2009年度シンポジウム「マンガも読んでみよう」がおかげさまで無事終わりました。その際、マンガをこんな風に読んでいますという事例と、利用者の声を聞かせてくれたYAクラブの皆さんが中心となった語りの会が開かれます。こうばこの会 語りの花束 VOL6です。
シンポジウムではおおいに会を盛り上げてくれました。あれだけ明るく元気のいい若手集団(?)。さぞやパワーあふれる楽しい会になることでしょう。ぜひ一人でも多くの方々に参加してほしいと思います。加藤寛子さんの人形劇もあります。
2月6日(土曜) 〔昼の部〕14:00〜16:00 〔夜の部〕17:00〜19:00
入場無料 定員30名
場所 「遊美」 TEL 03-3393-8900
杉並区荻窪5-10-22 美好屋ビル1F
JR地下鉄丸ノ内線 荻窪駅南口徒歩5分
南口仲通商店街(角にセガミ薬局)を入って約5分直進した右側のアトリエです。
ギャラリー遊美
いよいよ明日28日、最終打ち合わせと会場への資料等の搬入を行います。今回は特に、できるだけ多くの利用者の生の声をお聞かせいただきたいこと、そして、著作権の話や出版社関係の方のお話も欠かせないと思いました。結果、多方面の方々の参加も直前に決まりました。何とかして次につながる会にしたいと思っています。
さて、今回二転三転したことがあります。午前の部の基調講演の二村晃氏(中途失明)から「ゴルゴ13」をどう読むかということを内容に加えたいので、参加者へのコピーの配布は可能かとお尋ねがありました。「否」です。でも、それが一番手っとり早いのです。しかし、参加の北川和彦先生からも、「音ボラネットがそんないいかげんなことをしてもらっては困る」とお叱りをいただきました。
プロジェクター使用で解決と思いましたら、会場の後ろの方では文字部分が判読できないということがわかりました。ならば、文字部分はこちらで読む、これも一案です。しかし、やはり、コピーが手元にあるということがベターでしょう。文化庁の著作権課に聞きました。当然ですが「権利制限規定」があり、認められませんと。
初めから、断られるものと決めてかかっていましたし、時間も無いしとあきらめていた「さいとうたかおプロダクション」に電話をしてみました。いつも応答なし。これも当日参加の小学館の方からFAX番号を教えていただきました。
なるべく簡潔にと思いながら当ネットワークの紹介、シンポジウムの目的、内容等をFAXしました。ありがたいことに本日27日「奥付けを付け、終了後回収ということで許可します。」とお返事をいただきました。
ひとつの会を企画し、運営するには、実に多くの方々のご協力、ご支援がなければできないということを改めて学びました。
新年も明けて1週間がすぎました。ますます厳しい世の中ですが、今年もお互いに元気で楽しみながら活動ができたらと思います。本年もよろしくお願いいたします。
さて、昨年から引き続きの月刊「世界」ですが、新年号が4日から貸し出し、5日からはびぶりおネットから配信が始まったそうです。松井進さんから連絡をいただきました。
今回の読み手は混合チームです。実を言うと一抹の不安がありました。あちこちのグループから単独もしくは複数で手をあげて下さった方々です。そばに相談できる人がいないというのは、精神的に大変だったのではと思います。でもそこはベテランの音訳者です。上々のできあがりではないでしょうか。事務局のヘレン・ケラー協会の堀江さん、編集の舛田さん、みなさん年末年始もなかった方もいらしたでしょう。関わった皆さま、お疲れさまでした。
いただいた年賀状に音ボラネットの会員として頑張りました、とありました。ほんとうに頭が下がりますし、会員のみなさんがたくさん関わってくださっていること、感無量です。
ところで早2月号の製作が始まりますが、担当の仙台のグループの中心者として昨年10月の都内での打ち合わせに参加されていた仙台朗読奉仕の会の佐藤京子さんが亡くなりました。暮れのことだそうです。「世界」に携わる決意を披瀝なさっていた姿、名刺交換の折の笑顔が忘れられません。
会の皆さまも動揺なさったことでしょう。でも「佐藤さんのサポートです」と言って同行されていた方が引き継いでくださるとのこと。佐藤さんのご冥福と仙台の皆さまのご健闘を心よりお祈り致します。尚、松井さんからは引き続き「音訳者募集!!」とのこと、よろしくお願いいたします。
暮れも押し迫った27日(日)、都内北区の東京都障害者総合スポーツセンターで「全国視覚障害教師の会」の拡大役員会が開かれました。神戸や仙台からも参加されていました。この会を以前から支援している当音ボラネット事務局の平井さんを通して、みなさんの食事や移動等へのサポートをして欲しいと協力依頼がありました。事務局として1日目は平井さんの他に私、藤田、2日目は泉さんがお手伝いをさせていただきました。
代表の山口先生には数年前にお会いしていますし、今年の2回目の総会の折には全国視覚障害教師の会編による「教壇に立つ視覚障害者たち」を紹介、販売もしていただきました。今まで全くご縁がなかったというわけではありません。
さて、今秋NHKテレビで放送された「チャレンジド」をご覧になった方もたくさんいらしたことと思います。このドラマの取材協力をしたのがこの会です。視覚障害の先生が現場の学校でどれほどの苦労をし、努力し、頑張っているか、見る者の多くに感動を与えてくれたと思います。
役員会の中でもこのドラマのことが話題に上っていました。当事者として納得しかねることや、一般の視聴者に誤解を与えかねないこともあったようです。そこは視聴率至上主義のテレビのこと。ドキュメンタリーではなくドラマです。ある程度はしかたないことでしょう。それより、まず、一歩としては、NHKがこういうドラマを制作したということを評価したいと思いました。
年2回の拡大役員会と夏の総会があるそうですが、特に夏の総会は3泊4日で30〜40名の先生方が参加されるとのこと。その際には、多くの方にお手伝いしていただければと思います。
