本日夕刻 クロネコ便で『音ボラ通信第32号』をお送りしました。到着まで数日かかる場合があります。
今週末までに届かない場合は事務局までご連絡ください。
会報では会員の皆さまからの投稿を大募集しています!
全国各地から様々な情報をお寄せください。
なお、テキストデータ版をお申し込みの方には
一両日中にお送りいたします。
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「藤田が行く!」No.412やNo.413で取り上げた『瞽女文化』を継承していくための映画「瞽女」の制作が企画されています。
2020年の公開を目指し、「プロモーション用映像」の制作が開始されます。
制作にあたり12月9日から「にいがた、いっぽ」のクラウドファンディングがスタートしました。(2月末終了予定)
音ボラネットも協力団体として応援したいと思います。
多くの皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
詳細は下記をご覧下さい。
https://n-ippo.jp/project/detail/318
今年の「なごや会」(公共図書館で働く視覚障害職員の会)は、初日に例年とは違った角度からのセミナーが開かれました。場所は、千代田区内の日本文藝家協会。読書工房の成松一郎さん主宰の出版UD研究会とのコラボです。
第55回出版UD研究会&なごや会セミナー、「聞いて・感じて、音声による読書の世界」。
参加者はいつもですと、ほとんどなごや会会員と開催地の図書館職員、お手伝いをかねた音訳ボランティアというところでしょうか。
今回は、出版関係者、ウェブデザイナー、大学関係者、作家等々、さまざまな立場のみなさんが参加。
まず、なごや会の服部さんから、公共図書館の障害者サービスの紹介。続いて出版UD研究会の成松さんからは、さまざまな読書スタイルの紹介がありました。
私たち音ボラネットは、「音訳図書ってどんなもの?」ということで発表と実演。耳の肥えたユーザーと熱心な参加者に、緊張しました。
朗読と比べ、音訳はあまり一般に知られていない現状、だれでもすぐに音訳ができるわけではないことなど、お話ししました。
マンガもニーズがあるということで、葛飾音訳ボランティアの会の「こち亀」を紹介。
更には、話題の「君の膵臓をたべたい」(キミスイ)を、肉声、オーディオブック、合成音声で聞き比べます。
肉声は、音訳者代表で新宿区の南部優子さん。
次に日本オーディオブック協議会の上田さん。合成音声Ⅰは、日本電子出版協会の岡山さん。合成音声Ⅱは、なごや会の松井さん。
オーディオブックは、プロの声優さんの読みです。
我らが南部さんの読みは、目の前に女子高生がいるみたいとユーザーのみなさんから大好評でした。肉声の素晴らしさを味わうことができました。
松井さんからは10種類ほどの合成音声ソフトの紹介がありました。進化しています。早く情報がほしいときは、これでも十分という感じです。
その後のワークショップでは、「聞いて、考え、描いてみる」。同音異義語の確認、文章を聞いて絵を描いてみたりと、面白いコーナーでした。
十分な打合せの時間があったわけではなく、どうなるのか、多少の不安はなきにしもあらず。でも、スムーズにいきました。
一座を組んで、地方回りをしましょうかと冗談も出るほどでした。楽しく実になるセミナーだったと思います。
冗談ではなく、他でもこういうコラボができたらと思いました。たまには切り口を変えてみると、新鮮です。
音訳が始まって60年。
いくつかのグループから設立40周年の記念誌が事務局に送られてきています。
「宇治リーディングボランティア」、「釧路市音声訳の会ともしび」のみなさん、おめでとうございます。
さてそんな中、新潟県は三条市の「音声訳虹の会」(横山喜代子会長)からは、40周年の記念式典にお招きいただきました。
県内には、4団体9個人の音ボラネット会員がいます。総会等にはいつも、たくさんのみなさんが参加。心強く感じております。
そんなわけで、会場の三条ロイヤルホテルに入るやいなや、懐かしいお顔を何人か見つけて緊張がほどけ、嬉しくなりました。
