2回目の総武本線の旅です。 昨年は、あの3.11の大震災で千葉県内で唯一、津波による犠牲者が出た旭市の図書館に伺いました。 そういえば、図書館の敷地内に作られていた仮設住宅は、どうなったでしょうか。そこでの生活を余儀なくされたみなさんは、その後、落ち着いたくらしをされているのでしょうか。車中でそんなことを考えました。
さてこの度は、その旭市より少し東京寄り、物井というところで下車。佐倉南図書館にお邪魔しました。 今までの講演会は、すべてと言っていいくらい、現在活動している音訳ボランティアのみなさんに向けたものでした。 今回のように、「音訳ってなんですか」という方たちに対してというのは、初めてです。市内の志津図書館との共催ということです。 定員は30名。男性もちらほら。 この私の話の反響いかんで、次の音訳者養成講座を準備しようかという意味合いのもののようでした。 因みにこちらは、障害者サービスが行われていない公共の図書館です。これからということで、若手の職員の方たちの頑張りに期待したいと思います。今回で一歩を踏み出したわけですから。
内容としては、敢えて厳しい話をしたつもりはないのですが、「なかなか厳しいものですね」と言われました。 視覚障害者の目の代わりであり、自分が読みたい本を読めるわけではないということ、聴読にたえられる録音物が製作ができるようになるためには、「日々精進」の世界だということなど、話しました。 それでも、「音訳の大変さ大切さを、わかりやすく、厳しく、ユーモアを交えてお話いただき、大変勉強になりました」と言っていただきました。 また、半数以上のみなさんが、次回の参加を希望されているそうです。もちろん「簡単にできるものではないとわかり、次回の参加を迷っています」とか、「入れ歯なので、お役に立ちそうにもありません」という方もいらしたそうです。 この受講生の中の何人かでも音訳ボランティアとして、活動を始めたという後日談を伺えたら嬉しいです。駅からの送迎、お昼の用意など、お世話になりました。 ところで市民向けの広報番組「チャンネルさくら」で講演会のことを放送してくれるということでした。2時間すべて撮影し、5分の番組に。どんなふうにまとめていただけるのか、楽しみです。一人でも多くの方に、「音訳」について、知ってもらえることは、ありがたいことです。
「いんなあとりっぷ新春懇話会」に出席しました。 霊友会主催のパーティー形式の交流会です。 会員さんもですが、ご案内の葉書に「日頃お世話になっているみなさま方に」とあるように、会員外の方が、ほとんどでしょうか。 港区麻布台という立地からか、外国の方の姿も、ちらほら。800人以上の出席者です。 ご挨拶はまず、末吉会長、続いて、意気軒昂な某党の官房長官や女性議員は、自信に溢れ、リキが入っています。更に「シナ」などとおっしゃる、80を過ぎているとは思えない某氏の挨拶です。 さて、私が何故、このような会にお招きいただいているかのかといえば、音ボラネットの団体会員の「霊友会法友文庫点字図書館」のみなさまとの関係があるからです。 2006年の私たちの「音訳ボランティア全国大会」に、当時館長だった川岸さん率いる5~6名のみなさんが、参加してくださいました。 以来、折りにつけ応援してくださり、私も何度も法友文庫を訪問させていただきました。「マンガも読んでみよう」では、三浦さんに講師をお願いしたりと、交流が続いています。 みなさん気さくで温かみがあって、いつも励ましてくださいます。 昨年は、「ありがとうこだま基金」の支援もいただきました。
会場では、「音訳なんて言葉もなにも、初めて伺いました」という方と、話が弾みました。こういう出会いが大切ですし、面白いです。
ところで、私たちの総会以外のシンポジウムや講習会の会場探しには、いつも苦労しています。 「うちには、大小の会議室があるので、使っていただけると思いますよ」と三浦さんから、おはなしがありました。 100名以上入れて、なるべく安価で、食事の持ち込みも可などというところは、なかなかありません。 ありがたいお話です。 その節は、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
