「競い合い、助け合うコンサート2009−羽ばたけ視覚障害音楽家たち」のチラシが早くもできました。本年は11月14日(土)、会場はいつもの杉並公会堂です。ぜひ今からご予定下さい。私とこのコンサートの関わりは何だったのかと思い起こしています。ご自身も視覚障害者でありながら若き演奏家たちに「チャンスとチャレンジの場を」と訴える主催者の視覚障害者支援総合センターの高橋理事長の「思い」に賛同したからです。
ここ数年、たくさんの方々のご協力でこのコンサートのチケットを売りさばいてきました。そんなことから今年は実行委員を仰せつかりました。7日に開かれた実行委員会に出席しました。出演者の方々とも初顔合わせ、会場側の説明を伺ったりしました。このコンサートも当初は虎の門ホールや池袋の芸術劇場でも開かれ、その頃は満席だったそうです。しかし、途中からセンターの地元、杉並でということになり杉並公会堂に移ってからは、なかなか席が埋まらなくなってという話を伺いました。できるかぎりの応援をしていきたいと思います。みなみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
先日はテープ版読者会の舛田さんと久しぶりにゆっくり情報や意見の交換ができました。相変わらず精力的に活動していて、いい刺激を受けました。特に、このページで掲載済みの月刊「世界」のことが話題となりました。利用者からの依頼で「世界」がどこかで読まれていないか探しています。私も個人的に情報を集めてみましたが、今のところなさそうです。ならば読むしかありません。
以前、このホームページで別の雑誌の読み手を募集したところ、反応がありませんでした。この時学んだことは、漠然と「音訳者募集」と出しても難しいということです。一人が読む分量、どこが(誰が)がコーディネートや校正や編集をするのか等、明確になっていないと不安ということです。そしてインタ—ネットの時代だから、沖縄や北海道からの参加も大歓迎とすると、限られた人だけになってしまう傾向があります。今回は千葉の図書館職員の松井さん(視覚障害者)が協力を申し出てくださっています。著作権のこともありますし、発行をどこにするかという問題もあります。
さまざまな方たちと連携をし、じっくりと準備を進めていって何とか、実現できるように協力したいと思います。音訳者は都内や、千葉、埼玉、神奈川等、地域限定で募集してみてはというのが、舛田さん、松井さん、私の3人の意見です。具体的にはまだ何も決まっていません、すべてこれからです。新しくなった著作権法が施行される2010年1月をメドにたくさんの人の協力で新しい音訳雑誌がまた1冊誕生したら嬉しいですね。
6月8日(日)浅草ビューホテルでの国際ソロプチミスト東京—葵の認証20周年記念の式典が開かれ、私もお招きいただきました。音訳仲間であり、この東京—葵のメンバーだった大場さんからの一本の電話から始まったことでした。「何とか応援したい」と。そして東京—葵からの推薦で財団法人ソロプチミスト日本財団社会ボランティア賞をいただくことができました。全国音訳ボランティアネットワークの立ち上げを評価して下さってのことでした。2007年秋札幌での表彰式は華やかで楽しい思い出です。今回の式典で、またごあいさつの時間をいただきました。「音訳」はまだまだ点字ほど広く社会に知られておりません。こういう立場で「音訳」のことをお話できるのはありがたいことです。
なお、私の他に、ラオスの山の子どもたちの支援、地雷除去の活動、、カンボジアの識字教育の推進等々、国内外を問わず活動してい方々も出席されていました。さまざまな分野でがんばっているみなさん、そして、応援して下さる皆さんが時に逡巡する背中をそっと押してくれます。この後の坂東真理子さんの記念講演に当ネットワークの事務局から、藤本、泉も参加しました。
総会の翌日、遠方から参加して下さったあるグループのお二人と意見交換をするために、宿泊先のホテルでお会いしました。やはり、お金もかけ時間もかけて参加しているというのは目的意識がはっきりしています。「期待して参加した分科会だったが、あまり内容とは関係のないご自分たちの会の様子を話す人が多く、時間がもったいなかった」と言われました。
これはこの分科会だけではなく、他でもこういう状況のところがあったようです。確かに皆さん、それぞれに活発な特徴ある活動をしている所が多いせいか、成り立ちからはじまり、熱心に会の様子等話す人がいます。それはそれで、学ぶことはありますし、必要なこともあります。しかし、今回のように分科会というワクの中でテーマがあり、時間も限られているとなると、なかなか難しいですね。時と場合に応じた発言について考えさせられました。しつこいようですが、このこと一つについても、見方、考え方は、また十人十色だと思います。
私たちのネットワークの総会が終わりました。今回もまた、九州や北海道はじめ各地から、たくさんの方に参加していただきました。そして、総会では貴重なご指摘、ご意見をいただき、本当にありがとうございました。
心残りは私自身の見通しの甘さから、時間がオーバーしてしまい、もっと丁寧な対応をしなければならないところをはしょってしまったことを申し訳なく思います。「演奏を聴きに来たのではないから総会を延長すべきだった」という意見がありました。
全盲の利用者には半年以上も前からバロックフルートの演奏をお願いし、当日は仕事を半日休んできてくれました。また、講演の先生には1年以上前に、この時間で、と依頼をしていました。あれ以上の時間延長はできない状況でした。ただ、今回のことについて会場での声の他に、終了後の5日の夜からメールやFAXや電話が、8日あたりから手紙等も届いています。
