音ボラネット事務局 のすべての投稿

川島昭恵さんの朗読会のお知らせ

川島昭恵さんの朗読会のお知らせです。
日時:◎11月16日(日) 15時から
宮沢賢治作 「いちょうの実」
安房直子作「ふしぎな文房具屋」「もぐらのほったふかい井戸」
◎12月13日(土) 15時から
杉みき子作「ともしび」
佐々木たづ作「子うさぎましろのお話」
安房直子作「ふろふき大根のゆうべ」
両日とも 料金2300円です。

N0.350  サイトワールド2014

視覚障碍者向けの総合イベント「サイトワールド」が終わりました。
毎年11月1日~3日にかけて、すみだ産業会館サンライズホールで行われるものです。国内はもちろん、世界にも例を見ないイベントだそうです。

会場の8階で最新の福祉機器等の展示。
9階では、講演会、セミナー、シンポジウム、体験会等が行われます。主催者側のみなさんはもちろんのこと、たくさんのボランティアが協力しています。
地元墨田区内は言うに及ばず、江戸川区、江東区など周辺の音訳ボランティア、霊友会法友文庫点字図書館のみなさん等、音ボラの会員が大活躍です。

当事務局も1日の全国図書館大会への参加もありで、厳しい面もありましたが、何とか3日間お手伝いできました。

私も2日の日、丸一日参加。朝からエレベータ待ちの列が外にまではみ出していました。会場は人出と熱気でムンムン、ついにクーラーが入りました。
就労に関するシンポジウムや、らくらくスマフォの体験会、自立型読書のサポートとか、さまざまな企画展にもたくさんの参加者がありました。
シナノケンシの「マルチメディアDAISY製作ソフトウエア説明会」には、熱心な音訳ボランティアが地方からも、参加していました。

私にとっては会場で、めったに会えない会員さんや利用者さん、そしてお世話になっている方々とおしゃべりのできるいいチャンスです。
前日点館長、現在は、川崎市視覚障害者情報文化センター長の小野さんに、久しぶりにお会いしました。センターに遊びにきてくださいと。

また、高知市内での全日本盲学校教育研究大会でご挨拶させていただいた、文科省特別支援教育調査官の青木さんと奥さまにも、お目にかかりました。12月19日の八王子盲学校での全国公開研究会のことを教えていただきました。ご自身も講演なさるとのことで、誘ってくださいました。
また、奥さまが千葉盲学校の先生で、伊藤忠記念財団「わいわい文庫」の矢部さんたちのマルチメディアDAISY図書を、子どもたちが、楽しみにしていると嬉しいお話を伺いました。こちらも、ぜひ来てくださいと。

懐かしい方々と話が弾み、私にとっても貴重な一日でした。
みなさまお疲れさまでした。ありがとうございました。

No.349 第100回全国図書館大会

生憎の雨模様ではありましたが、たくさんの参加者を迎え、全国図書館大会2日目の分科会が行われました。場所は、お茶の水の明治大学駿河台キャンパスです。

当初、開催予定の情報の取り込みが遅かった上、日頃から負担の多いテキスト化プロジェクト事務局で参加に否定的意見もあり、一時混乱もしました。しかし、この参加が一つの突破口になればと、あわてて参加を決め、何とか公募型分科会に採用されました。

参加費(2日間で7000円、1日だけで5000円)が必要ということもあり、どれだけの人が集まってくれるのか、まさか一桁だったらどうしようと、不安にもかられました。でもいざフタを開けてみると、一般42名、発表者等も含めると50名をこえる参加者数となりました。
私たちと同じ午後からの分科会が31あるなかで、このテキスト化の分科会を選んでくださったみなさまには、感謝のみです。

ところで、私たちとしては、図書館のみなさんに向けた「テキスト化の取り組み」の発表のつもりでしたので、半分以上が熱心な音訳者だったということは、嬉しい想定外のことでした。いつものことですが、遠くは、高知や岩手のみなさんも。