音ボラネットの存在を知らない他の音訳グループにも声をかけてくださったとか。
情報発信ができてよかったと、副会長の渡邉敏栄さん。(彼はテキスト化プロジェクトにも協力してくれています)
当日参加するとかしないとかは別にして、情報を伝えるということは大事であり、ありがたいと思いました。
さて虹の会は、ラジオ深夜便を長年音訳、サピエ図書館にアップされています。40年という歴史を眺めてみれば、みなさん手弁当でよくぞ頑張ってこられたと拍手です。
着物姿の先輩方も華やかに会を盛り上げていました。
ところで県内で活動する音訳グループは、いくつもありますが、一応みんな、新潟県点字図書館(本年4月より、新潟県視覚障害者情報センターとしてスタート)に束ねられているそうで、録音図書は、サピエ図書館にあげてもらえるという道筋はついているそうです。質の問題等があって、全てというわけにはいかないのはもちろんですが、録音図書が足りていない上に音訳者が高齢化して、製作数自体が先細りになっていく現状ならば、少しでも活用されないものを減らしたいと思います。
それから会場で伺った定年制の話が気になりました。こちらの情報センターでは、70歳定年だそうです。
あちこちで定年制をひいているのは、承知していますから、何もこちらが特別とはいいません。
担当職員の公平にという思いもわからないではありません。
しかし、個人差がひじょうに大きい世界です。
60代でも口中音がひどくて、とか。80代なのにこの若々しい読み、とか。現場からさまざまな声が聞こえてきます。
ここにきてある公共図書館では、定年制撤廃という動きもあるそうです。
個人個人の力量、状況に応じて、図書館の職員が一人ひとりに対応していただければと思います。
職員のみなさんができるわけではない音訳をボランティアにお願いしている側として、「あなたの読みは…」とか、ましてや「音訳は卒業して」とは言えないというのです。そこを何とか乗り越えて、日頃からお互い信頼関係を築き、何でも言い合える関係はできないものでしょうか。
同じであるはずの目的・目標を再確認したいものです。
社会福祉法人全国盲ろう者協会からテレビ番組のご案内です。同協会の門川理事と盲導犬ベイスを取り上げた番組です。
ぜひご覧下さい。
11月12日(日)22時から
BSジャパン(BSデジタル7チャンネル)
番組タイトル「運命の日」
盲導犬物語(後編)
盲導犬の訓練を受けても3割4割程度しかなれないという盲導犬。そんな盲導犬と昨年から生活を共に始め、大きく人生が変わったという男性が大阪にいる。門川紳一郎さん(52歳)。
彼は視覚に障がいがあるだけでなく聴覚にも障がいがある。全盲ろうの盲導犬ユーザーは日本で彼だけだ。前例がないだけに日本盲導犬協会にとっても新たな挑戦だった。門川さんは盲導犬ベイスと共に生活するため、自身の努力も怠らない。なんとベイスに余計なストレスや負担をかけたくないと、ジムに通っているのだ。
そんな門川さんとベイスにはある一つの大きな目標があった。
しかし全盲ろうの門川紳一郎さんと盲導犬ベイスには私たちが考えている以上に厳しい日常の現実があった。
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東京での全国図書館大会に続いて、大阪では全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)主催の全国視覚障害者情報提供施設大会 (大阪大会)が19、20日の2日間、開催されました。
一方は公共図書館の、もう一方は点字図書館の全国大会といえば、わかりやすいでしょうか。
さて、理事長の竹下亘さんは、私たちの「ネットワーク設立10周年記念総会」にお招きした方です。
初め竹下理事長は、私でなくてもとおっしゃったのですが、ほとんどの音訳ボランティアは、全視情協の理事長を知りませんからと、ムリムリ?ご登壇をお願いした経緯があります。
今度は逆に、私が竹下さん率いる全視情協を拝見したいという思いもありました。
更に大会テーマ「情報共有社会」の実現を目指して~ボランティア活動の推進と公的な情報保証の拡大~を見て参加を決めたのでした。
歴史もあるこれだけ大きな団体が、こういうテーマを掲げるということに興味を覚えました。
