テキスト化プロジェクトの利用者の一人、糸野海生さんがパイプオルガンの演奏会に登場します。
彼の在学している国際キリスト教大学(以後ICU)のオルガン講座終了生のみなさんによる演奏会です。
ICUの礼拝堂の大きなパイプオルガンの生演奏を聞くチャンスです。
日時 2017年3月4日(土) 14時開演
場所 大学礼拝堂
ICUへのアクセスはこちらをご参照ください
http://www.icu.ac.jp/about/access/index.html
テキスト化プロジェクトの利用者の一人、糸野海生さんがパイプオルガンの演奏会に登場します。
彼の在学している国際キリスト教大学(以後ICU)のオルガン講座終了生のみなさんによる演奏会です。
ICUの礼拝堂の大きなパイプオルガンの生演奏を聞くチャンスです。
日時 2017年3月4日(土) 14時開演
場所 大学礼拝堂
ICUへのアクセスはこちらをご参照ください
http://www.icu.ac.jp/about/access/index.html
早いもので2017年も1ヶ月が過ぎようとしています。
今年はネットワーク設立10周年の節目の総会の年でもあります。
またみなさまにご協力等お願いすることがあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ところで暮れもお正月もなく利用者のみなさんからの依頼に、さまざまご苦労してくださっていたみなさまに、この場を借りて心からお礼を申し上げます。
特にテキスト化プロジェクトに関わるみなさまには、引きも切らずの作業が続いておりました。そして今も続いています。
今依頼があるもののなかに、中国医学書があります。書名を聞いただけで、私は頭が痛くなります。専門書中の専門書というべきものでしょうか。
ところで論文を書くような方は、多くの参考文献等を読み込まなくてはなりません。
先ず、どんな文献等があるのか。今はネット上で関連のキーワードを入れると、たくさんのものが上がってきます。
ですが、それが必ずしも探しているものなのかの判断は難しい。
私たちなら書店や図書館で、パラパラめくるだけで、それが自分が必要としているものかどうか、すぐわかります。
先日ある利用者が、これはと思うものが見つかったので購入してみると、まるで関係のないビジネス書でがっかりしたと。
選書の段階で困難を抱えているわけです。
だからせめて、私たちのところに依頼がきた時点で、一日も早い納品をと心一つにして頑張っています。
ところで、このプロジェクトのメンバーのほとんどは、困っている人がいるならと、飛び込んできてくれた人たちです。
Drop boxとは何?から始まり、その都度混乱が生じたりしながらも、何人かのベテランのみなさんがリーダーシップをとり、新人さんを励ましアドバイスしながら、それぞれ知恵をだしあい、新しい工夫が生まれ、おかげさまで今日も進んでいます。
そういえば、国際基督教大学の4年生になるあの、糸野海生くんからも昨年末あたりから、将来を見据えた準備のためでしょうか。まとまった依頼がきていました。
いつも同じようなメンバーに負担がかかるのではなく初心者もぜひにと、一人でも多くの参加をお願いしました。
そんななか、強力な助っ人が現れました。
山口県下松市でいつも孤軍奮闘してくれていた北川さんの仲間が数人名乗りをあげてくれたのです。もちろん即戦力です。
嬉しいかぎりです。
みなさんのおかげですでに、5冊の納品が完了しました。
海生くんのお母さんから、「見ただけで卒倒しそうな専門書が1月中に届きました。どれだけの時間と知恵を出してくださったかと思うと感謝にたえません」と。
不特定多数のための音訳等ももちろん大切ですが、相手が見える、フィードバックがあるというのは、本当に励みになりますね。
息子や孫の感覚で海生くんを応援してくれているみなさんがいて、微笑ましいかぎりです。
引き続きよろしくお願いします。
“富士見市音訳グループかたりべ” から
