氷雨降る15日、なごや会(公共図書館で働く視覚障害職員の会)主催のシンポジウム「障害者にわかりやすい音訳、録音資料の基本を考える」が、開かれました。
今春から なごや会の会員になりました、とおっしゃる専修大学の野口先生のご紹介で、神保町の神田キャンパスが、会場です。
足元の悪い中、音訳者はもちろんのこと、図書館や出版関係者、合成音声のソフト開発者等々、北海道から山口まで、170名定員の会場が、狭く...
社会福祉法人視覚障害者支援総合センター主催、「競い合い、助け合うコンサート2012―羽ばたけ視覚障害音楽家たち」が、無事終わりました。
このコンサートは、同センターの高橋理事長の「こだわり」と「思い」によって成り立っている、と言っても過言ではないと思います。
若き視覚障害音楽家が、どんなに力があったとしても、「発表の場」がなければ、誰の目にもとまりませんし、広く世の中に知られることはないでしょう。...
2010年には、待ちに待った改正著作権法が施行され、公共図書館でも、著者や出版社の許諾なく録音図書が作れるようになりました。録音図書が飛躍的に増えたと思いきや、どうもそうではないらしいのです。
予算不足で、作りたくても作れないという現状があるようです。
このことに関して、音ボラネットの設立当初から、図書館との連携を模索してきた者として、私たちが、希望者を募って製作し、図書館に寄贈すればよいのではと...
7回目を迎えた視覚障害者向け総合イベント「サイトワールド2012」が、都内すみだ産業会館で開かれています。
日常サポートから最先端テクノロジーまでの機器や製品の展示、講演会やフォーラム、体験会等々と盛りだくさんです。
全国各地からの視覚障害のみなさんやガイドの方で、毎年、大盛況です。
今年も事務局を中心に10数名が、3か間お手伝いさせていただいています。
展示は3日間同じですが、シンポやセミナー、...
一年が経つのは、早いものです。
「競い合い、助け合うコンサート2012」羽ばたけ視覚障害音楽家たち、が12月1日(土)西荻地域区民センター勤労福祉会館で開かれます。
これに先立ち、実行委員会がありました。会場の下見から始まり、種々、打合せを行いました。
会場が変わったのには、正直また、と思いました。
中央線の荻窪か西荻窪駅、西武新宿線の井荻か上石神井駅からバスになります。
かなり頻繁にバスが出てい...
たくさんの会員のみなさんの他に、一般のお客さま(図書館や社協の職員、編集者等)を、お迎えして開催した「マルチメディアDAISYは今」が、無事終わりました。 中でも東北、とりわけ福島からの参加が多く、とても嬉しく思いました。
昨年の総会の分科会で、マルチメディアDAISYとは、こんなものですよ、と概略的なことを、お見せしました。
今回は2回目、リピーターが多いことを想定して、前回とは違った角度の内容...
10月4日のシンポジウムの準備も大詰めを迎え、当日資料の印刷と最終打合せが、終わりました。
前回の総会の分科会で初めて取り上げたテーマでしたが、この度は、一歩踏み込んで、音訳者が、どのように関われるのか、考える機会にしたいと思います。
引き続きIMDプロジェクト(伊藤忠記念財団マルチメディアDAISYプロジェクト)事務局の伊藤さん、佐伯さん、南部さん、和田さんが協力してくれています。
音ボラネット...
毎回、心待ちにしている出版UD研究会です。
今回は、ゲストスピーカーに、日本IBMの浅川智恵子さんをお迎えし、「情報アクセシビリティの世界から見た書籍のアクセシビリティ」のテーマの下、お話を伺いました。
浅川さんは、数少ないIBM最高技術職である、IBMフェローのお一人です。障害者や高齢者を含むすべての人が、自由に、IT機器を操作できるようにするための技術の開発等に取り組んでいます。
参加者は、い...
日中の暑さは、いっこうに引きませんが、流れる雲や風に、微かに秋の気配を感じるようになりました。
そんな中、当事務局の鶴岡さんと、埼玉県立久喜図書館に佐藤聖一さんを訪ねました。
「暑いですねえ」という挨拶に「久喜は、都心より2℃は高いんじゃないかなあ」と佐藤さん。やっぱり、という感じです。
さて、佐藤さんは、図書館司書であり、利用者でもあります。
話が多岐にわたり、なかなか興味深い語らいのひとときと...
全日本盲学校教育研究大会 山形大会に参加しました。
「視覚障害教育における専門性の継承とその充実」を目指して、学校や地域での取り組みや研究について、発表、発信する場です。
盲学校や特別支援学校の先生方の集まりです。
私がなぜ、ここに参加するのかと言えば、盲学校等の現状がよくわかる場だということが一つ。
次に、今は学校という枠のなかで、手厚く守られている児童や生徒のみなさんも、やがてそこを出て一人...