ところで、ほとんどの録音図書は、職員とかではなく、音訳ボランティアが、手弁当で営々と製作し続けてきたものです。
それなのに私たちの会員の中に、音訳ボランティアの地位向上のための運動をしてくださいという人たちがいる、という背景には何があるのでしょうか。
館長・施設長、担当職員、そしてボランティアと常に意志疎通を図り、お互いに忌憚のない情報や意見の交換ができるような関係をより深めていけたらいいなあと思います。
決して敵対するような関係ではありません。
目的も目標も一緒です。
さてさて、全国81施設・団体から230人を超える参加者がありました。
私が特に楽しみにしていたのは、分科会です。3つありました。
1、「相談支援」については、施設長、サービス担当職員対象
2、「点字表記」については、点字担当職員対象
3、「サピエ図書館登録音声デイジーコンテンツ」については、音訳・録音担当職員対象
こんなかんじで、大変わかりやすく案内されています。
一目瞭然で助かります。
迷うことなく、第3分科会へ。
録音委員会からの現状の分析を含めた報告がありました。
利用者からの音声表現技術に関する意見や苦情
「極めて聞きづらい」「内容が理解できない」「途中で読むのを止めた」等の声が寄せられた音声デイジー図書を、いくつか聞かせてもらいました。
ごくごく一部でしょうが、こういうものを聞かされている利用者のみなさんに、音訳ボランティアの代表をつとめる身として、本当に申し訳ないと思いました。
口頭での説明だけでしたら、たぶんこんなふうには、強烈な印象は持たなかったと思うのですが、よくぞ聞かせてくださったと勇気ある対応に感謝です。
これをぜひ、職員同席の音訳ボランティアの勉強会等に、教材として聞かせてほしい。いくら言葉で説明し指摘してもなかなか理解できないのでと、提案させてもらいました。
久喜図書館の佐藤聖一さんから、著作権法上からも何ら問題はないとフォローしていただきました。
誰が音訳しているかとか、製作館はどこかとか、興味本位ではなく、一人ひとりが自分自身の問題として、真摯に受け止めて、質の向上に努めたいと思います。
文科省の青木先生、北海道の姉崎さん、筑波技大の納田さん等々たくさんの方々との再会、若い職員のみなさんとの出会い、嬉しいです。やはり参加して得ること大です。
みなさま、お疲れさまでした。本当にありがとうございました。
東京両国の門天ホールで行なわれるイベント『もんてん瞽女プロジェクト2017 見えない世界を見る〜広瀬浩二郎の仕事Vol.2「ユニバーサル」って何?〜』のお知らせです。
午前は、広瀬浩二郎氏の点字についての一般の方向けの講座と
午後は、視覚障害者の外出を少し体験できる予定です。
詳細はこちらです。⇒http://www.monten.jp/20171105
今年もまた、国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に日本図書館協会主催の全国図書館大会東京大会が開かれました。
10月12日~10月13日の2日間です。
冷たい雨の降る一日、分科会に参加しました。
分科会は24もあるのですが、悲しいかな身体は一つ、やはり毎年、障害者サービスに足が向きます。
午前中は、障害者サービス1「ディスレクシアなど学習障害を含む発達障害者・児への図書館サービス」、そして午後は同じく障害者サービスの2「LLブックやLL版利用案内を中心とした知的障害者への図書館サービス」に参加しました。
1も2も、基調報告や講演など、いつものお顔なじみの方々です。
図書館職員のみなさんは、たぶん担当の異動もあるでしょうし、毎年交代で参加していると思いますので、私や当事務局メンバーのように、毎年参加している者とは違うでしょう。
もちろん、新しい情報もあります。みなさま毎回同じ話をなさっているわけではありません。
しかしいささか、新鮮味に欠けるきらいがあると感じるのは私一人でしょうか。
ならば、24もある分科会、他のところに出たらということになりますね。
どこに出てもムダはないと思いますが、やはり私たち音訳に関わっている者としては、障害者サービス部会です。
ここで一つ、素人考えで恐縮ですが、提案させていただきます。
