藤田が行く!

No.259 UD出版研究会

毎回、心待ちにしている出版UD研究会です。 今回は、ゲストスピーカーに、日本IBMの浅川智恵子さんをお迎えし、「情報アクセシビリティの世界から見た書籍のアクセシビリティ」のテーマの下、お話を伺いました。 浅川さんは、数少ないIBM最高技術職である、IBMフェローのお一人です。障害者や高齢者を含むすべての人が、自由に、IT機器を操作できるようにするための技術の開発等に取り組んでいます。 参加者は、い...

No.258 楽しい語らい

日中の暑さは、いっこうに引きませんが、流れる雲や風に、微かに秋の気配を感じるようになりました。 そんな中、当事務局の鶴岡さんと、埼玉県立久喜図書館に佐藤聖一さんを訪ねました。 「暑いですねえ」という挨拶に「久喜は、都心より2℃は高いんじゃないかなあ」と佐藤さん。やっぱり、という感じです。 さて、佐藤さんは、図書館司書であり、利用者でもあります。 話が多岐にわたり、なかなか興味深い語らいのひとときと...

No.257 全日盲研参加

全日本盲学校教育研究大会 山形大会に参加しました。 「視覚障害教育における専門性の継承とその充実」を目指して、学校や地域での取り組みや研究について、発表、発信する場です。 盲学校や特別支援学校の先生方の集まりです。 私がなぜ、ここに参加するのかと言えば、盲学校等の現状がよくわかる場だということが一つ。 次に、今は学校という枠のなかで、手厚く守られている児童や生徒のみなさんも、やがてそこを出て一人...

No.256 開設25周年のお祝い会

社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター(高橋実理事長)の開設25周年と高橋さんの81回目のお誕生日が、重なったお祝いの会に、お招きいただきました。 「藤田さんは、どういう関係で?」と出席者から尋ねられました。 見渡せば、みなさん長い間、センターを物心両面で支えてこられた方々ばかりです。 私はといえば、高橋理事長の思い、に賛同し、「競い合い、助け合うコンサート 羽ばたけ視覚障害音楽家たち」を、...

No.255 カルチャーショック

いつもの出版UD研究会への参加です。 しかし、こんなにカルチャーショックを受けたのは、初めてです。 今回は、「ろう児・ろう者にとっての読書」~ろう児をとりまく教育環境~と題して、あらゆる困難のなか、日本初の「日本手話で学ぶろう学校」を創られた玉田さとみさんのお話でした。 全国のろう学校で手話が禁止され、聞こえない音を聞き、聞こえない声を出させる「口話法」での授業が始まったのは、1933年のことです...

No.254 音訳ボランティア体験学習会

日立グループのみなさんをお迎えして、「音訳ボランティア体験学習会」を開きました。 日頃お世話になっているボラセンのコーディネートによるものです。 わずか2時間(最後に自由参加の交流会が30分ありました)という枠の中で、あれもこれもと考えましたが、あくまで「体験学習会」ということです。体験に重きを置くことにしました。 メインは、広報誌のほんの一部分を題材に、写真の説明を入れながらの読み原稿を作成。 ...

No.253 日点詣で?

珍しく2日間ほど、日本点字図書館に、おじゃましました。 それぞれに目的はあったのですが、それとは別に、小野館長にお目にかかりました。 「藤田が行く」を見てくださっている、奇特な方のお一人です。 私たちの活動や目指しているものから、共感できる部分があれば、何かできないかと考えてくださっているふしがあります。(勝手な憶測です)今まで、ずっと視覚障害の方が館長だった中で、初の目の見える館長として指揮をと...

No.252 テキスト化プロジェクト

事の始まりは、あの3、11直後のことでした。 高知市内の藤原さんからの依頼が地元の音訳ボランティアの松田さんを通じて、私に連絡がきました。 厚労省のホームページから、毎日出される震災情報が、そのままでは、合成音声で読み上げることができない。 PDFファイルをテキストファイルに変換しないと、使えないと言う話で、その作業をやってほしいというようなことでした。 文字情報を音声(肉声)に換えるのが、私たち...

No.251 関点協春期研修会

私たちの会員の中には、僅かですが、音訳ボランティアではない方たちも含まれています。私たちの設立趣旨や活動に賛同してくださる団体・個人、来るもの拒まずで、やってきています。 そんなわけで、点字図書館、公共図書館、社会福祉協議会の職員や一般企業の方もいます。 そんななかのお一人に、神奈川県ライトセンターの姉崎さんが、いらっしゃいます。個人会員です。 いつも暖かく励ましてくださる方です。 この姉崎さんか...

No.250 ロバさん訪問記

NPO法人ロバの会(代表山田新作さん)を、初訪問しました。 四条大宮からほど近く、回りには新撰組隊士が眠る壬生塚が必見の壬生寺(壬生狂言でも有名)や、新撰組が3年間過ごした屯所(宿舎?)、八木邸があります。古い木造の町屋(三軒長屋と呼ばれるような建物)が、今でも、しっかり住まいとして使われています。 こういう中のマンションの一室に、ロバの会の事務所は、あります。 1日の「学習を支える音訳」研修会か...