音ボラネット事務局 のすべての投稿

No.334 第100回全国図書館大会

2014年10月31日、11月1日に都内明治大学駿河台キャンパスで開催される、第100回全国図書館大会について知ったのは、6月も残すところ10日あまりの頃でした。
図書館大会には、過去何度も参加しています。更には、音ボラネット立ち上げのきっかけとなったのも、2003年に静岡で開かれた全国図書館大会への参加でした。
一度、全国の音訳者に会いたいという思いがつのり、2006年「音訳ボランティア全国大会」開催へと繋がったのです。

さて、今回は100回の記念ということもあるのでしょう。2日目の11月1日に公募型分科会が予定されています。部外者ながら、いい企画だと思いました。
やはり、内々だけでは、新鮮味や意外性が薄らいできて、毎度お馴染みの、になりやすい。そうなると、全国から集うには魅力がなさすぎて、マンネリ化しているようにも感じていました。

これはいい機会です。準備時間がなさすぎですが、何とか応募したいと思いました。音ボラネットの事務局からは、「また、藤田は仕事を増やす」とブーイングが起きそうです。
でも私たちの最前線の活動である「テキスト化」のことを、広く図書館関係者に知ってもらう、またとないチャンスです。

更に忙しさに拍車をかけることになるのですが、「テキスト化」プロジェクトのメンバーの同意を得て書類を作成し、活動履歴をつけて、締め切りギリギリで提出してもらいました。
千葉の松井さんにもアドバイスしていただきました。

この度、審査委員会において、私たちの提案(分科会テーマ)、「視覚障碍者への新しい支援  本のテキスト化とテキストDAISY図書」が、応募要件を満たし、成果が見込めると判断され採択されました。と審査結果のお知らせが届きました。

どこもやらないなら、困っている利用者を目の前にして、私たちがやるしかないと頑張ってきました。ますます必要とされる活動ではありますが、事務局の負担が大きすぎます。著作権フリーでもない、お金もない一ボランティア団体が、いつまで続けられるだろうかという思いがあります。
各地の図書館のみなさんに考えてもらえるきっかけになれば、幸いです。

今後、この「テキスト化」が、図書館サービスの一つとして定着することを期待したいと思います。発表までは、まだ時間があるようですが、他のこともあります。
ますます熱い?夏になりそうです。

ラジオ深夜便「明日へのことば」に出演

個人会員でもあり神奈川ライトセンターの姉崎久志さんが
NHKラジオ深夜便の「明日へのことば」というコーナーに出演することになりました。

放送日は7月20日(日)の午前4時台の約40分間です。
音訳のことやデイジーについても触れていますが、ほぼぶっつけ本番的なインタビューでした。

ラジオ深夜便の2週間番組表には7月19日の深夜からの番組の継続として掲載されています。番組表のURLです
(://www.nhk.or.jp/shinyabin/pro/2pro.html)

個人会員でもあり神奈川ライトセンターの姉崎さんがラジオ出演されます。

個人会員でもあり神奈川ライトセンターの姉崎久志さんが、NHKラジオ深夜便の「明日へのことば」というコーナーに出演することになりました。

放送日は7月20日(日)の午前4時台の約40分間です。
音訳のことやデイジーについても触れていますが、ほぼぶっつけ本番的なインタビューでした。

ラジオ深夜便の2週間番組表には7月19日の深夜からの番組の継続として掲載されています。番組表のURLです。
(http://www.nhk.or.jp/shinyabin/pro/2pro.html)

仙台アイサポートからのおしらせ

2009年より仙台で年1回開催しております視覚障害者向け便利グッズの展示会
「eye eye福祉機器展 2014 視覚障害者のための生活用具展示会」を
8月3日(日)に開催いたします。

そのご案内を当法人のホームページに掲載しました。
http://www15.plala.or.jp/isupport/eyeeyekikiten.html

これまでのところ準備が遅れ気味の状況ですが、今後、企画が確定し次第
ホームページにも情報発信していく予定です。

よろしかったらどうぞご参考にしてください。
そして、たくさんの方のご来場をお待ちしております。

No.333 出版UD研究会

44回目となるこの度の出版UD研究会は、「外国とつながりのある人が求める読書・情報サポートを考える」でした。プレゼンターは、神奈川県立地球市民かながわプラザ  あーすぷらざの外国人教育相談コーディネーター加藤佳代さんです。会場は、お馴染みの専修大学神田キャンパス。今までにない珍しいテーマです。いつになく若手の新しい人たちの参加が目立ちました。

