午前中は、運営委員会。
6月8日9日に開催予定の総会・分科会に向け、おこたりなく準備を進めているところです。
全員に満足してもらえるようなものは、できませんが、時間やお金をかけて集まってくださるみなさんが、少しでも参加してよかった、音ボラネットがあってよかったと感じてもらえるような会にと、事務局一同頑張っています。
さて午後は、日盲連での松井さん(千葉県立西部図書館)の講演です。私たち音ボラネットテキスト化プロジェクト事務局のメンバーが、実践講習をお引き受けしている講習会での一コマです。「視覚障碍者の読書環境におけるテキストボランティア活動の意義と今後の展望について」を、興味深く伺いました。
正直、松井さんの講演は、もう何回目になるでしょうか。でもさすがと思うのは毎回、目新しい情報をひっさげて乗り込んでくるといった感じです。足元にも及びませんが、ぜひ見習わなくてはと思います。
また今回は、発表協力者として、このホームページのことで、アドバイスいただいている、(株)インハウスDSの高岡さんからも補足の話がありました。
同じようなことでも人が代わるとよりわかりやすいということもあります。
さて今回、松井さんはコンパクトな自炊用のスキャナーを持参、実践して見せてくれました。
音声ソフトにつないでいるので、スキャン即読み上げが可能です。間違えて上下逆さまにセットしても、大丈夫です。音声が教えてくれますし、置きなおさなくてもOKです。
たとえば、職場等で当日配布された紙の会議資料が、自宅で読めるということです。きちんと読みたいもの、ボリュームのあるものは、ボランティア等による校正が必要となるでしょう。
でもチラシや資料等は、サポートする人の手を経なくても、当事者自身でいち早く確認できるというわけです。図や表のあるものは、やっかいではありますが。
少なくともその紙に書いてあることについては、全部正確にわからなくても、どういう情報なのかというのは、わかります。ものにもよりますが、それで十分なことも多々あります。
さてさて、まだ多くの人は、再生機器をパソコンと限定してとらえているのではないでしょうか。私は少し前まで、そう思っていました。パソコンがなくては無理と。
今は違うのです。携帯に便利なタブレット端末が進化しているということを教わりました。
今年もまた、様々な機器の進化の年となることでしょう。
私たちは、どう向き合えばいいのか。また、みんなで考えていきましょう。
今年もよろしくお願い申しあげます。