未使用の30分テープをお譲りしたいとのご連絡をいただきました。
125本(マクセル40、ソニー85)あるそうです。
ただし、送料はご負担ください。
必要本数を音ボラ事務局 (info@onyaku.net) までお知らせください。
社会福祉法人日本ライトハウス情報文化センター主催のセミナー
「視覚障害児童生徒のための音訳教材データベース~ 今後の活用と専門音訳技術への期待 ~」についてのご案内です。
開催ご案内はこちらです。
2017年3月11日_日ラセミナー開催のご案内
詳細はホームページをご覧下さい
http://www.lighthouse.or.jp/iccb/research/index_research/hyme/seminar20170311/
毎年12月3日~9日までの一週間は、障害者週間として設定されています。障害のある人もない人も共に生きる社会に向けて今年も、様々な取り組み、発表がありました。
その中で、日本リハビリテーション協会主催の「発達障害児教育への支援~音声教材の有効性と今後の課題について~」に参加しました。
厚労省発達障害対策専門官日詰正文さん、文科省特別支援教育調査官田中裕一さん、日本DAISYコンソーシアム河村宏さん、NPO法人エッジ藤堂栄子さん、岐阜特別支援学校神山忠先生からお話がありました。
音声教材とは、発達障害等により通常の教科書では、文字や図形等の認識に困難を抱える児童・生徒に向けた教材です。
パソコンやタブレット等の端末を活用して学習するものです。
教科書バリアフリー法に基づき、教科書発行者から提供を受けたデジタルデータを活用し、主にボランティア団体が製作しています。
文科省や厚労省でも、調査・研究を重ね年々、支援が厚くなっているのでしょうが、大事な大事な音声教科書の製作がいつまでたってもボランティア頼みなのは、どうしたものでしょうか。
いつも疑問に思います。
さて私のような立場の者にはやはり、当事者の方のお話が一番分かりやすい。
当事者であり保護者であり支援者であるエッジの藤堂さん。彼女は外国語の通訳には、高い能力を発揮しているものの、翻訳は苦手とのこと。また、建築デザイナーとして活躍中の子息の高直さんは、人前で堂々とプレゼンする姿からは、どんな障害かと思うが、文字を読むということになると、急にたどたどしい読みになってしまう。
つまりは、読みの速度、流暢さ、正確さに困難があるということ。
それに対して藤堂さんは、使いたい子が使いたい時、使えることが大切と。
もうひと方は、神山先生。「音声教科書」の潜在的ニーズが高い現場での実戦を紹介してくれました。
この先生の当事者としてのお話しは、いつも大変分かりやすいです。
2017年6月4~5日に開催予定の当会の10周年記念総会にお呼びしているので、その時じっくりお聞きください。
当事者も支援者も知らない「音声教科書」について、私たちもしっかり学び、情報を発信していけるようになりたいものです。
元旦夜にラジオドラマはいかがでしょう。
音ボラホームページや「藤田が行く!!」でもご紹介しています
演劇結社 ばっかりばっかり の皆さんが出演されます。
★総合テレビ「どーも、NHK」でも紹介!されます。
2016年12月18日(日)
午前11時20分~11時54分(このうち10分程度)
開幕!ナビラジシアター 視覚障害ナビ・ラジオ新春スペシャル
「ブラインド探偵(アイ) 見えない力 白球の真実」
新年1月1日(日)午後7時30分放送!
NHKでは、1964年以来、半世紀にわたって視覚障害者向けの番組を放送してきました。これまで出演した皆さんの力を結集し、番組史上初の「視覚障害者による視覚障害者のためのラジオドラマ」を制作します!原作は全盲の作家・米田京さんの「ブラインド探偵(アイ)」。脚本・キャスト・挿入曲なども、視覚障害者とその関係者たちが担います。制作・技術スタッフとキャストのチームワークから生まれるラジオドラマです。乞う、ご期待!
