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読書活動推進フォーラム「読書で広がる世界」のお知らせ

公益財団法人 文字・活字文化推進機構「読書活動推進事業」事務局からフォーラムのお知らせです。
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読むこと・表現することにおいてそれぞれの分野で活躍するスペシャリストたちが、読書について多角的に語ります!
人と読書の関わり、読書習慣の芽生え、これまでの読書体験などなど…どんなお話が飛び出すでしょうか!
師走のひと時、素敵なゲストたちと一緒にゆく年、くる年の「読書」へ、想いを馳せてみませんか!?

★参加費無料!ご関心のある方は、どなたでもご参加ください!

【日時】2021年12月26日(日)
13:30〜16:15(開場12:30)予定

【会場】国立オリンピック記念青少年総合センター
カルチャー棟・大ホール
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
アクセス https://nyc.niye.go.jp/train/

【定員】300名(先着順)※ホール収容数の五割以下
【主催】独立行政法人 国立青少年教育振興機構
【主管】公益財団法人 文字・活字文化推進機構

【内容】

◆第一部 講演

「子どもの感性はすごい!〜1冊の本との出会いと人生〜」
柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

◆第二部 シンポジウム「読書で広がる世界」

パネリスト:ヤマザキマリさん(漫画家・文筆家)
秋田喜代美さん(学習院大学文学部教授)
サンキュータツオさん(学者芸人)
コーディネーター: 杉上佐智枝さん(日本テレビアナウンサーー)

※プログラムは都合により中止・変更となる可能性がございます

【お申し込み・詳細について】

12/26読書活動推進フォーラム「読書で広がる世界」開催

本フォーラムは新型コロナウイルス感染症拡大予防のための対策を講じた上で開催いたします。つきましては「12/26フォーラムの開催に関する基本方針について」をご確認ください。

みなさまのご参加、お待ちしております。

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公益財団法人 文字・活字文化推進機構

「読書活動推進事業」事務局

No.508 月刊「世界」音訳グループ大募集!

今年も年1回の月刊「世界」の音訳担当月決めと打合せが、新宿区内で開かれました。

このご時世でも、一度も休むことなく、サピエにアップされ、利用者の元に届けられたということ、すごいことです。

各音訳者の頑張りはもちろんのこと、DAISY編集者5名のみなさん、何より東京ヘレン・ケラー協会 点字図書館の堀江さんのおかげです。

マスク着用、手指の消毒、換気、1グループ2名までという人数制限を設ける、これが今の常識です。

そんなでもやはり、対面での開催はいいですね。微妙なニュアンスのことも、すんなり伝わりますし、笑顔が自然です。仙台から参加のお二人とも久しぶりにおしゃべりできて、嬉しかったです。

さてここでも、音訳者の高齢化やコロナの影響が出ています。

残念ながら、今まで頑張ってこられたグループが、撤退することになりました。

「世界」の音訳に参入してくださるグループを大募集します。

利用者にとって特に雑誌は、大事な情報源です。ご協力をお願いします。

info@onyaku.netまでご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

バリアフリー・バラエティー バリバラ「見えない世界を“さわる”」

国立民族博物館 広瀬浩二郎さんからTV番組のご紹介が届きました。

特別展「ユニバーサル・ミュージアム」は多くのメディアで取り上げられ、連日、会場はにぎわっています。11月からは関連イベントも実施できるようになり、遠方からの来場者が増えています。会期は残り20日。さらに盛り上げていきたいところです。

11月11日(木)にEテレの「バリバラ」で特別展のことが取り上げられます。展覧会情報は関西ローカルでの放送が多いのですが、今回は全国放送です。
ぜひ多くの方にみていただきたいと思い、案内をお送りします。
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番組:バリアフリー・バラエティー バリバラ「見えない世界を“さわる”」
日時:2021年11月11日(木)夜8時(Eテレ・全国放送・29分)
再放送:2021年11月14日(日)午前0時(土曜深夜)

番組ホームページ:https://www.nhk.jp/p/baribara/ts/8Q416M6Q79/

(番組情報)
バリバラレギュラー出演者の玉木幸則(社会福祉士・脳性まひ)が国立民族学博物館で開催中のさわって楽しむ特別展を体験し、触覚の奥深さについて考えます。

また、企画者の広浩二郎さんと対談し「特別展のめざすもの」「さわることの意味」などをじっくりと聞いてゆきます。

No.507 2日間にわたる研修会

埼玉県立久喜図書館主管(文科省委託事業 埼玉県教育委員会主催)の「令和3年度読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」が2日間にわたり開かれました。

