7月19日、音ボラ通信第28号が完成し、夕刻発送しました。
お手元に届くまでもうしばらくお待ちください。
いssh
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盲ろう者と盲導犬のテレビ番組の情報です。
是非、ご覧ください。
道を拓(ひら)く 盲ろう者と盲導犬
2016年7月9日(土) [Eテレ] 午後8時45分~9時
[再放送] 2016年7月15日(金) [Eテレ] 午後0時45分~
内容
今年3月、「盲ろう者」として、日本で初めて盲導犬の使用を認められた男性がいます。門川紳一郎さん(51)は、生まれたときから強度の弱視で、4歳の時の病気で失聴。さらに40代になって、視力を完全に失いました。歩くこともままなくなり、失意の底にあった門川さんの元へやって来たのが、盲導犬ベイス。通勤や散歩が自由にできるようになり、門川さんは歩くよろこびを取り戻しつつあります。
しかし、盲ろう者と盲導犬が暮らすのは初めての試み。意志の疎通が上手くいかないことや犬の体調管理の難しさなど、様々な課題も浮かび上がってきました。共同生活が始まって3カ月。試行錯誤が続く日々をみつめます。
猛暑と猛暑の合間の爽やかな風渡る一日、水戸市内の「茨城点訳音訳友の会(神谷直子会長)」におじゃましました。
茨城県立視覚障害者福祉センター内に県立点字図書館があります。
お隣には、茨城県立盲学校があって、活動するには、恵まれた環境だと感じました。
57年間の長く熱心な活動に対して平成26年、秋の褒賞で緑綬褒賞を受けました。60名の会員ということですから、大きな会ですね。
広報や新聞の他に、「医道の日本」等、音訳しています。
午前中は、私の「今 大切なこと」~利用者を取りまく読書環境、学習環境の変化について~の話の後、楽しくおしゃべりしながら、みんなでお弁当をいただきました。午後からは、情報交換会(各グループの活動状況など)でした。
友の会のみなさんの他に、笠間図書館音訳ボランティア音和(おとわ)会、那珂市の音訳サークルかたつむり、音訳ボランティアこだまの会、日立リーディングサービスグループのみなさんも参加してくれていました。
当会の2006年の音訳ボランティア全国大会に参加してくれた友の会の当時の会長、海老根さん、ネットワーク設立総会に参加されたみなさんが、お元気に変わらず活動している姿に、私もとても嬉しかったですし、元気もいただきました。
午後の部で大いに盛り上がった話題。
ある利用者からポルノ小説が大量に送られてきたそうです。すでに読み初めている人、これから読む人と何人ものみなさんが挑戦。どんな風に読んだらいいのでしょうかという質問がありました。
初めはプライベートなのだから、いろいろと試行錯誤してみて、依頼者から、感想なり聞いてみたらと提案。実際には、嫌らしくならないようにあっさり読んだ方がベターではと伝えました。
というのも利用者のある集まりで出た話を思い出したのです。
「ポルノはなかなかリクエストしづらいけど、人気があるよ」とある人が発言。「そういえば、〇〇県の〇〇さんの音訳いいよ」と別の人。ほぼ全員が「そう、そう‼」と。
「どんな感じの読みなんですか」と私。何人かが「意外とあっさりしていて、変にいやらしくなくていいと思う」と。
いつか、友の会はポルノの音訳で名が通る存在になってもいいのでは、と言う私の一言が大ウケ。みんなで大爆笑。
ところで、お隣の盲学校での「おはなしの会」にも参加をしたり、児童書を音訳して寄贈したりもしているそうです。
今後も、盲学校のニーズを伺いながら、もう一歩連携が深まるといいなあと思いました。
これには、遠慮をせずにこちらから積極的にアプローチしてみてはいかがでしょうか?ダメもとで。
「医道の日本」などは、友の会のメンバーだけではなく、この日参加の他のグループも協力して音訳しています。こういう連携プレーはいいですね。
1つのグループでなんでもかんでも完結というのではなく、他のグループともどんどん協働していくことが、これからは大切になってくるのではないでしょうか。
若い人が集まりにくく、育ちにくいというのは、全国共通の悩みでもありますから、尚更かと思います。
またこのところ、引きも切らずリクエストのあるテキスト化への協力もお願いしました。
