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瞽女唄演奏会のご案内

昨年につづき、瞽女唄演奏会のご案内が広沢里枝子さんから届きました。
忙しい師走のリフレッシュにいかがでしょう。

12月9日(土曜日)

「瞽女の足跡(ごぜのあしあと) その三」

開演 15時

会場:両国門天ホール(東京都 墨田区)

〒130-0026 東京都墨田区両国1-3-9 ムラサワビル1-F

電話:03-6666-9491

主催:West Glen Associates 代表 稲葉正治

〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-10-804

お問合せ: 080-3022-8039

☆姉弟子の小関敦子さんの舞台にお招きいただきました。

演目 「赤垣源蔵」 「どんどん節」 「瞽女万歳」 「鴨緑江節」 「お茶和讃」

詳細は
http://echigogozeuta.blog.fc2.com/blog-entry-156.html

瞽女唄コンサートについての「藤田が行く!!」はこちら
No.525 瞽女唄 | 音ボラネット (onyaku.net)
No.520 瞽女唄コンサート | 音ボラネット (onyaku.net)

会員のみなさまへ アンケートのお願い

会員のみなさまへ活動アンケートをお送りしました。
今回は日本郵便から配達されます。

墨字のアンケート用紙、返信用封筒も同封しましたが、
切手を貼っていただく必要があります。
アンケートは下記のURLやQRコードからもご回答いただけます。

表示されたアンケートに直接記入して送信ボタンを押すだけで
ご回答いただけますので、できるだけWEBでの回答をお願いいたします。
団体会員、個人会員と別々のフォームですので、
お間違えのないようご記入ください。

団体

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfetvHyKibZ3_nNSoYlgjJe5FsfIKEyTP5ES9flhRgGqwNlSA/viewform

個人

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdPZB2HkhjW0yhaRztyREEg9krNqzwkzq9rYJRnPY9pEQwFDg/viewform

QRコードはこちらです。
個人会員の方

団体会員の方

No.539 読書バリアフリーと学校司書の役割

長崎から戻ってみれば、シンポジウムが待っていました。

衆議院議員会館で15時30分から17時30分までの開催です。私としては、少々厳しい時間帯ですが、議員連盟のみなさんが出席しやすい時間帯という設定ということでしょう。

