藤田が行く!

No.275 テキスト化講習会

冬に逆戻りしたような寒空の一日でしたが、「はじめてのテキスト化 講習会」が無事に終わりました。 総会を目前にして、準備に追われるこの時期に、何も講習会を開かなくても、という声もありました。 当初は、助成金もつき、協力という形で参加という予定が、諸般の事情により一転。 中止という選択肢はなく、「テキスト化プロジェクト」事務局のメンバーで、頑張ることに。 「でもまあ10名も集まれば御の字」と。 とんで...

No.274 総会も間近

「こんなに早くからとりかかるの」と、ある図書館の方がびっくりされていた総会の準備も、大詰めを迎えています。続々と参加申し込みや、委任状が届いています。 さて、私たちの総会は、ご承知の通り、2年に1回の開催となっております。毎年では、地方からの参加のみなさんの負担が大きいこと、事務局のマンパワー不足と予算的なこともあって、この形が定着しています。その分、2日間に渡っての開催となり、「てんこ盛り」の内...

No.273 英語の教材

昨年の11月頃だったでしょうか。都内某有名私立大学の学部長から、連絡がありました。 弱視の学生のために、学内のインターネット環境を整えようと、業者に依頼してみたものの、どうもうまくいかない。 OCRの機材やソフトについて、アドバイスしてくれる人を紹介してもらえないかと。 即、お馴染みの千葉の松井さんに繋ぎました。 英語のOCR環境について知りたいということだったので更に、東大の先端科学技術研究セン...

No.272 テキスト化プロジェクト

東日本大震災から2年がたちました。 「忘れない」ことが、大切と言われながら日常に追われ、その意識が薄らぐこともあるのですが、私たちにとっては、一つのプロジェクトの立ち上げによって、忘れられない一つの原点になりました。 高知市内の視覚障害の方の依頼が、同市内の音訳グループの代表を経由して私に届いたのは、あの3.11直後のことでした。 「厚労省のホームページから発信されている震災情報が、そのままでは、...

No.271 ディスレクシアな日々  ~美んちゃんの場合~

楽しい催しに参加しました。 発達障害への理解を深めるための映画と講演の集いです。 NPO法人みなと障がい者福祉事業団主催のドキュメンタリー映画「ディスレクシアな日々ー美んちゃんの場合」の上映と講演です。 まず、港区ですが、ディスレクシアを持つ人の啓発、サポートとネットワークを目的として設立されたEDGE(エッジ)の事務局があるからでしょうか、取り組みが進んでいると、主催者の挨拶を聞いて、感じ...

No.270 朗読と講談のつどい

日本点字図書館の「朗読と講談のつどい」に出かけました。 小野館長から、ご案内をいただいておりましたので。 お誘いした人の中から、かたりべの木村さん、当事務局の大田さんが、参加してくれました。 音訳ボランティアというよりは、視覚障害の方とガイドの方で会場は満員です。 やはり、耳で聴く朗読や講談は、大きな楽しみの一つでしょう。 まずは、放送劇や司会などの経験があって現在は、図書館等で、朗読をしている清...

No.269 シンポジウム「もっと知ろうデイジー教科書を!」後日談

マルチメディアDAISYに初めて出会った時、とにかく編集が大変という印象を持ちました。 この分野で、もし音訳者が何かお手伝いできることがあるとすると、音源を提供することくらいかなあと考えていました。 しかし、なかなか具体的な話は出てきません。 都内の製作グループでは、分業は難しいというような話でした。 ようやく、音訳者の出番がきました。 伊藤忠記念財団の矢部さんたちが、子どもたちのために、児童書の...

No.268 シンポジウムに参加して

日本障害者リハビリテーション協会主催のシンポジウム「もっと知ろう、デイジー教科書を!」に参加しました。 IMD(伊藤忠記念財団マルチメディアDAISY)プロジェクト事務局メンバーも、全員集合です。 110名の参加者の中には、北海道や東北、東海や九州等、遠方からのみなさんも多く、中に熱心な懐かしい音訳者のお顔がいくつもあって心強く嬉しく感じました。 読むことに困難を抱える児童・生徒にマルチメディアD...

No.267 学習障害への理解を!

瞬く間に、松の内も過ぎました。 ここ数年の私の目標は、「一日一日を丁寧に生きる」ということなのですが、言うはやすしで、目の前のことに追われ毎年、目標達成とはいきません。 今年こそはと、思いつつ、目先のことに早くも疲労困憊。先が思いやられます。 今年は、二年に一回の総会が、あります。泣き言を言っていられませんね。頑張ります。 みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、お子さんが学習障...

No.266 シンポジウム

氷雨降る15日、なごや会(公共図書館で働く視覚障害職員の会)主催のシンポジウム「障害者にわかりやすい音訳、録音資料の基本を考える」が、開かれました。 今春から なごや会の会員になりました、とおっしゃる専修大学の野口先生のご紹介で、神保町の神田キャンパスが、会場です。 足元の悪い中、音訳者はもちろんのこと、図書館や出版関係者、合成音声のソフト開発者等々、北海道から山口まで、170名定員の会場が、狭く...