久しぶりの対面での開催です。目と目を見合わせて「お久しぶり」と挨拶したり、名刺交換したり、僅かな時間でも登壇者を追いかけて質問したりと嬉しいワクワクの会でした。

初日は当会でもお馴染みの安田知博さんの講演「録音資料製作と音訳者に求められる技術」

公開レッスンのような感じで、行われました。

続いては、調布デイジー代表の牧野綾さん。

「発達障害を持つ親として思うこと、子育てから学びまで」

午後からは、パネルディスカッション「読書バリアフリー法を活用して障害者等への情報提供を  公共図書館、学校図書館、点字図書館の役割」それぞれの代表、牧野さん、生井さん、杉山さん、コーディネーターは佐藤さん。

読書バリアフリー法の推進のためにもこの3館の連携はますます重要になってくるでしょう。

さて2日目は、文科省の専門官戸田陽介さんによる行政報告「読書バリアフリー法とその基本計画」から始まりました。

私はどうしても発言したいことがありました。

基本的施策の中で「製作人材・図書館サービス人材の育成等」とあります。

音訳者の高齢化、音訳者の減少と言う現実。ボランティアがどうこうできるといった問題ではありません。国と地方公共団体が一丸となって対応してほしいと訴えました。

続いて、佐藤聖一さんによる「さまざまな障害者サービス用資料とその使い方」

(株)ラビットの荒川明宏さんは、「視覚障害者の最新の読書環境 点字・デイジーから電子書籍の音声読み上げ機能まで」

お2人とも、さまざまな具体例のデモを交えての講義と事例紹介でした。

こういうデモは、ふだんなかなか接することがないのでありがたかったです。

荒川さんはテーブルの上に合計で300万円という機材を並べ、再生機器を聴かせてくれました。

素晴らしい進化だとは思いましたが、どれだけの人がその恩恵にあずかっているのでしょうか。

2日間、貴重な研修会でした。

当会のHPでも開催を紹介、佐藤さんからの依頼もあり、県内の会員のみなさんには、個別に研修会への参加をメールでお願いもしました。会場で声をかけてくださる方もいらして嬉しかったです。

コロナがずいぶん下火になってはいるものの、開催者のみなさまは、さまざま気をつかわれたことと思います。

お疲れさまでした。ありがとうございました。

No.506 マルチメディアDAISYわいわい文庫

コロナ禍にあっても「わいわい文庫」は、新たに72作品が完成し、668作品となりました。

伊藤忠記念財団のように、子どもたちのために毎年、まとまった数のマルチメディアDAISYを製作し、主に特別支援学校等に寄贈しているところは、ないはずです。

更に2021年2月より、国立国会図書館が運営する視覚障害者等用データ送信サービスから「わいわい文庫」の送信が、開始されています。

また一歩進んだなあと、感慨深いものがあります。

さて例年、東京を皮切りに、各地で開催されてきた「読書バリアフリー研究会」が中止

直接の利用者である子どもたちの声は聞けませんが、担当の先生方からの活用例などのお話を毎回、楽しみにしておりましたので残念でした。

でもこのたび、オンラインセミナーとして開催されることとなりました。

読書バリアフリー法ってどんな法律 筑波大学附属視覚特別支援学校 宇野和博先生

これからの公共・学校図書館を考える 専修大学 野口武悟先生

国際子ども図書館が所蔵する障害者向け資料とその提供について 国立国会図書館国際子ども図書館

2021年11月1日〜12月12日 オンデマンド配信

会場までわざわざ足を運ばなくてもいいわけですし、配信期間が長いので参加しやすいと思います。

申し込みなど詳細は、当ホームページ お知らせをご覧ください。

一人でも多くのみなさんが、ご視聴の上、読書に困難を抱える子どもたちのこと、マルチメディアDAISYのこと、語っていけたらいいですね。

支援の輪が大きく広がりますように。

読書バリアフリーに向けた研修会のご案内(埼玉県立久喜図書館)

埼玉県立久喜図書館から研修会のご案内が届きました。

以下ご案内——-

埼玉県教育委員会では文科省の委託を受けて、以下のような「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」を開催します。

