。

「こうばこの会」のように、視覚障害者が中心となっているのは、あまりというか、全然ないかもしれません。

常に思うことは、読み手の声質、雰囲気に合っているかどうかは、大きいと思います。

短くて、山場があって、となると作品選びが大変とは、音訳ボランティアであり、朗読経験者の弁です。

その作品世界にスーッと入っていけて、原作を再読してみたくなるような朗読もあります。

何となく、DAISY図書を聞く利用者の気持ちがわかる気がしました。

No.577 マルチメディアDAISY図書「わいわい文庫」2024年音訳振り返り会

伊藤忠記念財団からのご提案で、池辺事務局長、中村さん、山根さんをボラセンにお迎えし、音訳振り返りの会が開かれました。

当会事務局としては、鶴岡、南部、藤田の3人が参加。

「わいわい文庫」開始前の説明会段階から関わらせていただいている私たちとして、こういう場で忌憚のない意見や感想を交換できるのは、非常にありがたいことです。

単なるボランティア団体でしかない私たちに、音訳を依頼してくださっていることに、感謝しかありません。

この「わいわい文庫」は、届ける相手がはっきりしています。特別支援学校や盲学校、公共図書館や病院などの子どもたちです。

財団の「障害のある子どもたちへの読書支援事業」です。読みに困難さのある子どもたちに読書の喜びを届けるとともに、正しい日本語や表現を伝えていくというものです。

2024年の音訳、17タイトルをすべて、聞きました。

山根さんは、今回改めて耳のいい方だということを知りました。1タイトル毎に、実に丁寧に聞いてくださっています。

何年か前までは、その年度の音訳リスト一覧が送られてきて、こちらで音訳担当者を決めていました。

その後、前年までの音訳を参考に、音訳依頼作品のグループ分け(1.物語・童話・長めの作品、2.詩集・科学絵本・総合学習、3.物語・昔話・情報本)をして、これはこの人にどうでしょうかと推薦までしてくださっています。

1番よく聞いてくださっている人の推薦は、説得力があります。

できれば、みなさまにはご自分の読みのレベルを確認してもらうためにも、他の人の読みも聞いてほしいと思います。

当会の総会のない年にでも、全員が集まって、振り返りができるといいですね。

2025年度も、子どもたちの笑顔のために頑張りましょう。

そして、図書館や学校や保護者のみなさんの中で「わいわい文庫」を知らない人がたくさんいます。

どうかみんなで、ここにこんなものがあるよと、発信していきましょう。

ぜひ、よろしくお願い致します。

No.576 上映会

「瞽女さの春」観に行ってきました。

広沢里枝子さんからの、広沢さんやお師匠さんである萱森直子さんが、出演する映画という紹介だけで、映画の背景や内容、まして監督のことも知らずに出かけました。

増山麗奈監督のお母さま(良子さん)が、書かれた絵本「瞽女さの春」が原作とのこと。

上越市で生まれ育った良子さんが、幼い頃に出会った「瞽女さ🟰サトさあ」との触れ合いを描いたものです。

忙しく農作業に追われる日々、テレビや映画など娯楽のない時代「瞽女さ」の来訪を心待ちにし、暖かく迎い入れる村人との交流。

越後の雪の風景や方言を懐かしみつつ、わずか20数分のものでしたが、心にあたたかさが残る作品でした。

奇しくもたくさんの新潟にご縁のある方々に寄って作られた映画です。

子役の2人も、頑張っていました。

広沢さんのセリフがあまりに自然で、さすがと思いました。

広沢さんが、民家の軒下で三味線を打ち鳴らしながら唄う門付けの場面が、印象に残りました。

1人でも多くの方に観てもらいたい、そして、「瞽女さ」のいた時代に思いを馳せてもらえたらと思いました。

増山監督には、副音声について話し、「シネマ・チュプキ・タバタ」のこと、オーナーである平塚千穂子さんのことを紹介させていただきました。

映画「瞽女さの春」追加上映決定!!

2月24日にこのコーナーでお知らせした「瞽女さの春」が追加上映されることになりました。

お誘い合わせの上、予約をなさってからお出かけください。
以下は主催者からのお知らせです。

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映画「瞽女さの春」笹塚4月6日上映会チケットをご購入くださった皆様方へ

このたびは、2025年4月6日(日)東京笹塚BBSにて上映の、映画「瞽女さの春」のチケットをご購入くださり、大変ありがとうございました。

笹塚からの行き方

会場:笹塚BBS

https://g.co/kgs/5k7FBgh

151-0073 東京都渋谷区笹塚2-7-11 日神デュオステージ笹塚西館B1二号室

14:30開場
15:00「瞽女さの春」上演
15:30 監督撮影秘話〜しげさ節唄
16:30 終了後交流のお時間
16時半終了後〜BBSにて懇親会

スタッフ一同、皆様のお越しを、心からお待ちしております。

【大切なご連絡】

◆オンラインでチケットを購入された方へ◆

恐れ入りますが、上映当日は受付でお名前をお知らせください。紙チケットは都合により発行いたしません。
どうか、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