昨年の11月末に朝日新聞「55プラス」に「音訳」が取り上げられました。4回続きの記事でした。 直後、「記事読みました」、「音訳、出てました。嬉しいですね」と何人もの方から、連絡がありました。 新年の賀状にも、たくさんの方から「見ましたよ」という一言が、添えられていて、改めて新聞ってすごいなあと思いました。 この時、当会で今一番ご苦労をかけている「テキスト化プロジェクト」のメンバーから、次は、こちらも記事にしてもらえるようお願いしてと言われました。 朝日の取材の時も「テキスト化」のことは、もちろん話したのですが、本来の「音訳」がテーマだったものですから、メンバーには、少し不服だったかもしれません。 でも実は、この前から「テキスト化」のことは、共同通信社の藤田さんに、ボラセンにも来ていただきご説明もしてありました。 さらには、11月30日の都内江東区で開催された「テキスト化講習会」への取材もお願いしていました。 当日は1日お付き合いくださり、大学受験をめざす弱視のお子さんの保護者の方や、千葉の松井さんからも、話を聞いてくださったようです。
そしてようやく、記事になると連絡がありました。掲載予定日は、今月15日夕刊か16日の朝刊だそうです。 ご存知のように、共同通信社とは、国内や海外のニュースを取材・編集して、全国の新聞社やNHK、民間放送局、海外メディアに配信しているところです。 ですので、どこの新聞に掲載されたかは、なかなかわかりづらいのです。 記事を見つけた方は、ぜひお知らせください。
ところで、この藤田さんとのお付き合いは、2006年にさかのぼります。 右も左もわからない、音訳ボランティアたちが、初の「音訳ボランティア全国大会」の開催を企画し、四苦八苦していた時です。開催を全国に告知するすべも知りませんでした。まず、お世話になっていた故浦口さんに相談、そこから読書工房の成松さんにいき、そして藤田さんを紹介されたのです。 「手っ取り早いのは、記者会見することかなあ」と藤田さん。 2006年3月、厚労省の記者クラブに出向きました。 臆せず出向いた先には、それでも6~7人の各社の記者がいて、記事にしてもらえました。テレビ等でしか知らない記者会見って、こんなふうに行われるのかと、緊張のなかにも興味津々というところもあって、今思えば、貴重な経験をさせていただいたわけです。 藤田さんとは、それ以来のお付き合いで、恩人に対して失礼ですが、ふざけて、「藤田弟」などと呼ばせていただいたりします。
ところで、この音ボラネットも、そろそろ立ち上げから10年になろうとしています。 この間、藤田さんはじめ、実にたくさんの方々にご支援・ご協力をいただいてきたこと、改めて、感謝の思いがわいてきます。 そして当初から応援してくださっているほとんどのみなさまと、今もってお付き合いさせていただいていることに、重ねて御礼申し上げます。これからも、事務局一丸となって進んでいきたいと思いますので、重ね重ねよろしくお願いいたします。
ぜひ、記事見つけてくださいね。
みなさん、お待たせしました。いよいよ発表です。
三芳町役場福祉課の三室さんから、ご丁寧な新年のご挨拶と共に、アブディンさんの講演会の詳細が、「広報みよし」に掲載されたと、お知らせがありました。
記
期日 2月14日(金)
13:20受付開始
14:00開演
会場 藤久保公民館ホール
収容人数 100人(当日受付、先着順)
日本語がうますぎる盲目の陽気なスーダン人アブディン氏が、聞き、嗅ぎ、味わい、感じた「日本のおもしろさ」を語ります(広報みよしより)
これを見ただけで、行かなくちゃと思います。
そういえば以前、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生に、三芳町での講演会のことを、お話しました。
「それは、ぜひ聞きに行ったください。面白いですよ」と。
アブディンさんとは、お知り合いだそうで、よくご存じでした。世間は狭いですね。
2月ともなると、寒さが一段と厳しい時かと思われますが、寒さを吹き飛ばす、楽しい有意義な講演会間違いなし、です。