直接参加と後日動画配信の二つの方法で参加できます。

11月4日午前中は、音訳講師の安田先生をお招きして音訳者・音訳ボランティアを対象とした内容となっています。(半日のみの参加も可能)

ぜひご参加について、ご検討をお願いします。また、お近くの音訳ボランティアさんにもお伝えいただけると幸いです。

図書館雑誌9月号告知文原稿「令和3年度読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」
(ほぼ同じ内容で、日図協メールマガジン9月第2週号にも掲載予定)

埼玉県教育委員会では、文部科学省の委託事業として、「令和3年度読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」を次のとおり開催します。

1 開催日:令和3年11月4日(木)、5日(金)

2 会場:11月4日 さいたま市文化センター小ホール
11月5日 さいたま文学館文学ホール

3 対象:公共図書館・学校図書館・点字図書館職員、音訳者等の図書館協力者・ボランティア、その他読書バリアフリーに関心のある人

4 定員:11月4日(170人)、11月5日(75人) 半日・1日のみの参加も可、ただし新型コロナウイルス感染拡大状況により変更あり。その他後日の動画視聴も募集。

5 参加費:無料

6 講座の内容

(1)11月4日(木)

開会式

講演「録音資料製作と音訳者に求められる技術」(安田知博氏)

記念講演「発達障害の子供を持つ親として思うこと 子育てから学びまで」(牧野綾氏)

パネルディスカッション「読書バリアフリー法を活用して視覚障害者等への情報提供

を 公共図書館・学校図書館・点字図書館の役割」

パネリスト:杉山雅章氏、牧野綾氏、生井恭子氏、佐藤聖一(コーディネイター)

* 終日、会場前ロビーで、障害者サービス用資料の展示と体験会

(2)11月5日(金)

行政報告「読書バリアフリー法とその基本計画」(文部科学省)

講義「さまざまな障害者サービス用資料とその使い方、サピエ図書館の紹介」(県内県立・市立図書館職員)

事例紹介「視覚障害者の最新の読書環境 点字・デイジーから電子書籍の音声読み上げ機能まで」(荒川明宏氏、木下良一氏)

終了後、さまざまな再生機器の体験会

7 希望により、手話、要訳筆記、点字資料、事前データ送付、最寄り駅からの送迎等の配慮を行う。

8 申込締め切り:10月27日(水) 定員になり次第締め切り

9 問い合わせ先 埼玉県立久喜図書館バリアフリー読書推進担当

詳細、申込方法案内 https://www.lib.pref.saitama.jp/event/cat75/barrier-

free.html

(その他案内HP)

文部科学省委託「令和3年度読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」 – 埼玉県

https://www.pref.saitama.lg.jp/g2208/library-info/0309-07.html

久喜図書館研修ちらし_2021.11

特別研修「読書のバリアフリーをすすめるために」

障害があるために、紙の本では読むことが難しい子どもたちが大勢います。そのような子どもたちへの読書支援を目的に、点字、録音等さまざまな資料が作成されていますが、読書環境の整備はまだ充分とはいえません。

特別支援教育を受ける子どもたちは年々増加しており、電子図書などの支援媒体の充実とともに、障害のある子どもたちへ読む楽しさを提供できる人材の養成が求められています。そこで今回は、読書バリアフリー法の概要と公共図書館・学校図書館の取り組みについて学ぶ機会として、読書バリアフリー研究会をオンラインセミナーにて実施します。

これまで読書を諦めていた子どもたちに読書の喜びを届けるため、ぜひこの研修をご活用下さい。

主催:公益財団法人伊藤忠記念財団
共催:国立国会図書館 国際子ども図書館

【日程】
オンラインセミナー(オンデマンド配信)
2021年11月1日(月) ~ 12月12日(日)

【内容】
読書バリアフリー法ってどんな法律?(60分程度)
筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 宇野和博 先生

これからの公共・学校図書館を考える(60分程度)
専修大学文学部 教授 野口武悟 先生

国際子ども図書館が所蔵する障害者向け資料とその提供について(20分程度)
国立国会図書館国際子ども図書館

【対 象】
学校教職員、図書館職員、医療関係者、障害のあるお子さんのいるご家族、その他この研修内容に興味や関心のある方。(原則として18歳以上)