挨拶や出席議員の紹介がありました。

続いて、学校図書館議員連盟事務局長 笠 浩史氏から、「読書バリアフリーと学校司書の処遇改善をめざす施策について」の報告がありました。

当面の政策改善の一つは、読書バリアフリー法の具現にあるとの言及がありました。

笠氏退席の際には、名刺交換と共に、ボランティアの高齢化と後継者不足の現状を訴えました。

要望書の提出を、との一言をいただきました。

同じく文部科学省総合教育政策局長 望月 禎氏からは、「多様な子どもたちの読書機会の確保・充実に向けて」の報告と続きました。

次に、筑波大学附属盲特別支援学校の宇野和博先生がコーディネーターのシンポジウムです。

3人のパネリストの方からは、特別支援学校や盲学校の図書室の現状報告がありました。

「お金と人がほしい」「私がいなくなると、この図書室は消滅する」という発言は、衝撃的でした。

「アクセシブルな資料の存在を知らない先生や保護者がいる」という一言は、ずっと変わらず言われ続けています。

「研修事例集のようなものを、文科省に作ってもらいたい。読書バリアフリーについての学びを深めていかなければならない」
本当に大切なことだと思います。

最後にアピールが採択され閉会となりました。

私たち音訳ボランティアもしっかり学んでいきたいものです。

No.538 長崎例会

今年の公共図書館で働く視覚障害職員の会(通称 なごや会)の例会は長崎県長崎市と大村市が、会場でした。

メインは大村市にある「ミライon図書館」の訪問です。

長崎県立長崎図書館と大村市立図書館が共同運営する図書館です。都道府県と市町村が共同運営する図書館は、高知県の「オーテピア高知図書館」についで二例目だそうです。

木材がふんだんに使われ、ベンチなどあちこちで船のイメージが見られます。

先ずは、館内を丁寧に案内していただきました。

落ち着いた温かみが感じられます。館内の一角には、カフェもあり、オリーブオイルで揚げた鶏の唐揚げが、売りだとか。

1階には、おはなしの部屋が併設された「こどもしつ」

3階には、しっかりとした作りの「対面朗読室」が2室。機材さえ準備すれば、即録音室にもなりそうです。

午後は、1階の多目的ホール(200人収容)で、読書バリアフリーサービス展に参加。

たくさんの方が、来場していました。

 

読書バリアフリーとか障害者サービスとか言っても、障害者だけに知ってもらうだけでは、不十分で、先ずは、一般の方に理解してもらうことも大事だと思います。

 

中に6年生だという男の子2人。熱心に話を聞いてくれました。嬉しくなりました。

盲導犬にも興味津々。今まで盲導犬をみたことがないと。

ご主人の松井さんに、いろいろ話してもらいました。

 

午後からは、館長、副館長はじめ県教育庁障害学習課からお二人、視覚障害者情報センターのセンター長等のみなさんと、情報・意見の交換を。

行政、点字図書館の方を交えたこういう場は、大変貴重です。いい勉強になりました。

 

翌日の半日観光、あいにくの雨風で建物の中だけになりました。原爆資料館と原爆死没者追悼平和記念館を見学、お詣りしました。

 

事前にガイドをお願いしていたので、よく理解できました。

外国の方が多かったのが、印象的でした。

それは、初日個人的に行った「日本26聖人記念館」でも同じでした。

どんな感想を持たれたのか聞いてみたい思いにかられました。

 

当初は、遠方で参加を躊躇していましたが、長崎の苦難の歴史に触れ、学びの多い例会でした。

長崎は、坂が多く石畳みの街です。歩行は大丈夫かと思いましたが、なごや会のメンバーは旅慣れたみなさんです。何事もなく、無事例会は終了。

 

幹事の宮﨑さん、ありがとうございました。

みなさま、お疲れさまでした。

No.537 観劇

都内初台の新国立劇場に行ってきました。

シェークスピアの「尺には尺を」を観てきました。

大阪から夜行バスで上京、終了後にトンボ帰りをしてまで観たいという視覚障害の方の誘導の為です。

シェークスピア全集全33巻(松岡和子個人全訳)を対面で、年内には読了というからすごい人です。案内をよろしくと連絡がありました。

新宿バスタに朝6時、そして帰りは夜10時。
丸々お付き合いはできませんが、8時にバスタにお迎え、ブランチの後、会場へ。観劇の後は夕食。夜の8時までという丸1日のスケジュールとなりました。

知りませんでしたが、目や耳に障害のあるお客様への観劇サポートの提供があるのです。

開演2時間前に受付を済ませ、先ずは音声ガイド機器が貸し出されます。

続いて小道具、生首を包んでいるため血の滲んだ布、それが入っている取手付きのバスケットや鍵、そして衣装、舞台全体の模型などに触りながら、説明を聞きます。合間に見どころなども。

