戸山公園でのバードウォッチングに参加しました。
新宿区立戸山図書館主催のイベントです。
募集開始から2、3時間で、満員御礼の嬉しい状況。こちらは、いつもユニークで楽しい企画をなさる。
矢部館長の豊富なアイデア、人脈のたまものでしょう。
さて、参加者のほとんどは、ガイドヘルパーさんと一緒の視覚障害者のみなさん。
そんな中、副都心線東新宿駅から、ご夫婦で参加の高齢のお二人を館まで、ご案内しましたが、方向音痴の私が、遠回りをさせてしまいました。
私としては、おしゃべりできて楽しかったのですが、ごめんなさい!でした。
埼玉県富士見市在住。富士見市音訳グループ「かたりべ」をよくご存知とのこと。大田さん(事務局スタッフ)は、いい方ですねと。そして私の点字の名刺を読みながら、駅名をスラスラおっしゃる。多摩丘陵をよく歩きましたと。
本当に行動的です。
こういう出会いが嬉しいです。
先ずは館内で、日本野鳥の会の方からレクチャー。
私たちの生活圏内で見かける野鳥の鳴き声を、聞かせてもらったりしました。
座学の後は、2班にわかれて、隣接する戸山公園へ。
私の素人懸念、こんな都心です。戸山ハイツと呼ばれる都営住宅の側です。更には、午後という時間帯。鳥なんているのかしらと思っていました。
います、います。耳を澄ませば聞こえます。
これはウォッチングというより、リスニングだなあと思って帰宅後、調べたらありました。
「バードリスニング」という言葉。鳥の声を聞きに行く、森や林の中で耳を澄ますだけと説明がありました。
カラスには2種類いて、鳴き声も違います。聞き慣れない野生化したインコの声などなど。初めの杞憂はどこへやら。
シジュウカラもいました。
このシジュウカラ、他の鳥に比べ、たくさんの鳴き声を持ち、しかも、それらを状況によって使いわけているとか。
単語や文章を操ってコミニケーションをとっているそうです。
シジュウカラには「言葉」を操る能力があるということを証明した方がいて、その論文が、世界に認められているとのこと。
すごい!というか、すばらしい!
もちろんそんなことは、今まで知りませんでしたが、ツピーツピーと鳴くシジュウカラは、我が家にもよく来ます。すごいおしゃべりな鳥だなあと思っていましたので、嬉しくなりました。
あんなに小さな鳥なのに、あなどれません。
参加のみなさんの感性が、素晴らしいと改めて思いました。そして聴覚が鋭いですね。
近くにいた方の声が聞こえ、◯◯さんの声に似ている、◯◯さんも来てるのかしらと。確かめてみると、そうでした。
お互いにあらあ、という感じ。
楽しい学びの多いひと時でした。戸山図書館から目が離せません。
みなさんもさまざまなイベントに参加して、視覚障害のみなさんと交流してみませんか。