【4月6日 当日の懇親会について】

また、映画上映後、メインキャストやスタッフと共に懇親会の場を設けております。15時からの上映は売り切れにてもう締め切っておりますが、懇親会は若干お席がございます。予め食事の準備が必要となりますので、直接口座へのお振り込みをいただき、お名前をこちらのフォームにご入力をお願いいたします。

https://forms.gle/pGA2r4StBpSXaAqi7

(懇親会費用 お一人 3000円)

三井住友銀行 日野支店

  • 銀行:三井住友銀行
  • 支店:日野支店
  • 店番号:286
  • 口座番号:7594101
  • 口座名:一般社団法人ユーラシア国際映画祭

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また、「瞽女さの春」はの4月6日以降、以下の日程で
笹塚BBSシアターで、以下の日程でご覧いただけます。

ご友人にもお声がけいただいてぜひ映画を広めていただけたらと思います。

笹塚BBSで4月7日〜4月13日「瞽女さの春」の上映がございます。

↓申し込みサイト

https://eurasia-film.square.site/product/-week-/74?cs=true&cst=custom

47日 17時〜 映画「瞽女さの春」
48日 17時〜 映画「瞽女さの春」
49日 17時〜 映画「瞽女さの春」
410日 17時〜 映画「瞽女さの春」
411日 17時〜 映画「瞽女さの春」
412日 15時〜 映画「瞽女さの春」
413日 15時〜 映画「瞽女さの春」 

また、BBSシアターでは、4月6日〜4月13日まで、「瞽女さの春」を監督した増山麗奈監督作品を一挙公開するプログラム「増山麗奈WEEK」が開催されます。映画の上映のほか、俳優希望やスタッフ希望の方向けの映画についてのワークショップも開催されます。

ぜひ他の増山麗奈作品もお楽しみいただけると幸いです。

(増山麗奈WEEK公式HP)
https://eurasia-film.square.site/renamasuyamafilm

予告ムービー
https://youtu.be/XuXrZcXBZpc?si=kDYiri30VPNDxo4x

https://gozesa.org/

(一社)ユーラシア国際映画祭代表 増山麗奈
新潟支部代表 今成 満

 

 

No.575 イベントいろいろ

オンラインイベント、上映会、サポートボランティア等々、協力要請が事務局に続々ときています。

先ずオンラインイベント『学校の「読書バリアフリー」はじめの一歩』出版イベント第2弾「学校図書館と授業・環境づくりはじめの一歩」から。

どの子も読書を楽しむきっかけとなるような環境づくり、授業づくりの事例を紹介し、参加者と共に読書バリアフリーを進めていくための議論を展開するというものです。

当初から伊藤忠記念財団の電子図書「わいわい文庫」を活用し、子どもたちに読書の楽しみをと研究・活動をしてこられた鹿児島の松田ひとみ先生からの情報です。

「わいわい文庫」の製作は、財団のみなさまの尽力は、もちろんのこと、音ボラネットのみなさんが音訳してくれているからこそと、おっしゃっています。

会報の贈呈を続けていますが、いつもあたたかい励ましの言葉をくださいます。

松田先生も、事例発表なさいますよ。

次は、全盲のパラクライマー小林幸一郎さんを追った映画「ライフ・イズ・クライミング」の上映会です。

会場は、何と私たちの総会会場であるアルカディア市ヶ谷です。

ネットワーク立ち上げ前後には、実に様々なイベントに足を運びました。

そんな折、ある集まりで小林さんの講演をお聞きしました。

小林さんが、NPO法人モンキーマジックを立ち上げられた頃と私たちがネットワークを立ち上げた頃が同じ時期だったような。

その後、またどこかのイベントでお会いしたこともありました。

コバ(小林さん)とサイトガイドのナオヤ(鈴木直也さん)との無謀な挑戦。

2023年のロードショーを見逃してしまった私としては、今回がとても楽しみです。

もう一つ、こちらは総会にお招きしている広沢里枝子さん出演の「瞽女さの春」、こちらは追加上映が発表されています。

これらのことは直接、音訳には関係ないかもしれません。でもその周辺のことを、知ることはとても大切です。

詳細は、音ボラネット イベントいろいろに掲載中です。

ぜひ、事前申込みの上、参加しましょう。

ご自分が参加できなくても、グループのお仲間に、または図書館や学校関係者にも、紹介してください。

よろしくお願いいたします。
会場でお会いできたら、嬉しいです。