伊藤忠記念財団の読書バリアフリー研究会が、渋谷区内のこどもの城で開かれました。
マルチメディアDAISY図書(わいわい文庫)への音源を提供している私たちにとって、現場の先生方の声が聞けるのは、ありがたいことです。
ただマルチメディアDAISY図書の児童書は、極端に数が少なく、教育現場への周知が、まだまだです。そこで、矢部さんたちは、いくつかの特別支援学校に対して、配布作品の利用研究をお願い...
筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生から、嬉しいお知らせがありました。
「去る4月4日の衆議院文部科学委員会の附帯決議に、著作権法第三十七条の項目が入りました。拘束力はないものの一歩前進です」と。
昨年から、文化庁への陳情、担当議員回り、政党の勉強会でのヒアリング等、宇野先生はじめ、先輩のみなさまにご指導いただきながら、行動してきました。
以下に「著作権法の一部を改正する法律案に対する...
出版UD研究会の「特別な支援を必要とする子ども・学生の立場から合理的配慮のあり方を考える」に参加しました。
東京大学先端科学技術研究センターの近藤先生が、プレゼンターです。先生は、障害のある子どもたちの学習や生活の支援を通して、大学や学校における「合理的配慮」を実現するための研究実践を続けています。障害のある高校生や大学生の例が示されました。
実にさまざまな個別のニーズがあることを再確...
先日、葉桜の東京を後に桜花爛漫の新潟へ向かいました。
5月24日のシンポジウムで司会・進行をお願いしている市内の栗川先生とお会いし、その後で、「名著を読もうプロジェクト」の打合せもできればと、待ち合わせ場所を、新潟県点字図書館にしていただきました。おかげさまで、館長にもご挨拶できました。
栗川先生は、現役の高校の教師で、利用者というお立場でもあります。「名著シリーズ」の音訳依頼者であり、時によ...
NHKが「盲人の時間」という番組を開始して、50年を迎えたのを記念して祝賀会が開かれました。会場の都内、グランドヒル市ヶ谷には、視覚障害者の代表のみなさんはじめ、NHKのアナウンサーやディレクターが出席。ピアニストの和波孝禧さん、ヴァイオリニストの川畠成道さんのお顔も。 ラジオは、大切な情報源とおっしゃっる視覚障害の方は多いです。ましてや、50年前といえば、情報にアクセスする手段は、本当に限られた...
IMDプロジェクト「わいわい文庫」への音源提供に関わって、5年目に入りました。毎回年度末に関係者が集まり、報告やら反省やら、次年度の目標やらを話し合います。今回も3月末に、伊藤忠記念財団の矢部さんたち、千葉の松井さん、プロジェクト事務局の面々と久しぶりにフルメンバーが集まりました。
すでに、2014年度分のうち、13タイトルの原本が、各地の登録音訳者に送付されました。
ところで、初めの20...
筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生と、朝7時45分に待ち合わせをして、衆議院第一議員会館へ。毎週木曜日の8時から開かれている民主党の文部科学部門会議に出席するためです。
「著作権法の一部を改正する法律」について、ヒアリングをしてもらえるようになったと宇野先生から連絡をいただいたのは、ほんの直前のことでした。
先生お一人でも、十分なのですが、ボランティアの声も聞いてもらった方がいいと、私に声...
暑さ寒さも彼岸まで、桜の開花が待たれる頃となりました。
さて、私たちが日頃お世話になっているボラセンの担当の方から連絡がありました。
弱視の三人が、「海外旅行に行きたい。初めての所なのでガイドさんを探してほしい。有料でもかまわない」と、相談があったそうです。どのような対応がいいか、おすすめのNPOや旅行会社があったら教えてほしいと。
私は外出中でしたが、移動しながら、まずは、旅好きの知り...
九州は福岡市内に、福岡市ボランティア連絡協議会(略称 ボラ連)という団体があります。
ボラ連は、ボランティアグループのネットワークで、現在54グループで構成されています。視覚、聴覚、障害者、養護、高齢者部門など活動分野はさまざまです。
ここをまとめているのが、視覚部門の川崎寛子さんです。
このボラ連30周年記念祝賀会が市内のホテルで開かれ、私も出席しました。
会場が博多駅から徒歩圏内。そし...
もう何年か前のことになりますが、いつもの通り飯田橋のボラセンで、賑やかに作業をしていると、覗き込む一人の男性がいました。
「図書館に関係しているので、興味があります」と。そして「お隣に熱心な女性館長がいますよ」とも。新宿区立戸山図書館の大城館長のことでした。
早速にご連絡をすると、「お待ちしていました。お話は、聞いています」と。
それ以降、こちらからの各行事へのご案内に対して、館長自...