6月7日に予定している「医療関係の音訳を考える」シンポジウム開催にあたり、大変お世話になったお一人に皆川春雄先生がいらっしゃいます。筑波大学付属盲の校長先生でした。
2007年8月、鳥取での全日本盲学校研究大会でお目にかかり、都内文京区にある学校にもお訪ねしました。「応援しています。校長会とも連携をとられたらいいでしょう」とおっしゃられたことが大きな励みになっていました。 ひとつのことを企画し、実施するには、色々な方々のご支援ご協力がなければ難しいことがあります。多くの皆さまに感謝です。
さて、皆川先生からテレビ放送のご紹介です。「まっすぐに智華子〜全盲少女と家族の13年」日本TV系列5月3日(土曜)午前10:30〜11:25 「函館盲学校の児童ですが、付属盲の体育教師寺西先生(今年も教え子の全盲生徒を連れて北京パラリンピックにいきます)が、教えてきた生徒です。この寺西先生は視覚障害者の水泳指導では第一人者といってもいいでしょう」とご案内をいただきました。皆さんもぜひご覧になってください。
(情報のページと重複掲載しています)
4月15日、都立文京盲学校を訪問。澤田校長先生にお目にかかり、6月7日のシンポジウムの大要をご説明、案内をお渡ししました。澤田校長先生は全国盲学校長会の会長さんです。各校に連絡して下さるとのことです。
今回のシンポジウムへの参加もありますが、音訳者のネットワークができたということをまずは知っていただきたい。そして、地域で活動している音訳ボランティアに気軽にお声をかけていただきたいとお願いしました。うまく連携がとれるといいです。
また、今回はお忙しい中、先生自らが、校内を案内して下さいました。素晴らしい設備です。図書室の一角に録音室もありました。心なしかここで学んでいる生徒さんの表情がとても明るく見えました。 6月27日、校内見学会も予定されているようです。お近くの皆さん、ぜひおじゃましてはいかがでしょう。
広尾という場所がらか、とてもインターナショナルな雰囲気の有栖川宮記念公園の一角にある都立中央図書館に田中章治さんを訪ねました。当ネットワークの会員であり利用者でもある田中さんと週刊誌の音訳のことなど話し合いました。
そもそも読書とは、極めて個人的嗜好なのでニーズが多様なのは当然。一律ではなく常に利用者のニーズに答えられる音訳者であってほしいと言われました。
また、全国音訳ボランティアネットワークについては公共図書館や点字図書館、社協などができないこと、それぞれの隙間を埋めていく活動をと話されました。私たちにしかできないこと、私たちだからこそできることをやっていきたいと思いました。
私たちの活動拠点である飯田橋ボラセンから紹介されたと、ある弱視者の方から電話が入りました。ご自身のカルテを読んでほしいと。身の回りのことは何とかできるが、文字を読むことに不便を感じるとのこと。拡大読書機を使えば楽だろうけれど、本体が大きくて狭い部屋に置く場所がなく持っていないと。
近くの音訳ボランティアを紹介しようとしたら、個人情報なので誰でもいいというわけにはいかないと言われました。ドイツ語などの横文字が多用されていたらとビクビクしましたが、現物を見たご本人が、これなら何とか読めると言われ、一件落着。ぜんぜん役に立たずに終わりましたが、色々とおしゃべりをして、これも何かのご縁でしょうから、今後もよろしくと言われました。
「女の一人暮らしで、障害者は生きづらい」ともらされた一言がこたえました。視覚障害と一口に言っても、さまざまなことをまた教わりました。
「2月28日の新聞にでてましたよ」と鳥取の安部さんが教えてくれました。
2月初め、日経新聞大阪本社の記者から取材を受けました。(本ページ下方 2月8日付け掲載)「音訳」が広まればいい、「全国音訳ボランティアネットワーク」の存在を広く知ってもらいたいという思いで質問に答えました。記事になったら掲載紙の送付をと依頼しておりましたが、何もきません。忘れていた頃の安部さんからの情報でした。早速にスタッフが図書館に聞いたところ、関西版なので「入手できません」ということ。それならばと短い間でしたが、当事務局を手伝ってくれた藤山さんが地元大阪に戻ったことを思い出し、お願いしました。すぐに送ってくれました。
香川県は高松市内の「菊池寛全集」の録音図書作りの話題です。話したことの何分の一かの分量で、しかも、ぜひ記事にして欲しかった内容ではありませんでしたが、取り上げてもらえたことに感謝です。
記事にしてくれた人、それを教えてくれた人、そして掲載紙を送ってくれた人、まさに「ネットワーク」です。ありがとうございました。
戸山サンライズ(新宿区)で障害者放送協議会シンポジウム「情報アクセシビリティの実現に向けて」に参加しました。このシンポジウムは、障害者放送協議会が取り組んでいる2つのテーマ「著作権」と「放送・通信バリアフリー」を取り上げ、権利条約の新しい視点で捉えながら、障害当事者のニーズ、第一線の取り組み状況、また、国の施策や最新技術動向の発表を交え、今後の方向性について議論がなされました。
福岡の川崎さん、静岡の稲垣さん、町田の伊藤さん、横浜の河井さんとはお昼を食べながら、ミニ交流会とあいなりました。
会場で荒川の大貫さんはじめ、お声をかけて下さったみなさん、ありがとうございました。熱心なみなさんにお会いできて嬉しかったです。また、いつかどこかでお会いしましょう!
