ハナミズキが色づき始めたある昼下がり、「ICU Festival 2016」に行ってきました。
初めてICUこと国際基督教大学の門をくぐりました。
私の最寄り駅のJR飯田橋からは各駅で4分、四谷で中央特快に乗り換えて19分、待ち時間を含めても30分もかからず三鷹に到着。楽勝と思っていましたら、大学行きのバスが来ません。たぶん出たばかりだったのでしょう。20分近くも待ちました。
やっと、62万平方メートルの緑豊かなキャンパスに到着。目指すは、大学礼拝堂・チャペルです。
みなさんは、ICUと言えば何を思い出すでしょうか。
そうです。あの筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒だった糸野海生くんが、現役入学した大学です。
もう3年生です。
みなさんに音訳やらテキスト化で協力していただいたのは、3年前ということになるのでしょうか。月日がたつのは早いですね。
その糸野くんは、オルガン講座の受講生でもあります。受講生11名による小1時間ほどのミニコンサートがありました。
単位には入らないのだそうで、本業との兼ね合いもあり、練習が大変だったようです。
彼はヨハン・セバスティアン・バッハの小曲を演奏。重厚な中にも軽やかな部分もありで感動しました。
やはり、パイプオルガンはチャペルでの演奏に限ると思いました。
当方、少々プライベートなことで、気持ち引きこもりでしたが、癒されて元気がでました。
終了後、彼と話す機会がありました。変わらぬ爽やかな笑顔の中にも成長のあとが窺えます。
来年はいよいよ、最終学年、その先を見据える年になることでしょう。
また糸野くんからのリクエストがありましたら、みなさんぜひよろしくお願いします。
彼のためなら、きっとみなさんのモチベーションもあがることでしょう。
蛇足でかつ下世話な話で恐縮ですが、今回のこのパイプオルガンのお値段は2億円だそうです。
それを弾けるICUの学生さんは、羨ましいというか、すばらしいですね。