地下鉄半蔵門線「押上」から地上に出たとたん、建設中の「スカイツリー」とご対面です。今まであまりご縁のなかったこの地で、12月12日(土)、すみだ録音グループ「声」の朗読会がありました。
重厚な「露伴」の「五重塔」と立原えりかの軽やかな「朝ごとの花束」を聞かせていただきました。効果音や衣装にも工夫を凝らしていました。今年で5回め、半年前から準備をしてきたというだけあって、みなさん、堂々としたものです。 会場いっぱいの230名もの方が参加、その内30名近い方が視覚障害の方々です。代表の冒頭の挨拶に「私たちの本来の活動は視覚障害者のための音訳活動です」と言われたことがとても印象に残りました。会場のすみだ女性センターとの共催というのも、地域に密着していていいなあと思いました。
また、同じ墨田区内の「朗読奉仕 くさぶえ」の皆さんや個人会員の方と交流ができました。しかし、私用のため中座せざるをえなかったことがとても残念でした。尚、他にも朗読会のご案内をいただいておりましたが日程が折り合わず伺えなかった皆さまには、この場でお詫びを申し上げます。
2009年度シンポジウム「マンガも読んでみよう」のご案内を発送して2週間以上たちました。おかげさまで、今回の催し物に対しては、会員外の方からも反響があり、「おもしろいこと、意義のあることをやりますね」という声が寄せられています。
そして、参加したいと、入会申し込みが数件きています。期待が大きければ大きいほど、責任の重さも感じます。「マンガの読みの講習会」ではありませんから、参加したからと次の日からマンガが読めるようになるとはかぎりません。しかし、利用者を含めて色々な方々の事例や意見を伺いながら見えてくるものが必ずあるはずです。
午前中には関西の利用者、二村晃氏の講演を予定しております。中途失明で「ゴルゴ13」や雑誌「スポーツグラフィック ナンバー」をこんなふうに読んでほしいという方です。
また、事例発表4件、利用者の声4件を予定しておりますが、こちらもそれぞれに個性豊かな活動をしているバイタリティあふれる方々ばかりです。 尚、フロアには出版社の方もお招きしております。楽しく、有意義なものにしていきたいと最後の詰めに頑張っているところです。皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
霊友会法友文庫点字図書館の創立50周年にあたり「感謝のつどい」が11月26日、都内麻布台で開かれました。川岸館長はじめ皆さんには、いつもお世話になっています。この度の当音ボラネットの2009年度シンポジウム「マンガも読んでみよう」にも、事例発表をしていただくことになっています。
さて、ひと口に50年といっても、色々なご苦労を乗り越えて今日に至っているということです。私たちはようやく3年目で、まだまだひよこです。このような所に出席させていただくと、新たな出会いがあります。また、顔見知りの方々ともゆっくり話ができます。大変貴重な情報交換の場でもありました。
11月25日(水)午後、永田町の参議院議員会館で障害者放送協議会主催のシンポジウム「著作権法改正と障害者の著作物・情報保障を考える」が開かれました。「改正著作権法への期待と今後の課題」というテーマのもと関係者からの意見発表があり、会場との意見交換が行われました。
国会会期中ですが、民主党や公明党の議員も参加。並み居るそうそうたるメンバーの中で全国組織とはいえ、設立から日も浅く、まだまだ知名度も低い「全国音訳ボランティアネットワーク」の代表として、音訳ボランティアとして、自発的に一言だけ発言させていただきました。「音訳者として、各図書館のボランティアも社会福祉協議会や地域のボランティアも、同じ活動をしている。そこで線引きされ、手弁当で頑張ってきた者のやる気をそぐような法律はおかしい」とオーバーかもしれませんが、正に私の叫びだったかもしれません。頷いて下さった視覚障害の方の姿にホッとしました。
11月25日(水)午前、私たちの活動拠点である飯田橋の「ボラセン」でバリアフリー読書サークルYAクラブの代表である美月めぐみさんとお会いしました。
1月30日(土)2009年度シンポジウム「マンガも読んでみよう」に参加、協力をお願いしているので、その打ち合わせです。先天盲で舞台俳優でシネマガイドの台本作りにも関わりと多彩な活動をなさっています。ユニークなお話が期待できそうです。
11月14、15、16日の3日間にわたり、なごや会(公共図書館で働く視覚障害職員の会)の例会がありました。中日の15日には、横浜健康福祉センターでなごや会結成イベント「これからの障害者サービス 公共図書館の可能性」が開催されました。
私は賛助会員であるにもかかわらず前後に行事が重なり、15日のみの参加となりました。今回も数名のお手伝いをと要請がきておりました。毎度、色々な所から協力依頼があるのですが、期日指定のあるものがほとんどです。ホームページで呼びかけても反応がないと、どうしても事務局で引き受けざるを得ないことが多くなり、負担が大きくなっている現実があります。
今回は開催地が横浜なので「デイジー横浜」の大原さんに相談させていただきました。新しい人には勉強になるからと二つ返事で引き受けて下さいました。さて、この15日のイベントの中で日本図書館協会の常世田良さんの「著作権」の話に注目しました。
2010年1月1日から施行される著作権法改正の政令の部分、ここに入るのは、公共図書館、国立国会図書館、大学、学校図書館であり、NPOやボランティアは含まれない可能性がきわめて高い、ということでした。厳しい現実です。
尚、政令案に関しては、パブリックコメントを募集中です。
2009年12月13日までです。みんなで意見要望を書きましょう!!!
全国音訳ボランティアネットワーク通称〝音ボラネット〟のサイトです!