文化庁で意見交換会がありました。1年ぶりに著作権課の森課長のお出ましでした。
こちらは、宇野先生を先頭に、大橋さん、井上さん、佐藤さんそして私と、今まで共に動いてきたいつものメンバーです。 マラケシュ条約の批准に向けて、私たちが訴えてきたことが、正式な小委員会で検討がなされることになりました。
著作権法第37条3項の改正に向け大きく前進しました。
この小委員会とは、有職者で構成されており、当事者はいないということでした。失礼ながら現場を知らない有職者だけで進められることのないように、ヒアリング等の場を設けてほしいと思います。
この小委員会での結論は、本年度中に出される予定で、最速で次の通常国会への提出も可能という話をうかがいました。
私たちの主張が、どこまで通るのか、注視していきたいと思います。
社会福祉協議会で活動している音訳ボランティアや、地域で自主的に活動している音訳ボランティアが、伸び伸びと自由に活動できる日の一日も早からんことを切に祈ります。
先立って、一つ確認できた嬉しいことです。
大学の障害学生支援室についてです。
『視覚障害や学習障害の学生のために、教科書などの教材を拡大文字や音声、電子データに変換するという支援を行っている支援室については、著作権法施行令第2条第1項第1号の「大学等の図書館・・・に類する施設」に該当すると考えられる』という回答を得ました。
法改正となるとなかなか、時間のかかるものですが、諦めずに、みなさんと頑張っていきたいと思います。