出演: 長村 憲治 美月 めぐみ 鈴木 大輔 こぶし のぶゆき
澤村 祐司 板橋 かずゆき 関場 理生 渡井 真奈 今野 正隆
音響デザイン:林 幸夫 音声:若林 政人 制作: 遠田 恵子 / 海老沢 真 / 村井 晶子
2年ぶりにすみだ録音グループ「声」の朗読会へ。
月3回の広報の音訳が主な、地域密着型のグループです。
半年前から準備をしてきたそうです。
駅の改札で、案内ボードを持った人。そして階段を上がった先、会場前にも立っています。手厚い出迎えです。
会場のすみだ女性センター3階ホールは満員でした。毎年必ず利用者用の席が用意されています。
エレベーターでご一緒した方は、毎年楽しみにしていると。また、お隣に座った方は、もう少し若かったら私もやってみたいと。
利用者や地域のみなさんが、楽しみにしている朗読会なんだなあと思いました。
トップバッターは、ベテラン二人による芥川龍之介の「鼻」。
続いて小川糸「こーちゃんのみそ汁」、前の席の男性が目頭を押さえていました。
次は、清水義範「喋るな」はコミカルな作品で会場は、笑いの渦。新人さんの登竜門のようでした。
佐野洋子「ヨーコさんの”言葉”」
最後は、宮部みゆき「紙吹雪」、ベテラン三人が唯一の時代物をしっとりと聞かせてくれました。
しみじみ選書が大切。作品に合った読み手選びも大切だと感じました。総じてみなさんお上手です。
欲を言えば、もう少し間の取り方に工夫があってもいいかなという作品もありましたが、楽しませていただきました。
全員が舞台にあがれるわけではないようですが、役割分担でお互いに会を盛り上げている様子は、見ていてさわやかでした。
みなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。
タイトル:『ちょき』
≪小さな街の小さな美容室。盲目の少女と美容師のおじさんの、ていねいで、いとおしい、小さな恋の話。≫
日時:12月15日(木) 20:30~22:30 (上映時間98分・トークショー30分) 20:30~22:00映画上映 22:10~トークショー
映画鑑賞のみをご希望の方は、お帰りの際まとめてのご案内にはなりますが、JR渋谷駅まで送迎を予定しています(現在、手配中です)。
料金:一般 前売:\1,300・当日:\1,800/ハンディキャップ割引:¥1,100(付き添いの方を含め2名様まで)
劇場:渋谷HUMAXシネマ(JR山手線渋谷駅・ハチ公口から5分)
出演:増田璃子・吉沢悠・藤井武美・和泉ちぬ・広澤草・芳本美代子・小松政夫
監督:金井純一
【日盲連ホームページで詳細情報を公開中!!】
ストーリー・会場など、詳細は日盲連ホームページで!
締め切り日:12月9日)」でご確認下さい。
URL http://nichimou.org/notice/161118-jouhou-1/
【お申し込み受付中です!!】
現在、日盲連情報部では、この「映画『ちょき』音声ガイド付き上映会」の鑑賞希望者を募っています。
お申し込みの人数によっては、団体割引料金でのご鑑賞が可能です。なお、締め切りは12月9日(金)となります。
対象は、視覚障害者・晴眼者を問いません。ご家族・お知り合いやボランティアさんなどなど、どなたでもお申し込み頂けます。
音声ガイドを聴くためにはラジオが必要です。ラジオの貸し出しにつきましても、
こちらでお受けします。
以上です
53回目となる出版UD研究会が過日、日本文藝家協会で開かれました。
今回のテーマは、「みんなが一緒に楽しめる小さなユニバーサルシアター”シネマ・チュプキ・タバタ”ができるまで」。
お話は、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表 平塚千穂子さんです。
2001年にシティ・ライツを設立以来、「視覚障害者も晴眼者も一緒に映画を楽しみたい」を実現するために奔走されてきました。
常設シアターの開設に向け、最大の難関とも言える資金調達は、クラウドファンディングを中心に目標を達成。
ステキな仲間と協力者に恵まれ、東京・田端に9月1日「シネマ・チュプキ・タバタ」をオープン。
夢はかなう!を実践した平塚さんに拍手を送りたいと思います。
固定席15席、車イス席を含めても17席というミニシアターですが、360度音に包まれる「フォレストサウンドシステム」を採用。
音声ガイドも無線ではノイズが出るので、座席に直接イヤホンをさし、有線で聞くようにしたりと工夫がこらされています。
ぜひ一度、出かけてみたいと思います。
制作者の養成や著作権のことなど、音訳の世界と共通の課題があると感じました。
また、統一のマニュアルもなく、それぞれが手作業で進めている各地のシネマガイド制作。
いつかネットワーク化され、質の向上が図られ、作品が共有化できるようになるといいですね。
デジタル教科書の講演会のお知らせです。
日時:2017年1月22日(日) 13時30分~16時45分
会場:ウェスタ川越1F 会議室2・3
東武東上線またはJR川越線川越駅西口から徒歩5分
主催:日本デジタル教科書学会
参加費:500円
詳細はHPでご確認ください。http://js-dt.jp/daisyepub3/