【募 集】300名                  【受講料】無 料

【申し込み】以下のWEBフォームからお申し込みください。

① 参加者氏名・よみがな ② Eメールアドレス ③ 電話番号 ④ 所属 (ある方のみ)   をお知らせ下さい。

申込期間 9月29日(水)午前9時 ~ 10月24日(日)

お申込みWEBフォーム:https://form.ndl.go.jp/form/pub/kodomo/apply_event2021-02

*お申し込みを頂きました方には、自動返信でお申し込み確認メール(kenshu@kodomo.go.jpより)をお送りします。
その後、10月28日(木)までに、配信URL、ID、パスワードをメール(bf-book@itc-zaidan.or.jpより)でお送りいたします。
また、「kenshu@kodomo.go.jp」及び「bf-book@itc-zaidan.or.jp」からのメールを受信できる設定になっているかご確認ください。

*お申込みにあたりお知らせ頂いた個人情報は、本研究会の運営のみ使用いたします。

【問合せ】
公益財団法人 伊藤忠記念財団
電子図書普及事業部
〒107-0061 東京都港区北青山2-5-1
[電話]  03-3497-2652
[メール]         bf-book@itc-zaidan.or.jp
[ホームページ]          https://itc-zaidan.or.jp

オンラインシンポジウムをYouTubeで!

「藤田が行く!!No.505」でご報告しました、先日のオンラインシンポジウム「本と多様な立場の読者をつなぐために」のアーカイブ映像が公開されました。
藤田が行く!!にも輕部さんからコメント(情報)をいただきましたが、こちらからもご案内いたします。

以下のYouTubeページよりご覧いただけます。

シンポジウム「本と多様な立場の読者をつなぐために」

字幕付き https://youtu.be/sGoPAtN5KO8
字幕なし https://youtu.be/LNoV_w7z4_c

【パネリスト】

熊谷晋一郎さん(東京大学 先端科学技術研究センター准教授)

平林ルミさん(学びプラネット代表)

丸山正樹さん(作家)

【コーディネーター】

宇野和博さん(筑波大学附属視覚特別支援学校教諭)

・読書バリアフリー法

・サポートを求める人たちの現状

・マイノリティにとっての文字 活字

・ICTを活用する支援の実例

・書き手の想い

などなど、活躍の分野が異なる3人のパネリストに語っていただきました。

みなさま、是非ご覧下さい。

No.505 オンラインシンポジウム

文字・活字文化推進機構が主管の読書活動推進事業 あなたも読書サポーター! 本と多様な立場の読者をつなぐために と題してオンラインシンポジウムが開かれました。

コーディネーターは、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野和博先生です。

パネリストは3人。

東京大学先端科学技術研究センター准教授 熊谷晋一郎さんは、脳性麻痺により、手足が不自由で電動車椅子使用者です。自身の読書の困難、紙媒体から電子媒体へ。それでも年齢と共に二次的に発生するニ次障害もありでスムーズではない。マイノリティにとっての読書に対する見解は刺激的でした。

子どもの頃、大量生産大量消費の時代で、人間の規格化という観点で今では、あまり意味のない苦しく辛いリハビリに、親は必死だったと。やはり、障害当事者からのお話は、貴重です。

平林ルミさんは、学習に困難のある子どもたちのサポートをしています。タブレットがあると嬉しい。タブレットがあると楽しい。タブレットは、読み書きの手段。Kindleの画面読み上げで、本を読めるようになった子が、本に興味が出てきたという例は、嬉しい事例です。

丸山正樹さんは、作家です。「デフ・ヴォイス」は、聴覚障害を題材にした社会派ミステリーで、デビュー作です。障害を負った家族の介助も経験。

「読みたい人がいてこその本 でも中には読みたくても読めない人がいる 聞いたり見たり触ったり みんなが読める人に それが書く人の願い」と。

多分同じような志ざしを持った人たちが集まるわけですから、登壇者の話を聞くだけではなく、参加者のみなさんとの交流もまた楽しみでもありましたが、今はそれがかないません。

でも、オンラインであってもこういう企画があることは、ありがたいです。

新聞記事ご紹介(日本経済新聞)

音ボラネット総会で かつてご講演をいただいた栗川治先生や
テキスト化PJの利用者でもある中村雅也先生の研究が日本経済新聞の記事に取り上げられました。

9月2日の夕刊です。

初めの一部は下記からご覧になれます。

失明の元教師 研究の道へ  障害者支える社会探究: 日本経済新聞

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