日本点字図書館で全国視覚障害者情報提供施設協会事務局長の藤野さんと神奈川ライトセンターの姉崎さん、静岡点字図書館の熊谷さん、日本点字図書館の岩上館長にお目にかかりました。当方も副代表と会報担当者の3人で伺い貴重な情報交換をさせていただきました。
今後ともいろいろと教えていただきながら、私たちでできることがあれば協力したいと思いました。私たちはまだまだ無名の小さな集まりかもしれませんが、身軽な「草の根ボランティア力」で頑張りたいと思います。地域の草の根パワーがますます必要とされる時代です。お互いに情報交換しながら、素早い対応ができるようになりたいですね。
新交通ゆりかもめに乗って船の科学館という駅で降りて、東京国際交流館に向かいました。東京のウォーターフロントと呼ばれる地域です。何だか近未来都市に紛れ込んだような感じです。
国立の視覚障害センターの皆さんによる「視覚障害者が快適に学習する環境を目指して」と題し、マルチメディアを活用した視覚障害者用教育訓練システムの研究開発についての発表がありました。
中途失明の弱視者の理療科の教科書は「早く」を最優先されなければならないものです。マルチメディアDAISY教科書ということですが合成音声の読み上げは誤読が多いということが最大の欠点のようです。「正しく」は人の読みが適しているでしょうが物によると思いました。いくつもの選択肢の中から利用者が選べる環境が一番です。
ここで出会った皆さんが当方の6月7日(土)「医療関係の音訳を考える」シンポジウムに参加して下さると、より有意義なものになると思います。
盲学校のみなさん、音訳ボランティアが協力し合って何かが生まれると期待しています。(スタッフ 居谷 同行)
教科書のバリアフリー化を法制度化するために超党派で取り組んで、という陳情に、衆参議員会館に出向きました。弱視者問題研究会の宇野先生(筑波大付属盲)からの呼びかけに応じたものです。
私たちの班(参加者が3班にわかれ、それぞれ20数名を訪問)は、もれなく秘書のみという状況の中、要望書を渡し、弱視の学生さんが熱心に説明をしてきました。
「教科書のデジタルデータの提供」「盲学校理療科における点字が使用できない生徒への音声教科書無償給付」等が私たち音訳者に直接関連するところでしょうか。当ネットワークでは「教科書バリアフリー法(案)」に対して賛同を表明しています。
皆さまからの協力要請があればこれからもできる限りのことはしていきたいと思います。(スタッフ 島村 同行)
6月7日のシンポジウムの打ち合わせにロゴス点字図書館を訪問しました。東京駅の京葉線乗り場は、端の方にあるので少し歩きます。各駅停車に乗ること7分で潮見駅ですがあまり本数がありません。要事前チェックです。潮見駅から徒歩7分。
会場は日本カトリック会館マレラホール。バブル時に建てられた大変立派なきれいな所です。設備も整っています。高橋館長のお力添えでお借りすることができました。
今までのような商業スペースではありません。感謝を忘れず大切に使わせていただきます。(スタッフ 島村、安川、藤本 同行)
全国音訳ボランティアネットワーク通称〝音ボラネット〟のサイトです!