来年の設立10周年の記念の総会で再会しましょう❗と約束して帰路につきました。
そして帰宅してみれば、嬉しいことに早速に会員申し込みがありました。それもテキスト化を手伝いたいと。
ありがたいです。ぜひよろしくお願いします。
みなさま、お世話になりました。そしてありがとうございました。
全国視覚障害教師の会の新井淑則先生の著書が今年の24時間テレビのドラマになります。
6月23日に製作発表がありました。
先生からのメッツセージです。
「拙著『光を失って心が見えた 全盲先生のメッセージ』(金の星社)になりました。
ドラマのタイトルは『盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~』、私の役を加藤シゲアキ(ジャニーズ ニュース)、妻の役を沢尻エリカがやります。
放送は8月27日(土)21時~23時
次の日の朝、8月28日(日)早朝6時か7時(未定)、VTRと生出演します。
ちなみに、24時間テレビのマラソンランナー、林家太い平さんは、母校秩父高校の後輩です。」
ハートネットTV(NHK)7月特集として
「シリーズ 障害のある女性」が7月5日、6日の二日連続で放送されます。
7月5日(火) 第1回 知ってほしい!私たちの生きづらさ
7月6日(水) 第2回 本当は産みたかった~強制不妊手術54年目の証言~
第1回 7/5(火)午後8時から8時29分
「知ってほしい!私たちの生きにくさ」
※再放送7月12日(火)午後1時05分から1時34分まで
放送内容(予告)
第1回は、障害のある女性が今どういった生きにくさを抱えているのか、その実態と必要な支援について考えます。2012年に当事者団体「DPI女性障害者ネットワーク」が行った実態調査によると、35%の人が何らかの「性的被害」を受けた経験があると回答。さらに出産や子育て、就労などにおいても多くのハードルがあることが分かりました。
番組では、当事者たちをスタジオに招いて座談会を開き、徹底トーク。これまで見過ごされてきた障害のある女性たちの経験を共有し、どうすればいいのか議論していきます。
第2回 7/6(水)午後8時から8時29分
「私は産みたかった ~強制不妊手術 20年目の証言~」
※再放送7月13日(水)午後1時05分から1時34分まで
放送内容(予告)
第2回は、日本で戦後「優生保護法」(1948~96年)という法律のもとで行われていた、障害者への強制不妊手術について取り上げます。法律には「不良なる子孫の出生を防止する」と掲げられ、多くの知的障害者や精神障害者が、子どもを産めないようにと不妊手術を受けていました。今、かつて手術を受けた女性が、自らの経験を伝え、人権を救済してほしいと声をあげています。番組では、証言をもとに歴史を振り返り、「障害のある命を産む」と
いうことについて議論していきます。
くわしくは番組のカレンダーから開くページ(下記)に書かれています。
各回のゲストのお名前もあります。
7月5日
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2016-07/05.html
7月6日
口頭発表、ポスター発表、講演、シンポジウム、福祉機器展等からなる上記大会(2日間)に参加しました。
でも、いつもの勉強のための参加ではありません。
日頃お世話になっている読書工房の成松さんから、「視覚リハの大会に出展してみませんか」とお誘いを受けました。
「伊藤忠記念財団の矢部さんも出ます」と。
「えっ!?私たちは出展するものなんてありませんよ。リーフレットくらいしかないですが」、「それでいいんですよ、出展料は読書工房で出します」
これで決まり。
長テーブルが2つ。読書工房の書籍等、伊藤忠記念財団の「わいわい文庫」、そして当会のリーフレットが並びます。
私たちの地味なリーフレットに足を止める人なんているのかと思いましたが、お隣の「わいわい文庫」のデモ画面に見いる人に、すかさず「この音訳を担当しているのが、私たちの会員です」と。
みなさんに、「いい読みですね」と言ってもらい嬉しくなりました。
文科省の青木調査官を初め、福井の「羽二重ネット」立ち上げの会でお目にかかったみなさん、個人会員でもある名古屋の近藤さん、大阪の掘さん、同じくJBSの川越さん、なごや会の大川さん。日盲委の加藤さん、日点の杉山館長、そして10年ぶりくらいのモンキーマジック(フリークライミング)の小林さんと実にたくさんの方々と再会しました。
