音ボラネット事務局 のすべての投稿

No.62 月刊誌「かいごの学校」から取材

(株)日本医療企画から出版されている月刊誌「かいごの学校」の編集部から取材を受けました。インターネットで音ボラネットのホームページを見つけたそうで、どこに聞いたらいいのかわからなかったので、ホームページがあって良かったと言われました。手前ミソですがホームページがずいぶんと活躍しています。在宅や介護職のための暮らしの情報誌ということです。『家族力でも介護保険でもない「ちょいボラ」という第3のパワー』という特集です。

自分自身も生活や仕事や介護に忙しいけれど「誰かの役にたってみたい」「身近かなボランティアを利用してみたい」という人向けの介護・福祉における「ボランティア」がテーマとのことでした。

音訳の奥深さ、大変さ、楽しさ等お話しました。同席した事務局の大田さんはお母さんの介護を通し、音訳が励みとも息抜きともなったという話をしてくれました。

いつものことながら「音訳」を一人でも多くの人に知ってほしいという思いです。どんな風にまとめられるのか楽しみです。「かいごの学校」12月号(11月16日発行)は全国の書店で発売だそうです。ご興味ある方はぜひお読みください。

No.61 横浜市立盲学校

盲学校巡りも何度目でしょうか。10月15日人身事故でダイヤが乱れる中、横浜市立盲特別支援学校を訪問しました。田辺校長先生と図書館の石井先生にお目にかかりました。

理療科の教科書等の読みの勉強、新人の育成というようなことも兼ねて、校内で現在支援しているグループだけではなく、外の人も参加できるような勉強会を定期的に開いていただけないかということをご相談させていただきました。単純にいかない部分もあるでしょうが前向きに検討していただけることになりました。

さて、こちらの図書館ですが、大変熱心な石井先生が居心地の良い空間を目ざしているのが、よくわかりました。カーペットコーナーがあり、トトロなどのぬいぐるみに囲まれて好きな格好で読書ができるようになっていて冬にはホットカーペットを敷き込むとか。私もここでボーっと本を読んでいたいと思いました。

各校それぞれに特徴ある取り組みをなさっています。貴重なひとときをありがとうございました。(同行 居谷、大田、斉藤、藤本)

No.60 ある行政から…

ある日、とある区の障害福祉課の担当職員の方から電話をいただきました。インターネットで検索していて当音ボラネットを見つけたということでした。

予算がつけば視覚障害者へのプライベートサービス(手紙、請求書や領収書を音訳する)を始めたい。こういったものへのニーズはあるのか?音訳者への講習会を開きたいが講師を紹介してもらえないか?といったおたずねがありました。

生活情報や専門情報への希望が多いのに、対応しきれていない現状があるということに驚かれていました。ましてや生活をしていく上で欠くべからざるプライベート情報に関する依頼は多いということもお伝えしました。

講習会のことは、すでに活動をしている音訳者であれば、あえてそのことだけの講習会をお金をかけて開かなくても良いのではとお話しました。

何よりも大切なことは私たち音訳者には音訳をすることで知り得たことを家族をはじめ、誰にも話してはいけないという「守秘義務」のあることを徹底してご指導いただくことです。

以前、「カルテを読んで」という方からの連絡があり地元の音訳グループを紹介しようとしたところ、地元はいやだ、地元の人には知られたくないと、わざわざ遠くに依頼された方の例も話しました。ともかくも行政がこういったことに取り組もうという姿勢は大いに歓迎したいし、協力をしたいとお伝えした次第です。

No.59 なごや会例会へ

なごや会(公共図書館で働く視覚障害者の会)のいわき例会(福島県10/4〜10/6)に当事務局の鶴岡、大田とともに参加しました。

1日目はちょうど1年前にオープンしたいわき総合図書館を見学。2日目には「DAISY資料製作の基準作成」の話がありましたが、大変興味深く聞きました。

これまで、録音資料の製作については製作施設・グループ自ら、またはその所属する団体がそれぞれに独自の基準を作り製作してきました。つまりは全国的に統一されたものではない故に利用者にとっては、あまり好ましくないという現状でした。