一人でも多くのみなさんに参加してほしいと思います。
会場でお目にかかりましょう。
都内では、暖かく穏やかな晴天が続きました。
日本海側や雪国のみなさんには、申し訳ないくらいです。
郷里の母が、よく言っていました。「東京は冬でも布団がほせるんだものね」と。
でもさすが、今日は寒の入り。曇り空のそれらしいお天気になりました。
昨年は、お世話になりました。今年もさまざまなステージでみなさまと一緒に元気で楽しく活動ができますことを祈っています。
本年も、よろしくお願い申しあげます。
さて、昨年の暮れには、会報「音ボラネット通信」第20号をお届けしました。そして、この「藤田が行く」を別刷りで同封しました。
「反応はないかもしれませんが、たぶん多くの人が見てますよ」と言ってくれる人もいます。しかし、果たしてどれほどの人が、ホームページを活用しているのか、様子がつかめません。
このブログは、単なる個人のものではありません。
全国組織の代表という肩書きがついて回る以上、少なくとも本人としては、気を使って書いています。
忙しかったり、地方にいたりすると、なかなか最新の情報が入ってこないことがあると思います。
はっきり言って、それでも活動はできます。
しかし、みなさんが少しでも現状を知り考えるきっかけとなり、呼び掛けに応えてくれる人、協力してくれる人が、一人でもふえたら、こんなに嬉しい事はありません。
ところで、会員外の方も、見てくださっていて、身の引き締まる思いがします。
ある図書館職員の方です。まだ新しい障害者サービス担当の方でしょうか。
「ホームページを楽しみに読ませていただいています。追い付くものではありませんが、少しずつでも、いろいろなことを知っていきたいと思います」と。
また、「とてもわかりやすく、読みやすいです」と言ってくださる視覚障害の方もいます。
こういう方のなかから、私たちの活動の理解者が増えていくことは、願ってもないことです。
さて、埼玉県三芳町で2月14日に開催予定のスーダン人のアブディンさんの講演会のことを紹介しました。「わが盲想」(ポプラ社)のことも。
すると、早速購入した人、図書館から借りた人と何人もいたようです。こんなふうに、広がっていくと嬉しいですね。
「コメント欄」となっていますが、感想、日頃の取り組み、悩み等々なんでも結構です。
遠慮なくお寄せください。
お待ちしています。
2日間にわたって、東京都障害者総合スポーツセンターで開かれた、全国視覚障害教師の会(JVT)の拡大役員会のお手伝いをしました。当事務局から、平井、鶴岡、松本、古屋、藤田の5人で参加しました。平井が、JVTの賛助会員の関係で、何年か前からお手伝いをしています。
まずは、JR王子駅ホームで、各地から参集してくる先生方を出迎え、送迎バスやタクシーで、センターまで。あとは、センター内で、細々とサポート。代表の重田先生、山口先生、南沢先生ご夫妻、藤本先生や馬場先生など何人かのみなさんとは、懐かしい再会です。今回は、30代前半の若い先生がたくさん参加されていて、いつにもまして活気に溢れていました。
さて、2日目終了後は、有志のみなさんが、韓国に移動です。韓国にも同じように視覚障害教師の会があるそうで、初の交流会が、企画されました。韓国側の発表原稿を、私たちのほうで、音読しました。制度の違いはあるでしょうが、日本も韓国も悩みは、同じです。視覚に障害がありながら、教壇に立つみなさんです。困難を抱えながら、努力をし、前向きに頑張っています。近い将来、韓国のみなさんが、日本に来られたら、ぜひお手伝いさせていただきたいと思いました。
ところで今回、初めて参加された一人の先生のことが、気になりました。急激に視力が落ちて、全体に白いもやがかかった状態とか。まだ、若い先生です。白杖の使い方にも、まだまだ慣れていないような様子。職場復帰ができるのか、といった現状のようでした。失礼ながら、先生の全身から「不安」や「戸惑い」が、伝わってきます。
失明を宣告された時、どん底に突き落とされて、一度は、死を考えたというお話は、何人もの方から、伺っています。壮絶な戦いのようです。いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた先輩や仲間から、いろいろアドバイスを受けていました。最後には、少し表情が和らいで、笑顔も見られるようになりました。