理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクトのリーダーである高橋政代さんの講演は何回も伺っています。しかし、この度初めて、堀さんの紹介で名刺交換させていただき、リーフレットも渡しました。
「色んな立場のみなさんと連携していきましょう」と力強い一言。
嬉しいですね。
更にもうひとつ嬉しかったこと。
個人会員のアイネットワーク(有)の宮武社長に直接お礼が言えたことです。毎年欠かさず寄付を下さいますが、お目にかかったことがありませんでした。気になっていたことでした。
また二日目には、「音訳の部屋」の平松さんが応援にきてくれました。平松さんといえば10数年前に静岡で開催された全国図書館大会で、出会いました。
全国の音訳者に会いたいという思いに至るきっかけを作ってくれた人です。
準備会、全国大会、ネットワークの設立総会と続いてきました。
総会には、毎回参加してくれていても、ゆっくり話す間がありません。本当に久し振りにさまざまおしゃべりしました。
ずーっと、変わらない心強い応援団の一人です。
更には、盲学校や特別支援学校の先生方をはじめ、新しい出会いもたくさんありました。
出展という貴重なことを経験させてくださった成松さんには、感謝のみです。お隣の「わいわい文庫」のことを説明しながらちゃっかり、私たちのことも宣伝できたのは矢部さんのおかげでした。こちらにも感謝です。
いつもは、こちらが出展依頼をする立場でしたが、逆の立場にたって、みなさんのご苦労もわかりました。
この大会でお会いした全てのみなさまにお礼を申し上げます。
2回目の参加となる、4しょく会の春のイベントに行ってきました。
大阪は豊中市内の蛍池にある公民館が会場です。
今回のテーマは、どっぷり+あっさり=どっさり~学び方・働き方・生き方:視覚障害者「らしさ」の大研究~です。
視覚障害者コミュニティには「どっぷり盲人」と「あっさり盲人」の2グループがあります。
「どっぷり盲人」とは比較的早い時期に失明した人、あるいは盲学校の卒業生、点字に対する愛着が強く、障害者のオリジナリティにこだわっているタイプ。
そして、「あっさり盲人」とは、いわゆる中途失明者です。
盲学校とはあまり縁がなく、仕事・生活においてパソコンによる墨字処理を中心とし、点字に頼らない。厳しい就労環境の下、「あっさり盲人」は「見常者と同じことができる」能力獲得のために努力しています。
最近は点字を覚えなくてもパソコンで情報収集・発信ができます。また盲学校以外の施設でもリハビリ、生活訓練が受けられるようになりました。
そして地域の普通校に通う視覚障害児が増えています。少ないとはいえ、按摩・鍼・灸以外の職業洗濯の幅が広がりました。
「どっぷり盲人」は、少数派となり、「あっさり盲人」の割合が増加しているのが、近年の傾向。(春のイベント案内より)だそうです。
このような大変に興味あるユニークな切り口のイベントは、会の代表だった竹田さんが亡くなった後、代表になった広瀬浩二郎さんの発案でしょうか。
100人を超える参加者のうち、ガイド以外は、ほぼ視覚障害者です。
初めに京都府立盲学校の岸博実先生の講演です。
先生は日本盲教育史研究の第一人者です。
視覚障害者が自立し、見常者と共生するために盲学校はどんな研究・実践を試みてきたのでしょう。
盲学校の「全日本盲学校研究大会」の追っかけ?をしている私ですが、生徒数が減少し、今後の盲学校の在り方、その専門性の継続が気になります。
後半には、2名の若者の意見発表がありました。
一人の方は、見えなくなって1年だそうです。
仕事への取り組みを伺いました。想像もできないご苦労をされています。
ロービジョン、全盲と見えにくさやニーズもさまざまです。
これだけ多くの利用者の集まりとなると、本当に勉強となります。
懇親会では、またまた新しい出会いと懐かしい再会がありました。
毎回は伺えませんが、またぜひみなさんにお会いしたいと思います。
ありがとうございました
◆2016年6月25日(土) 三重会場
三重県生涯学習センター
http://itc-zaidan.or.jp/event_mie20160625.html?20160513-01