ここで全国統一のものができることは大いに歓迎すべきことですが、利用者のためという一点で、徹底に向けて協力し合う必要があると思いました。

この後、「携帯用DAISYプレーヤーの動向と今後の図書館サービス」についての発表がありました。各社から次々といわゆる小型のDAISY再生機が発売になっています。機会がありましたらぜひ手にとってみて下さい。

3日目の総会を待たずに帰ってきましたが音ボラネットでお世話になっている音訳講師の恵美先生やDAISY枚方の小林さんとも情報交換ができたことはとてもありがたいことでした。にわかガイドもさせていただきました。当ネットワークの「いわき声の奉仕グループ」の皆さんにもお世話になりました。 ありがとうございました。

No.58 長野フォーラム参加申し込み第1号!

会員の皆さまには「第33回信州発ボランティア・地域活動フォーラムin小布施」のご案内と参加申込書をお届しました。(9月30日発送)

2日目の分科会の中に、全国音訳ボランティアネットワーク協力分科会があります。開催地の長野は当然ですが、その他にどの範囲の皆さままでお知らせしたらいいのか悩みました。

現実に北海道や沖縄からの参加は難しいかもしれませんが、このネットワーク設立時の活動予定に「ブロック大会の開催」ということをあげてあります。私たちは全国組織です。公平ということが大前提です。「参加したかったのに知らなかった」方がいては不公平です。また、参加はともかくも、一人でも多くの皆さまに「こんなことができるのか」ということを知ってほしい。いつかは「私たちの地域でもやってみようか」と思って下さる方たちが出てきたら幸いです。

このようなことから今回は全会員にお知らせしましたところ、先ほど、音ボラネット会員から第1号の参加申し込みが来ましたと連絡がありました。大変うれしいことです。

私たちの行事の開催地が東京になりがちで遠方から参加の皆さまには、時間的にも金銭的にもご負担が大きくなるため、上京できる方が限られてくるのではないかという心配のもと、当初から全国をいくつかに分けてブロック大会のようなものができないかと考えておりました。

このことに賛同してくださり、ご尽力下さった長野県社協さん、とりわけ長野県ボランティア地域活動センターの脇坂さんに心から感謝申し上げます。深まりゆく秋の中、信州・小布施で皆さまにお目にかかれることを楽しみにしております。

No.57 出版社のための出版UDセミナー2008

出版UD研究会と日本電子出版協会との共同企画「出版社のための出版UDセミナー2008」の第2回目が開催されました。筑波大学付属視覚特別支援学校の宇野和博先生からはボランティア依存で供給が間に合わなかった拡大教科書が2009年4月から教科書出版社から供給されることになった報告がありました。

一人の子が成長していく過程で必要なものは教科書だけではない。副教材や参考書や問題集、そして一般図書もなくてはならいものである。これからは教科書バリアフリーから読書バリアフリーを模索しなければならないというお話を印象深く伺いました。

また慶応大学の中野泰志先生は白内障や視野狭窄を体験できる「目がね」を利用し、「見えにくさ」を疑似体験させてくれました。大変さが実感できました。

ひとつの出会いからまた次の出会いにつながる何かを求めて、今日もでかけます。

No.56 久我山盲学校へ

9日(火)久我山盲学校を訪問しました。7月末の岡崎市での全日本盲学校研究大会でお目にかかった丸?副校長先生に色々と教えていただきました。

きれいに整備された明るいかわいらしい図書室でお話を伺いました。録音図書も整理されていましたがデイジー版が少ないようでした。これで都内5つの盲学校をすべて訪問しました。それぞれに特色のある学校作りに取り組んでいるようです。

直接お目にかかり、学校にも伺うことによってこれからの連携がよりスムーズにいくことを確信しています。(スタッフ同行 鶴岡、猪俣)

No.55 ミャンマーの視覚障害者支援の報告会

7日(日)「ミャンマーの視覚障害者支援の報告会」に参加しました。主催の国際視覚障害者援護協会では主な活動として、アジア・アフリカから視覚障害を持つ留学生を日本に招聘し、日本での勉学を支援し、帰国後習得技能を活かし、同じ障害を持つ仲間のリーダーとなる人材を育成しています。