日本で暮らす外国人保護者や子どもたちの現状、ニーズや課題。それに対する学校や図書館での対応等、伺いました。国内での外国籍の人の数は、ここ20年で2倍以上になっているそうです。日本語を母語としない人たちにとって、果たして日本は暮らしやすい国なのでしょうか。自分が逆の立場だったらと、いろいろ考えさせられました。

神奈川県のようにサポート体制が充実していればいいでしょうが、それでも課題はあるようです。情報弱者という点からすると、障害者と同じかもしれないと思いました。

日本語が理解できないために、必要な情報が得られなかったり、文化や生活習慣の違いになじめず、孤立してしまう人がいなくなるように、それぞれの地域でも、何か身近なところでお手伝いできないものでしょうか。

いつものことながら、学びと出会いの場でした。

No.332 競い合い助け合うコンサート2014

年に一度の視覚障碍者のコンサート「競い合い助け合うコンサート2014」が、昨年と同じ杉並区内西荻地域区民センターで、10月25日(土)、開催予定です。ますますお元気な高橋実視覚障害者支援総合センター理事長を中心に、実行委員会が開かれました。

女性コーラス、コール・トゥインクルスターのみなさん、ソプラノの川端みきさん、津軽三味線の踊正太郎さん。そして実行委員会に出席のピアノの双子の姉妹、木村りえさん、りささんが登場です。

この木村姉妹は、8年ほど前にこのコンサートに出演したことがあるそうです。でも私は、まだその頃は、このコンサートには、関わっていなかったので、今回初めてのご対面でした。
小柄な可愛い姉妹です。どんな演奏を聞かせてくれるのか、今から楽しみにしています。

10月は、行事の多い時ですが、今から25日(土)を開けておいてくださると嬉しいです。

私もみなさんのご協力の下、チケットの売りさばきには、変わらず協力しますので、若い演奏家のみなさんには、一人でも多くのファンができるように、頑張ってほしいと思います。

高橋理事長の熱い思いによって毎年開催されているこのコンサートのステージに立てることに感謝しつつ、より多くの人を集められる演奏家に育ってほしいと願っています。

No.331 「デイジー信州」研修会

爽やか信州は、どこへ行ったのかと思うほど暑い長野県上田市へ。
上田点字図書館主催の「デイジー信州」研修会に呼んでいただいたのです。地元のデイジー上田の原山さんの尽力が大きかったと思います。感謝です。

長野とは、ご縁を作ってくださった二人の方のおかげで、たくさんの音訳ボランティアはじめいろいろなみなさんと繋がることができました。久しくご無沙汰していましたが、今回また再訪がかないました。

原山さんは、シナノケンシのお膝元ということもあり、早い時期からデイジー化に取り組み、本当に頑張ってこられた方です。今やご主人までまきこんで、婦唱夫随?の活動です。
いつかは、私の話をみんなにも聞いてもらいたいと思ってくれていたようです。

開催が決まってから、一人でも多くの人に参加してほしいと、人集めにも奔走。みなさんもそれに応え、デイジー信州のメンバーだけではなく、近隣の音訳ボランティアも参加。70名ほどでしたでしょうか。本当にありがたいです。

「変化する読書障碍者の読書環境と音訳者の役割」について、話しました。テキスト化のこと、合成音声の進化、基本の「読み」等、二時間ほどの講演でした。県内のすべての音訳ボランティアが集まり、意見・情報交換ができる場があるといいですね。

こういった形のものを以前、シナノケンシ主催で、「パートナーミーティング」と名付け 、毎年開催されていました。今思えば、非常に貴重なことでした。中心に、企業人でありながら、ボランティア精神に溢れた方がいました。これがなくなってしまうと、とても残念です。これにかわるようなものを、どこか図書館でも、社協でも、やってくれるところはないでしょうか。

長野県内の横の繋がりが強固なものになれば、もっと効率よく、スキルの高い録音図書がもっとたくさん製作できるようになるのではと思います。

ところで、午後からの講演会に先立ち、広沢里枝子さんが、パーソナリティを担当する信越放送(SBC)上田放送局製作のトーク番組「里枝子の窓」に出させていただきました。この里枝子さんとは、5年ほど前に、長野県社協主催の集まりでお会いしました。

盲導犬ユーザーで、とても聡明できれいな方という印象でした。里枝子さんもこの時のことを覚えていてくださっていて、懐かしさを感じながら、リラックスして楽しいおしゃべりができました。

みなみなさま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。またいつか、きっとお会いしましょうね。