図書館に関わる人たちは、なにも職員のみなさんだけではありません。
音訳や点訳等に関わるボランティアもしかりです。
図書館の最新状況を学べる場、図書館を利用する視覚障害者等の障害当事者の生の声が聞ける場を設け、お互い情報や意見交換ができる場を、ぜひ作っていただけたらと思います。
図書館の専門性を追究することはもちろん大切でしょう。
しかし、一般の利用者やボランティアも気軽に足を運べる図書館大会があってもいいのにと考えますが、みなさん!いかがでしょうか。
そういえば過去に一度、ボランティアや一般の人が、進んで参加してみたいと思える分科会がありました。
各地からの参加者と交流したことがありましたっけ。なつかしいです。
初めて日本盲導犬協会の催しに参加しました。
それも晴れやかな創立50周年の記念式典に。
182組のユーザーと盲導犬、そして支援者やボランティア等合わせて600名が都内新宿区のホテルに集まりました。
言うまでもなく、永きに亘って視覚障害者の積極的な社会参加と自立を支援してきた団体です。
ところで私と日本盲導犬協会との関わりは、何年か前仙台での集まりの終了後に、常務理事の吉川明さんたちとご飯を食べたことが始まりだったでしょうか。
その後、会報「盲導犬くらぶ」を送っていただいているのですが、初めての会報のページをめくっているとなつかしいある視覚障害者の方がたくさんの仲間と一緒に楽しげに1枚の写真に収まっていました。
風の便りに盲導犬ユーザーになったらしいとは聞いていましたが、実際にパートナーと共に遠くまで旅している元気そうな様子に嬉しくなりました。10数年振りの姿でした。
会報送付のお礼と共に、そんなことを書き添えた手紙を事務局に送りました。
支援者やボランティアから届くメッセージを紹介する「ハーネスひろば」というページがあるのですが、そこに私の一言を載せてくれました。そんなこんなのお付き合いで、この度の記念式典にご案内をいただきました。
さて、盲導犬も晴れがましく色とりどりの装いで参加。中には着物スタイルでお腹に帯を巻いているワンちゃんも。まるでさながらファッションショーのようでした。
例年、各地域毎に催されているという新ユニット出発式を今回、182ユニットが一堂に会する「全盲導犬ユニット出発式」として見せていただきました。
壇上に上がった新ユニット36名、そして代表4名の挨拶がありました。みなさん人間味あふれる楽しく力強い挨拶です。
「世界を広げ、人生を豊かにしてくれた」と。
中には見えなくなって何ヵ月も引きこもっていた人が、自信に満ちて前を向いています。
吉川さんが私に「これを見てほしかったんですよ」と言われましたが、納得です。
吉川さん、貴重な場に立ち合わせていただいて、ありがとうございました。
ところで若い訓練士のみなさんが誇らしげにそして、優しく盲導犬とユーザーを見守っていました。頼もしいです。
実に様々なみなさんによって盲導犬が育てられ、視覚障害者に貸与され、最後もまたハッピーに看取られているということに、大きな感動を覚えます。
蛇足ですが、「日本盲導犬協会」の「日本」をみなさんは、どう読みますか。司会の開式の言葉、主催者挨拶は「にっぽん」です。
後に続く来賓の祝辞になると「にほん」という方が何人もいました。
みなさんも経験がありませんか。
大いに気になりました。しかし、こうなると職業病?でしょうか。
でもやっぱり気になります。
山根基世さんイベントのお知らせです。
「あの人に贈りたい一字」と題し、日本漢字能力検定協会と共催にて朗読講演会を京都にて開催いたします。
由緒ある祇園弥栄会館内ギオンコーナーで開催いたしますので
ぜひ秋の京都、観光がてらお越しいただければと思います。
お申込み・詳細はこちらをご覧ください。http://www.kanjicafe.jp/detail/7592.html
次に朗読指導者養成講座 第4期生募集開始について
来週13日より開始いたします。
詳細は下記サイトでご覧になれます。http://www.mojikatsuji.or.jp/top-kouza.html
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