音ボラネット事務局 のすべての投稿

朝日新聞9月30日付「be」に掲載されました。

藤田が行く‼No.534でお伝えしておりましたとおり9月30日付の朝日新聞別刷り「be」に音訳の記事が掲載されました。
「音訳」について、いまだ周知されていない部分も多くありますが、このように多くの人に読まれる媒体に掲載していただくことはありがたいです。
継続的な取材がなされることを期待したいです。

『こころの通訳者たち』バイアフリー映画上映会のご案内

会報49号 4ページに堀尾純子さん(名古屋YWCA音声訳グループ)のご寄稿に紹介されている 映画『こころの通訳者たち』のバリアフリー映画上映会のご案内が、主催の社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター(後援 杉並区)から届きました。

詳細は こちら http://www.siencenter.or.jp/news/20230824.html

【高知】【仙台】読書バリアフリー研究会のお知らせ

公益財団法人 伊藤忠記念財団からのお知らせです。

「読書バリアフリー研究会」を実施いたします。
参加者募集中です。お近くの方は、ぜひご参加をご検討ください。
① 2023年9⽉23⽇(土・祝) オーテピア(高知県高知市)
② 2023年10⽉22⽇(日) 日立システムズホール仙台(宮城県仙台市)
https://www.itc-zaidan.or.jp/summary/ebook/barrierfree/

ご質問・お問合せは下記までお願いします。
公益財団法人伊藤忠記念財団
電 話 :03-3497-2652
FAX :03-3470-3517
メール :bf-book@itc-zaidan.or.jp

会報「音ボラネット通信」49号発行!!

9月12日午後、会報「音ボラネット通信」49号を発行しました。
今週中にはお手元に届くとみられます。
いつもの会報とは別刷りで7月3日に開催された「総会・講演会 報告書」も同封しております。

団体会員のみなさまにおかれましては、多くのメンバーにご覧いただけますようお願いいたします。

No.534 新聞記者からの取材

この頃、新聞などで音訳が取り上げられることが、多い感じがします。
つい先日は、個人会員の可児さんから、西日本新聞の記事を教えてもらいました。
「視覚障害者の力になりませんか 音訳・点訳ボランティア募集 長崎、佐世保両市」というものです。
可児さんは、いつも全国の貴重な情報を寄せてくれています。

今までコロナ禍にあって、音訳者養成講座が中止、または実施しても人が集まらないという状況が、続いていました。
それがここにきて、コロナが沈静化、あちこちで従来どおりの対面での講習会が、開催され始めているせいかもしれません。

さて、朝日新聞「be」の担当記者の方から、取材の申し込みがありました。
毎土曜日の別刷りです。その中の「be report」で、音訳を取り上げますと。

「東京ボランティア・市民活動センター(ボラセン)」でお会いしました。
かなり古いものから最新のものまで、さまざまな資料を持参。今まで音訳を知らなかったのでと言われていました。
2時間ほど熱心に話を聞いてくださいました。
「ここで藤田さんは、こう言っていますが、これは、どういうことでしょうか」と尋ねられました。「これは、ずいぶん前の記事ですね。今はこういうふうに、改善されました」と回答。

著作権法の改正のこと、「読書バリアフリー法」のことやらで、話が弾みました。

幅広く取材してほしくて、熱心な点字図書館や公共図書館、そして利用者、音訳グループを紹介しました。

ここで「どうかくれぐれも、音訳はたんたん読み、などと書かないでください」とお願いしました。
「過去の記事は、どれもそういう理解の上で、たんたん読み的な表現をしていますね。よくわかりました。心します」と。

「今までありがたいことに、全国的にもたくさん音訳を取り上げてもらってきましたが、なかなか次につながっていきません。なぜでしょうか。音訳というもののハードルが、高すぎるのでしょうか」と私。
そして「音訳者・ボランティアの高齢化、微減化の中にあって、何とか肉声による音訳をなくさないためにも、ぜひ、次につながる記事を書いてください」と切望しました。
どんな記事になるのか、楽しみです。

そういえば、(株)岩波書店が『世界』の「座談会」をYouTubeにあげてくださっていますが、その中に1部、音源があります。
これを聴いた記者の方が、「音訳を初めて聴きました。わかりやすく読まれていて、すごいですね」と。

私も少し鼻が高くなりました。

No.533 高校生からの取材

石川県能美市の高校の先生から、メールがきました。
放送部の顧問だそうです。

放送部の秋の大会のラジオドキュメント作品制作のため、地元の音訳ボランティアを取材しようと準備中。
ついては、全国の音訳ボランティアの人数、そして音訳の始まりについて教えてほしいと。