思わず私も「何といっても、仲間がいます。私たちのようなボランティアもいます。何かお手伝いできることがあったら、遠慮なくどうぞ。応援しています」とお伝えしました。またいつか、復帰なさった先生にお目にかかれたら、嬉しいです。
最後に、テキスト化プロジェクト担当の古屋から、「テキスト化」のことを
さらりと一言、アピール。みなさん「ホーッ」という感じでした。
この度もまた、たくさん勉強させていただきました。みなさまありがとうございました。
依怙贔屓になってもいけないので、なるべく公平にと思いながらも、すみだ録音グループ「声」の朗読会には、何回かお邪魔しています。
1ヶ月以上前からお知らせいただいているので、日程調整しやすいこと。
伊藤忠記念財団マルチメディアDAISY(IMD)プロジェクトで一緒の南部さんや、以前、音ボラネットの会計監査でお世話になった古宇田さん、その外にも顔見知りのみなさんが何人もいるので、つい足が向くのでしょうか。
メトロの押上駅から、地上に出ると、目の前に東京スカイツリーがそびえています。
さて、毎回楽しみにしている利用者も多く、会場のすみだ女性センターは定員160名を超える大盛況。
近隣の音訳ボランティアのみなさん。
そして、当事務局からも大田、3人もの利用者さんを案内して猪俣も、参加。彼女は、こういうイベントがあるといつも利用者を同伴。彼女の姿勢が伝わります。
さて毎回、バラエティーに富んだ作品を、出演者の個性や技量に合わせて、上手に選んでいます。
しっとりした大人の恋あり、時代物あり、肩の力を抜いて大笑いするものありと、作品の世界に引きこまれました。
20分ほどのコーヒーとお菓子の休憩タイムを入れて、2時間半の時間も丁度いいあんばいです。
駅からの誘導や、裏方に徹したみなさんの笑顔も素敵でした。
地元に定着している朗読会でしょうか。今回で9回目といいますから、「継続は力なり」ですね。
日頃の地味な音訳活動の合間に、スポットライト?を浴び、反応が直に伝わる朗読会という場も必要であり、明日への活力なのかもしれません。
みなさま、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
引き続き、音ボラネットへのご協力も、よろしくお願い致します。
担当者がずいぶん前から、準備を進めてきた「テキスト化講習会実践編」が、江東区は亀戸で開かれました。
講師は、お馴染みの利用者の立場から、松井進さん、そして後は事務局スタッフです。
参加者は20名。4月にも一度、講習会を実施していますが、その時の受講者が半分ほど、再び参加してくれました。
会員外の方も数名いらっしゃいます。秋田、仙台、三条、焼津からの参加者も。
この他に、青森公立大学の神山先生、障害者放送協議会の井上さん、千葉県立西部図書館の安宅さん、取材で入られた共同通信社の藤田さんと珍しいメンバーも参加。
会を盛り上げていただいたようです。事務局スタッフも頑張ってくれました。
今後ますます、テキスト化へのニーズが増えてきます。
みなさんが、即戦力になってくださることを期待したいと思います。
仙台からの参加のメンバーからは、「今日の講座は、とてもありがたかった。勉強する機会を作っていただいたみなさまに感謝です」と、早速にメールが届きました。
さて私はといえば、初めて当音ボラネット主催の行事に欠席しました。オーバーではなく、断腸の思いでした。
1週間飲み続けた薬、まれに副作用もありますと病院で言われていたのですが、飲み終わったとたん、まさにドンピシャリ。全身に発疹、顔にまで。そして痒みと発熱。
薬アレルギーとのこと。こんな経験は初めてです。
冬場でよかった。皮膚の露出を押さえ、マスクをして1日目は、事務局の会議に出席。
2日目の今日は、そうもいかなくなりました。
顔は、まるで、お岩さん。鏡を見て自分でショックを受けるほど。
私は今まで、音ボラネットの代表として、みなさんの前に立つときは、いつも元気印で、参加者一人一人に感謝の気持ちをこめて挨拶してきました。