◆2016年6月26日(日) 岐阜会場
岐阜県図書館
http://itc-zaidan.or.jp/event_gifu20160626.html?20160513-01
2016年10月1日(土) 長野会場
2016年10月2日(日) 山梨会場
2016年10月29日(土) 山形会場
2016年10月30日(日) 秋田会場
(詳細は決まり次第 HPで発表されます)
埼玉県立久喜図書館で、伊藤忠記念財団主催の「読書バリアフリー研究会」が開かれました。
毎年、開催場所や発表者を代えて続けられているこの取り組みには、何度も参加し、この「藤田が行く」にも書いてきました。
耳タコの方もいるかもしれません。
しかし、読み書きに困難を抱える発達障害の子どもたちのことや、その子どもたちが使えるマルチメディアDAISY図書のことを、音訳者はもちろんのこと、もっともっとたくさんの学校の先生方や図書館職員、そして保護者などに知ってもらいたいと思うからです。
「理解が広がらないと間違った指導をしてしまう」という矢部さんの一言に共感します。
さて、会場の久喜図書館の佐藤さんが、「ものすごく価値ある活動であり、リクエストには、わいわい文庫を第一に薦めている。他にはない」と言われていましたが、図書館からの力強いエールだと思いました。
一方、元横浜市立盲特別支援学校の石井先生は、「おこだでませんように」(小学館)を作ったんですよ。そのあとに矢部さんの所でも作ったのよね。さすがでしたと。
これは、音訳者へのエールだと思いありがたく伺いました。
午前の部では、金沢星陵大学の河野先生から「発達障害のいろは」と題し、さまざまな発達障害の特徴と支援方法のお話がありました。あちこちで色んな方のお話を伺って何となくわかったつもりでしたが、より深く理解できました。
回りに理解者・援助者がいることが大切なのですね。
午後からの現場の先生方の発表は、私たちは利用者である子どもたちから直接話を聞けるわけではないので、とても貴重です。
このたび、特に驚いたのは、鹿児島県立鹿児島聾学校の松田先生の発表でした。聴覚支援の学校で「わいわい文庫」が活用されているなんて、初めて知りました。
人口内耳や補聴器の子たちは特に、擬音や擬態語が難しいとのこと。文化祭で色鮮やかな絵がついている「コッケモーモー」(徳間書店)を3幕のスクリーンに写し出して子どもたちによる読み聞かせを行ったそうです。
配役を分担したこと、色鮮やかなマルチメディアDAISY図書を使ったことで、子どもたちの興味関心が高まったそうで、練習にも一生懸命取り組んでいたとか。練習を重ねて発音もよくなったそうです。
聴こえない保護者もよろこんでくれたとのこと。
子どもたちの実態を知る。それに応じた対応が大切。「わいわい文庫」にはさまざまな分野のものが入っているので、たくさんの子どもたちに興味が持たれたとおっしゃていました。
現場の先生方の熱意と努力はすごいです。
矢部さんたちは、大変な努力をし、「わいわい文庫」を製作しています。そして理解者作りと普及のために全国行脚を行っています。私たちも音源の提供だけではなく、少しでも何らかのお手伝いができればと思うのです。
それぞれの地域で理解の輪を広げる努力もしていきたいですね。
すべては、子どもたちの笑顔のためです。
ご協力ありがとうございました。
おかげさまで、全巻音訳者が見つかりました。
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音声DAISYを製作してくれる方を探しています。
図表は省略。
納期は最長1年。
分冊もOK。
原本は依頼者から直接送付。
校正、訂正後、DAISY編集の完了までをお願いいたします。
その他、お問い合わせは事務局まで。
タイトルは下記のとおり。
1冊でもかまいません。
お引受けくださる方(グループ)は事務局までご連絡ください。
*アメリカ外交50年 (岩波現代文庫) – ジョージ・F. ケナン 294ペー
(⇒ 決まりました!)
*日中十五年戦争史―なぜ戦争は長期化したか (中公新書)
大杉 一雄 374ページ
*中国史(上) (岩波文庫) – 宮崎 市定 368ページ
*中国史(下) (岩波文庫) – 宮崎 市定 416ページ
皆さまのご協力、よろしくお願いいたします。