ご協力いただいた千葉県立西部図書館の松井さん、株)東芝 研究開発センターの黒田さん布目さんたちのおかげで、発表に「厚み」が加わりました。

また、最新情報としてシナノケンシのマルチメディアDAISYやテキストDAISY製作ソフト「プロデューサー」のデモも加わりました。松井さんの発表時間が削られてしまって申し訳ないことでした。

いち早い情報を得るためのさまざまなツールが増えることは、利用者にとっては、喜ばしいことですが、これを提供する側のものとしては、負担が増えることもあります。連携や分業をしながら、効率のよい活動が図られていくべきだと思います。

参加者の一人は、「ボランティアでよく頑張っているなと思い、わたしもがんばらなくては」と。またある人は、「テキスト化の意義、そして手順がよくわかりました」と。ありがたいです。

最後にこのような発表の場を与えて下さった主催のみなさま、ご参加のみなさまに、心からのお礼を申し上げます。

演劇結社ばっかりばっかり 第十五回公演『海坊主』

これは、きらびやかな世界に憧れた、一人のダフ屋の物語。
【日程】
11月14日金曜日 14時開演、19時開演(昼夜2回)
15日土曜日 14時開演、19時開演(昼夜2回)
16日日曜日 14時開演(昼のみ)
※ 開場は各公演開始時間の30分前です。(受付開始は1時間前)

会場…JOYJOY STATION(ジョイジョイステーション)
東京都練馬区桜台1-2-8 桜台マンションB1
アクセス:西武池袋線「桜台駅」徒歩3分、
都営バス白61系統「練馬車庫」下車すぐ。
※ ご希望により、駅やバス停からの誘導をいたします。ご相談下さい。
料金…前売り2500円(付き添いのガイドヘルパーさん1500円)、
当日一律2800円

お問合せ・ご予約
TEL  090-3818-6424(受付は10時から18時)
Eメール otegami@bakkaribakkari.net
ホームページhttp://www.bakkaribakkari.net/
劇団Blog「ばっかりばっかりのお部屋」
http://blog.livedoor.jp/bakkaribakkari/

全国図書館大会2014東京大会の公募型分科会を開催しました。

11月1日、全国図書館大会2014東京大会の公募型分科会を開催しました。
急ピッチの準備になりましたが、音ボラが行っている「テキスト化プロジェクト」状況を図書館や他の団体グループでも取り組んでほしいという気持ちは伝えることができたのではと思います。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

全国図書館大会2014東京大会での公募型分科会会場の写真

「日本点字図書館オープンオフィス」開催のお知らせ

2014年も「日本点字図書館オープンオフィス」を開催します。

日時  2014年11月15日(土曜日) 10時~16時
2014年11月16日(日曜日) 10時~17時
会場   日本点字図書館(本館・別館)
東京都新宿区高田馬場1-23-4

11月15日(土曜日)、16日(日曜日)の両日、当館事業を広く知っていただくと共に、日頃ご支援くださっている皆様への事業成果のご報告を兼ね、昨年に引き続き施設公開イベントを開催いたします。
当館業務のご紹介をはじめ、小中学生のお子さんも楽しめる、ミニ点字教室や盲導犬体験コーナーなど体験型、参加型催し物も用意しています。
スタジオでの録音風景も公開します。
また、16日には当館テープライブラリー事業草創期にボランティアとしてご協力くださった、女優の黒柳徹子氏の講演も予定しています。

(詳しくは当館ホームページ等で随時お知らせいたします。http://www.nittento.or.jp/
日頃当館について「どんなところ?」と興味を感じている方々をはじめ、
多くの皆様のご来場をお待ちしております。

N0.348 コンサート

今年の「競い合い助け合うコンサート2014  羽ばたけ視覚障害音楽家たち」も、無事終わりました。お天気に恵まれたことが幸いして、来場者が例年より心もち、多かったような気もします。
恒例のコール・トゥインクルスターで始まり、木村りえ・りさ姉妹のピアノ。特に連弾「皇帝演舞曲」は、さすが息のあった素敵な演奏でした。