最後には、会場の客席内へ。

900人収容のところで、レコード大賞の発表音楽会の開催場所でもあるそうです。

さて、そうそう観客が舞台にあがることはありません。興味津々。

中央に見上げるような壁。窓や出入り口があります。水が張ってある池が2つ。単なるお飾りかと思いましたが、劇中でしっかり使われていました。

舞台からの眺めは、独特な感じがしました。

演劇とは、テレビや映画とはまるで違う魅力があることに気づかされました。

舞台に立つ人も観る人も、その魅力にとりつかれたら、やめられなくなるのではと、思いました。

私にとってもとても貴重な経験でした。誘ってもらって感謝です。

全体的にとてもわかりやすかったと、ご本人も満足そうでした。

映画といい、美術鑑賞といい、演劇といい、障害があろうが無かろうが、みんなが楽しめることが増えるのは、素晴らしいことです。

みなさん、どんどん外に出ましょう。

No.536 松本市でのセミナー

秋風立つ長野県は松本市に行ってきました。

長野県視覚障害者福祉協会主催の「音訳ボランティアセミナー  松本市〜誰でもできる 録音図書校正者を目ざして〜」に参加するためです。

実は5月末にお邪魔した「長野県赤十字奉仕団ひびきの会」の代表からいただいた資料の中の情報でした。

県内2ヶ所、長野市と松本市での開催とありましたが、長野市はすでに遅し。ならば松本市へ。

福祉協会に連絡。快く受け入れてくださいました。

長野県のすごいところは、県内にあるたくさんの音訳ボランティアグループを福祉協会が中心になってネットワークが組まれているということです。

長野市立図書館の増澤さんは個人会員、この福祉協会は団体会員です。熱心な会員さんが多く、すばらしいです。

情報が共有できることは、特にこのご時世では、大事なことです。

7グループ80名近い参加者です。

「あい愛の会」の塚田さんが、講師。

10グループほどに分かれ、このセミナーのために録音されたものを校正し、グループ毎に発表。みなさん熱心で楽しいひと時でした。

また昼食後は「広報を読む」 引き続き講師は、塚田さん。

最後に私も時間をいただき、音訳ボランティアや利用者を取り巻く現状を話しました。

「会員ではありませんが、『藤田が行く!!』を見ています」と言ってくださる方がいて、嬉しくなりました。

若手や、意識の高い人は、みんな悩んでいます。人が集まらない、これからの音訳はどうなっていくのか。

ほんの少しでも、そういうみなさんの背中を押せたら、参加した甲斐があるというものです。

限られた資源をいかに有効活用できるか、みんなで考え、一緒に頑張りましょう。

私自身、みなさんからたくさん元気をいただきました。
ありがとうございました。

No.535 朝日新聞記事

9/30付け、朝日新聞「be report」に、8月末に取材を受けた記事が掲載されました。

音訳ボランティア

読書の楽しさ伝える障害者の「目」

というタイトルでした。

欲を言えばキリがありませんが、初めて音訳、音訳ボランティアという言葉に接した人には、理解しやすい記事だったのではと思います。
全体的にバランスの取れたものになっていたのではないでしょうか。

やはり、反響は大きいですね。
何人もの方から、電話やメールをいただきました。

奈良の渡辺さんは、ベテラン音訳者です。長年にわたり個人的に、広瀬浩二郎さんをサポートしてきた方です。

「新聞見ました。よかったですね。次に繋がるといいですね」と。音訳ボランティアのみなさんの励みにもなったようです。

音訳には、関係のない、私の高校の同窓生からも、「新聞であなたの名前を見つけて」と連絡がありました。

何年ぶりかで、お互いの近況報告会となりました。改めて新聞のチカラはすごいと思いました。

一般的には、朗読と比べ、音訳はほとんど知られていません。
今後もこういう記事が増えることを期待したいですね。

朝日新聞9月30日付「be」に掲載されました。

藤田が行く‼No.534でお伝えしておりましたとおり9月30日付の朝日新聞別刷り「be」に音訳の記事が掲載されました。
「音訳」について、いまだ周知されていない部分も多くありますが、このように多くの人に読まれる媒体に掲載していただくことはありがたいです。
継続的な取材がなされることを期待したいです。

『こころの通訳者たち』バイアフリー映画上映会のご案内

会報49号 4ページに堀尾純子さん(名古屋YWCA音声訳グループ)のご寄稿に紹介されている 映画『こころの通訳者たち』のバリアフリー映画上映会のご案内が、主催の社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター(後援 杉並区)から届きました。

詳細は こちら http://www.siencenter.or.jp/news/20230824.html