みなさんからも、「元気をもらった」「パワフルな代表に会えて頑張ろうと思った」と言われて、逆に私もみなさんから励まされてきました。
できれば、今回も会場に出向き、新しいことにチャレンジしようというみなさんにお会いしたかった。残念でした。
私にとって思いもかけない、トラブルでした。
ご迷惑をおかけしたことと思います。申し訳ありませんでした。
健康あっての活動だとしみじみ感じました。
師走に入り、慌ただしくなります。すでにインフルエンザ流行の兆し、という報道もあります。
みなさまもくれぐれもお気をつけくださいね。
埼玉県は三芳町のみなさんのことを、覚えているでしょうか。
町役場の福祉課の三室さんはじめ、社会福祉協議会のみなさん、音訳ボランティア等が協力して、音訳ボランティアを養成、障害者サービスを充実させていこうという取り組みです。
ボラセンにお越しになった時に、先ずは広く視覚障碍者のことを知ってもらうために、誰でもが参加してみようと思う人を講師にお呼びしたらと提案しました。そして、スーダン人のアブディンさんを推薦しました。
三室さんはじめ、みなさんの熱意で、めでたくアブディンさんの講演会が決定。
2月14日開催の運びとなったようです。ポスターやチラシの準備も着々と進んでいる様子。正式な案内を楽しみにしています。
さて以前に、この取り組みについて、小欄で紹介したところ、図書館職員の方をはじめ、何人かの方から書き込みがあり、盛り上がりました。みなさん楽しみにしているようです。
ところで、19歳でアフリカ大陸から、言葉も習慣も違う日本にやってきたのが、アブディンさんです。
15年間の異文化体験を通して、「目が見えないからこそ感じる日本がある」と。
音声読み上げソフトを使って執筆したという「わが盲想」(ポプラ社、1470円)を読んでみると、まず巧みな日本語にびっくり。オヤジギャグの連発に大笑い。楽しいのですが、そういう中にも鋭く本質をつくところもありで、アブディンさんが、盲目の外国人であるということを、忘れてしまいそうです。
このアブディンさんが、三芳町でどんなお話を聞かせてくれるのでしょうか。
今からワクワクドキドキです。
音訳ボランティアもそうでない人も、視覚障碍の方も、たくさんのみなさんが集まるといいですね。
今から予定しておいてください。
あちらこちらから、さまざまなお誘いを受けます。
特に秋は、各地でイベントがめじろ押し。
残念ながら、身は一つで、ついつい失礼することが多くなります。
「演劇結社ばっかりばっかり」の看板女優、美月めぐみさんから、何年も前から、ご案内をいただいていましたが、なかなか伺えず、今回やっと、友人と会場に足を運ぶことが、できました。
美月さんとは、「バリアフリー読書サークルYAクラブ」で、知り合いました。
その後、当会の「マンガも読んでみよう」シンポジウムに、元気なYAのみなさんと、シンポジストの一人として、出席していただいたこともありました。
さて、今回は第13回目の公演にして、新作的再演「トイメン2013」でした。
たぶん美月さんの言葉だろうと勝手に思いこんでいるのですが、「視覚障害役者?普通にいますけど何か問題でも?」が、合言葉だそうです。ここからして何だか、ワクワクします。
舞台は、とある図書館の一室。そこで、カルチャー教室で、朗読を勉強中の今風の若い女性が出会うのは、いかにも誠実そうな障害者サービス担当の男性職員。個性溢れる視覚障害者の男女二人。無責任な館長やら、町?の議員と思しき男性やら。
狭い朗読室で繰り広げられるのは、朗読ボランティアって何?そして図書館の在り方。視覚障害者の思い、等々。
クスリと笑い、あるあるとうなずき、対面朗読(室)のあり方を考えさせられたりと、とてもなかみの濃い舞台でした。
さすがみなさん、声がよく出ている、滑舌もよし、当然ですね。
美月さんは、歌もお上手!新発見。とても楽しく、レベルの高い舞台だと思いました。
今後もみなさんだからこそできる舞台をぜひ、お願いします。
一人でも多くの方に観ていただきたいです。
全国音訳ボランティアネットワーク通称〝音ボラネット〟のサイトです!