また以前、音ボラのシンポジウムに利用者として参加してくれた川端みきさんには、その時のお礼をお伝えできました。オペラ蝶々夫人のアリア、「ある晴れた日に」は、透き通った優しい歌声で癒されました。

最後の踊正太郎さんの津軽三味線は、圧巻です。バチを叩くような奏法がお腹に響きます。現在、視覚障害の演奏家は踊さんお一人とか、寂しいですね。

さて今年もまた、実行委員としてたくさんの方々に応援していただき、会場に足を運んでもらいました。ほとんどが音ボラネットの会員のみなさんです。

中でも、那須塩原の松木さんは、毎回、お子さんが小さく、なかなか好きなコンサートにも行けないお嬢さんと来場。2歳半になったお孫ちゃん、帰宅するなり、ピアノを弾く真似をして拍手し、お辞儀を繰り返していたそうです。

若い来場者が少ないなか、こんなふうに子育て中のママたちも、気軽に参加してくれるといいのにと思いました。「演奏中につき出入り禁止」はありませんので。

私の田舎の小・中学校の同級生が、初参加。こんなコンサートがあるのを知らなかった。感動して涙が出そうだったと。また娘の友だちも、みんな明るいですね、と言っていました。

やはり口コミで広げていくしかないのでしょうか。

図書館職員の方、私が以前住んでいた練馬の友人・知人。そして毎回、ご両親をお連れして参加してくれる方。音ボラ事務局からも何人も参加してくれました。

特に猪俣は、いつも地元の複数の利用者を誘って来てくれます。みんなで楽しくランチをして、音楽を聴いて、楽しいプチお出かけ。これもいいですね。

またこちらもいつものことですが、当日は参加できないのに、チケット代を送ってくれる人も。
みんなありがたいです。

紹介しきれなかった全ての人に、この場を借りてお礼を申しあげます。

また、主催の高橋理事長ご夫妻が、変わらずお元気なのが何よりです。私は、高橋さんの「思い」に賛同して応援しているので、ぜひいつまでもお元気でいていただきたいものです。

更に高橋さんをサポートして窓口を一手に引き受けている星野さんはじめセンターの皆さま、お手伝いの皆さま、お世話になりました。
また一年後お会いしましょう。

事務局の大田が言っていました。懐かしいみなさんにお会いできる「七夕チャンス」でもありますと。  全く同感!!

No.347 ある協力依頼

東の日点(日本点字図書館)、西の日ラ(日本ライトハウス)、いずれも大きな情報提供施設です。距離的なものが大きいとは思いますが、この日本ライトハウスとは、今まであまりご縁?がありませんでした。

みなさんはご存知だと思いますが、ホームページによると、岩橋武夫さんが、大阪住吉区に施設を建設。陸の灯台守である「ライトハウス」を開館。その後、声の図書館を開設し、録音図書の製作・貸し出しを開始とあります。本年で創業90周年になります。
ところで、この岩橋さんと、ヘレン・ケラー女史との熱い交友は、20年にもわたったそうです。

さて、私たちにとっての一番の関係先は、情報文化センターになります。とは言っても、竹下亘館長と初めてお目にかかったのは、今春の都内での、あるパーティーの席上でしたし、考えてみれば、同センターにおじゃましたこともありません。

こんな状況ではありましたが突然、製作部長の久保田文さんから連絡をいただきました。
「昨年度から、文科省委託事業として、視覚障害及び視覚認知に特性のある児童・生徒のデジタル教科書についての調査研究を行っているが、このことについて相談したい」と。早速、久保田さんの上京に合わせて、ボラセンでお会いしました。

合成音声と肉声とのコラボによる音声教材を効率的に製作・提供できるように、音訳者のスキルを結集して「教材の視覚的資料の音訳データベース」を構築するそうです。視覚的資料とは、特に図・表・グラフ・写真・絵等のことです。ぜひ協力してほしいというお話でした。

この取り組みについては、会報「音ボラネット通信」の次号をご注目ください。久保田さんには、寄稿のお願いをしてあります。

ほんの短い時間ではありましたが、勉強になりましたし、楽しいひとときでした。
これからもよろしくお願いしたいと思います。