当然とはいえ、十人十色の見方、考え方のあることを再確認しました。報告書や会報で補足できることは補足をさせていただきます。明日は定例会と役員会です。また、新たな一歩を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以前(5月4日)に対面朗読者募集のことを書きました。都内のある市から隣接する神奈川のある地域に引っ越した方の対面朗読(個人に伺う出張対面)を引きついでくれる地元のグループ(個人でも)を探してほしいという依頼がありました。
対面朗読はしていないとか社協を通してという申し出があったりで難航しておりました。ひとつ名乗りを上げて下さったグループがあったのですが、通うのに時間がかかりすぎて、これも無理。しばらくしてから市のボランティアセンターからも該当なしのお返事。図書館等の対面朗読室に出向けず、自宅に通ってほしいという利用者への対応に戸惑われた方もいたようです。
こんな状況の中、依頼の都内のグループから、「やりくりをして、何とか今までのように対応できる態勢が整いました。続けられところまで続けてみます。」と連絡がありました。出張対面がなかなか難しい分野だと初めて知りました。引っ越しをして、どこに住んだとしても、その地域で引き続き同じようなサービスがうけらればいいですね。
総会まであと1か月を切りました。各分科会のコーディネーターの皆さまには、私たちの活動場所である「ボラセン」までご足労いただき打ち合わせを進めております。各方面から応援をいただき850名もの参加者をお迎えした2006年の全国大会を経験している事務局スタッフには、余裕すら感じます。そうは言っても、こまごまとしたこと、しっかり詰めなければならないことはたくさんあります。
今回は思いのほか、参加者が少ないのですが「2回目はそんなもの」とあちこちから言われ、妙に納得しています。少なければ少ないなりのやり方があります。参加してよかったと言われるようなものにしていきたいと思います。著作権法の改正に向けての審議が5月8日から始まりました。ぜひタイムリーな貴重な話題もお届けしたいと思います。
全員が満足などということはあり得ませんが時間もかけお金もかけて集まって下さる方々の明日への活動の糧となるような「会」にしていきたいとスタッフ一同、それぞれの持ち味を発揮して頑張っています。なお、各企業の出展(4日のみ)も充実しています。ぜひお読みいただきたい書籍もあります。お得情報満載です。
少し前、都内のあるグループから対面朗読者をさがしてと依頼がありました。そのグループが今まで対応してきた利用者が神奈川県に転居。何回かは都内から神奈川まで通ってみたものの、時間がかかって大変。できれば地元のボランティアに引き継いでもらえないかというものです。
当音ボラネットのホームページに呼びかけるまでもないと、直接いくつかのグループ、個人にあたってみました。対面朗読をしていない、社協をとおして欲しい等々、すんなりとはいきませんでした。社協に協力依頼しましたがお返事がありません。高齢になり、一人での移動もままならない利用者に対して、図書館等の対面朗読室まで出向いてというのは酷ではないでしょうか。この方も車椅子の使用者で、自宅での対面朗読を希望しています。(自宅訪問に関しては2人1組でというグル—プがほとんどのようです。)
今も個人的にある方を通して引き受けて下さる方を探していますが、これをご覧になった皆さんからの名乗りがあるとありがたいです。
新学期のスタートと共に都立文京盲学校で21年度の三療音訳会の勉強会が始まりました。引き続き昨年度からのメンバーに加え、新たに6名が参加。このホームページでもご案内をし、東京音訳連絡会(都内52グループ)の総会でも呼びかけました。
今回の教材はアジア視覚障害者のための「医療あんま標準テキスト」です。栗原先生がおっしゃったように「細く長く」続けてくださるように祈りたい気持ちです。盲学校の全国大会への参加、アンケートの実施、学校訪問、校長会のご理解とご協力で、ようやくつながった勉強会です。大切にしていきたいと思います。何より現場の三療音訳会の皆さんのご協力がなければかなわなかったことです。皆さんにご迷惑をおかけしないように留意したいと思います。
自分の会のことだけでなく、お互いに連携し、協力し合っていけたら、当ネットワークの本来の目的に少しでも近づくことができます。お互いに「細く長く」頑張りましょう。
都立文京盲学校(澤田晋校長先生)と専攻科の栗原先生、そして三療音訳会(依田代表)の皆さまのご協力とご好意によって、昨年から始まった勉強会。新年度の予定が決まりましたと連絡をいただきました。
現在、都内と千葉からのメンバーが参加させていただいております。とかく医療関連の読みは難解と敬遠しがちですが、たくさんのニーズがあります。新人さんや若手も育てなければなりません。毎月(月1回)専攻科の先生が直接教えて下さる勉強会は、なかなかありません。三療関連のものだけを音訳し続けてきた三療音訳会のみなさんとの情報交換も貴重です。
各方面との連携によってようやくこのようなオープンな勉強会が開かれるようになりました。せめて都内近郊の方、ぜひ参加してほしいと思います。せっかくの試み、なんとか育ってほしいと切に願います。
日時;原則第4水曜日(10月から第4木曜日) 午後1:30〜(今回は4月22日)
場所;都立文盲学校(JR飯田橋駅)
テキスト;アジアの視覚障害者があんまを学ぶために作られた物を使用。コンパクトに生理学や解剖学、経穴がまとまっている(栗原先生談)
*参加希望者は至急ご連絡ください。
連絡先 E-mail;info@onyaku.net
FAX;03−3932−7366
全国音訳ボランティアネットワーク通称〝音ボラネット〟のサイトです!