ボランティアの人数については、それぞれの活動形態が異なるため、正確な数は不明とお応えしました。公共図書館、点字図書館、社会福祉協議会で活動。
上記に、関わらず自主ボランティアとして活動、とさまざまですから。

音訳の始まりは、1957年国際基督教奉仕団の婦人部が、基督教関連の本を音訳、盲学校に貸し出したのが、始まりと言われています。
1958年には、日本点字図書館が「声のライブラリー」を開始とお伝えしました。

すると、私の話しを生徒がまとめて文章化するより、
Zoomで生徒が私に直接質問し、その音声の一部を使いたいと。

いくつかの質問の中に、地元のボランティアは、利用者との接点がないため、反応が聞きたくても聞けない。
広報だけ読んでいるグループだが、提供媒体はカセットテープで無償で音訳と。

このグループと、直接のやり取りではないので、不明な点はあるものの、先生を通して伝えてもらうしかない。
先生にお送りした、会報「音ボラネット通信」が、学校で不要になったら、渡してとお願いしました。

地方には、情報も入りづらく、まだ、このような活動をしているところがあるのでしょうか。

最後に高校生に期待することはあるかと、問われ、音訳を必要とする、視覚障害者等の存在を忘れず、いつか音訳の世界に足を踏み入れてと伝えました。

若い人たちに、音訳について関心を持ってもらえたことは、嬉しいことです。

今後の活動に期待します。

サイトワールド

サイトワールド お手伝い募集します。

11月1日(水)~11月3日(祝・金)に開催される
「サイトワールド」事務局から、今年も場内アナウンスのボランティアのお願いがきました。

すみだ産業会館サンライズホール(錦糸町駅すぐ)です。
近隣の方で、お手伝いくださる方を募集いたします。

イベントは10時~17時(3日は16時まで)です。
集合は9時頃になる予定です。

詳細はこちら↓

http://www.sight-world.com/

午前だけでも、午後だけでも、ご協力いただける方、ご連絡ください。

No.532 戸山図書館における研修会

危険な暑さの中、ある研修会に参加しました。

新宿区立戸山図書館主催の「知的障害者を読書へ誘う合理的配慮の実際」です。

先ずは、びわこ学院大学の藤澤和子先生から

1.知的障害者の読書の問題

2.当事者が求める資料

3.ニーズに応じたわかりやすい図書、視聴覚資料

4.わかりやすい資料を届けるための環境整備

以上のようなお話がありました。

次は、株)樹村房さんから「L Lブックへの取り組み」について。

L Lブックとは、誰でも読書を楽しめるように工夫して作られた「やさしく読みやすい本」のこと。

知的障害のある方、日本語が得意ではない方など、一般的な情報提供では理解が難しいさまざまな方に読みやすいように作られている。

難しい漢字や長い文はありません。

ふりがな、絵文字がついていたり、わかりやすい写真や絵もあります。

こういう L Lブックを作っているところは、非常に少なく、更には書店販売が厳しいそうです。

続いては、マルチメディアDAISY を制作、提供している伊藤忠記念財団のお話。

紙の本では「読みにくい」子どもたちへ「わいわい文庫」を届けています。

L Lブックも「わいわい文庫」も、当事者やその家族、支援者に知られていないという現実があります。

最後は、立正大学の打浪文子先生。

読書支援者の役割と心得-知的障害のある人と一緒に読書を楽しむために-というお話。

ワークショップ的ひとコマもあり、より理解が進みました。

バランスの良い、4人4様のおはなしを対面で伺えて、会場に足を運んでよかったと思いました。

藤澤先生からの代読ボランティアの養成や活動については、初めて知りました。

障害といえど、さまざまな種別があり、困りごともさまざま。視覚障害者等の一つ、知的障害について、よく理解できる研修会だったと思います。

参加者みんなで連携し、発信していけたらと強く思いました。

共催ということで、名前をだしているおかげで、ありがたいこと?にご挨拶の時間をいただいています。

Zoom参加している方から、元気な声を聴けてよかったですと終了後にメールをいただくのは、励みになります。

いつも貴重な興味深い企画をたて、誰でも参加できるように、オープンにしていただいていることに、矢部館長やみなさまに感謝です。

ありがとうございました。

本のご紹介

7月3日の第9回総会で、講話と座談会に登壇されたロゴス点字図書館館長の平井利依子さんが今月25日に著書を出版されます。

その本のご紹介です。
チラシとともにご紹介いたします。

『公共図書館の職員が点字図書館の協力を得ながら、障害者サービスを立ち上げるといったストーリー仕立ての内容です。ボランティアの皆さまには、すでにご存知の内容も多いと思いますが、まだ障害者サービスを始めていない公共図書館があれば、ぜひお伝えしてほしいと思いました。』

https://amzn.asia/d/00gZ3mg

平井先生教えて本_チラシ