藤田が行く!

No.285 第40回出版UD研究会

昨年の9月以来の出版UD研究会が、都内専修大学で開かれました。 「デジタル教科書は、どこまでアクセシビリティを実現しているのか」というテーマで、教科書製作会社の金子さんからのプレゼンです。 技術の進歩は、スゴい!社会が学校が、変化してきています。 さて、デジタル教科書には、指導者用つまり、先生向けと学習者用つまり、児童・生徒用とがあります。 先生用のものだと、児童・生徒は、顔をあげて、画面をみるこ...

No.283 不思議な一日

今日は、とても不思議な、でも貴重な一日でした。 朝、高田馬場に集合。約50名の定員一杯の貸し切りバスで一路、八王子へ。目指すは、八王子霊園にある、日本点字図書館の創立者本間一夫先生のお墓です。 本年は没後、10周年に当たり、日点の「本間記念室整備委員会」が「墓前の集い」を企画。先生ゆかりのみなさんが集まり、車中や昼食会場で、思い出など語り合いましょう、というものです。 残念ながら、私は、先生との接...

No.284 IMDプロジェクト

まだまだ回りに畑が残るここ練馬でも、今年はまだ聞こえてこない、ミンミンゼミの鳴き声。 先日、都心の青山で聞きました。 改めて感じるのですが、東京って、けっこう緑が多いと思います。 さて、ミンミンゼミにいやされて、たどり着いたのは、天下の総合商社、伊藤忠のビルの一角、伊藤忠記念財団です。 いつものIMDプロジェクト事務局のメンバー、そしてこの度は、松井さんとロミオ(盲導犬)が一緒です。 出...

No.282 「障害者差別解消法」と「マラケシュ条約」

梅雨明けとともに、猛暑が襲ってきた感のある東京ですが、みなさまの地域はいかがでしょうか? さて、先の総会でも尋ねられましたし、つい先日も、問合せがきました。 「障害者差別解消法」のことです。 障害を理由にした不当な差別的取り扱いを禁ずる上記法案が、6月19日に成立しました。 法律の中味については、「課題はあるものの、まず差別解消法が実現してこそ、次のステップがある」という竹下義樹日盲連会長の言葉が...

No.281 点字図書館のブロック大会

各地の点字図書館では、それぞれにブロックごとの催しがあるようです。 以前、私も関東ブロックの集まりに呼んでいただいたことがあります。この度は、「東北・新潟・北海道ブロック点字図書館等連絡協議会」の「音訳・音訳校正・デイジー編集合同研修会」が、秋田県点字図書館を幹事館として、9月5日(木)~6日(金)に、秋田ビューホテルで開催されます。 5日は講演会です。 千葉の松井さんに、その講師をお願いしたいが...

No.280 読書バリアフリー研究会に参加して

「電子図書(マルチメディアDAISY図書)は、特別支援を受ける子どもたちに読む喜びを伝えられるのか」が開かれました。 障害があるために、通常の紙の本では、読むことが、難しい子どもたちがいます。 そんな子どもたちへの読書支援を目的に児童書をマルチメディアDAISYにして配布する事業を実施しているのが、伊藤忠記念財団の矢部さんたちです。 私たちの活動は、もともと視覚障害者支援からスタートしているわけで...

No.279 第4回総会

おかげさまで、第4回の総会も無事終了しました。 行き届かない点も多々あったかと思いますが、ご支援ご協力に改めてお礼を申し上げます。 日頃の健康管理が甘く、お聞き苦しい声だったのを、みなさんご心配くださり、本当にありがとうございました。 一つ年を重ねるごとに、回復が遅くなりますが、ようやく持ちなおしました。 ご迷惑をおかけしました。 しみじみと健康あってのボランティアと痛感しました。 どうぞ、みなさ...

No.278 受験勉強

このところ立て続けに、高校や大学受験のためのサポート依頼がきています。 先ずは、文京盲学校を受験予定の男性からです。 高校の入試対策のための国語の問題集を6月末までにデイジー図書でCDにしてほしい、というものです。こちらは、いつものごとく、新宿の南部さんにお願いしました。 私が、勝手に尊敬をこめて、「すぐやる課」と呼んでいるのですが、急いでお願いして断られたことがありません。頼もしいかぎりです。 ...

No.277 総会直前

総会直前の事務局には日々、さまざまなことが起こります。 「えーっ! なに、それ」ということや、口あんぐりのことも。 正直そういったことに、いらぬエネルギーを使いたくないと、愚痴も出てきます。 でもそんな中にも、励みとなる嬉しいことも、起こります。 地元の利用者である藤原さんが、お世話になっていますと、いつも気遣ってくれる高知の松田さんから、連絡がありました。 高知県点字図書館の館長が、総会・分科会...

No.276 「テキスト化プロジェクト」その後

4月の講習会に参加の方からの情報が、事の始まりでした。 (株)高知システム開発から無料でソフトを、ご提供いただきました。 スクリーンリーダーのPCーTalkerです。 この高知システム開発は名前のとおり、高知市内にあります。 「テキスト化」の原点ともいうべき、初めての依頼者である藤原さんも高知市内在住です。やはり、ご縁でしょうか。 視覚障害者が簡単にパソコンを操作できるように、アクセシビリティに対...