今回は本年5月に発生したサイクロンの被害に遭った視覚障害者に食糧(主に米)の配布と風雨をしのげる作業所の修復のための支援を行ったそうです。

ヤンゴン市内にある2つの盲学校はほとんど修復されたそうですが、作業所は倒壊したまま。マッサージや指圧を行う建物とベッドがなければ仕事ができない状況です。盲学校で学び自立するためには仕事を作らないと収入が得られない。物の支援と人材の育成が何にもまして大切だということでした。

報告の後、ミャンマー・ラオス・ベトナム・からの留学生の話を聞きました。来日後、日本語や日本語点字、歩行訓練等を行い受け入れ校(盲学校)に入学します。来日から1年〜2年の皆さんですが、日本語が大変上手で敬語なども使いこなしていました。

理療科の教科書はむずかしいと思いますが勉強に対する姿勢も、ほんとうに真面目で一生懸命さが伝わってい来ます。何らかの形で応援できたらいいなぁと思いました。

No.54 マルチメディアDAISY研修会

8月21日(木)日本図書館協会主催のマルチメディアDAISY普及のための研修会に参加しました。9:00の受付から始まり17:00の閉会まで丸一日がかりでしたが、音訳ボランティアの顔もちらほら。その中に当音ボラネットの会員の方々も。

5人の講義の内、特に印象に残ったものを紹介してみます。佐藤さん(埼玉県立久喜図書館)の「公共図書館における障害者サービスの基本的考え方」の中で障害者サービスとは障害者に対するサービスではない。図書館利用に障害のある人々へのサービスであるということ。しかしながら障害者サービスの内容に地域差がある。サービスそのものがない地域もあるということを話されました。驚きました。各方面との相互協力、連携が必要との言葉に大いに同感したしだいです。

濱田さん(NPO法人奈良DAISYの会)はマルチメディア版教科書を制作しています。学習障害、ディスレクシア等読みに困難を持つ子どたちを支援しています。一人ひとりの要望が違うため個別対応となり、要望はあるのに追いつかない現状だそうです。著作権もネックとなっているとのこと。また、教科書がどんどんビジュアル化(絵、写真、イラスト、ふき出し等々)しているので、その扱いに苦慮しているそうです。音訳にも通じる悩みです。

色々な垣根をとりはらい、「利用者のために」という一点で協力し合えるようにならなくてはと強く思いました。こういう会にもっともっと多くの皆さん、特に図書館職員の方々に参加してほしいと音訳者として思いました。

お互いにまずは現状を知るということが大切ではないでしょうか。(スタッフ同行 島村、藤本)

No.53 全日本盲学校教育研究会へ

今年もまた、全国盲学校教育研究大会(岡崎大会)に参加させていただきました。

7月31日、8月1日の二日間にわたり各地の盲学校の熱心な取り組みについての発表がありました。いかにして専門性を高めていくのか先生方の熱い思いが伝わってきます。

どこにあっても問題や課題はつきものです。でも、その中で「本気の人」が一人いれば道はおのずと開けてくると確信しました。色々と教えて下さった先生方に感謝申し上げます。当ネットワークがお世話になっている諸先生方に再びお目にかかれたこと、嬉しいことでした。

1日目のお昼休みには、地元岡崎盲学校を支援している「虹の会」の皆さんと交流ができました。そして2日目終了後には、早い時期から色々と応援してくれている豊川市の塩路ひろみさんと再会し、話が弾みました。

ところで盲学校は私たち音訳者にとって確実なニーズがあるところだと思います。すでに様々な支援している方々もいらっしゃるでしょう。その上で更に、理療科への支援はもちろんのこと、普通科の児童生徒さんに「良書」に親しんでもらうためのお手伝いができればと考えています。

当ネットワークの存在を知っていただくことからはじめて、いかにしたら連携を密にし効率のよい支援が可能か模索しているところです。