「音訳」とは、視覚からの情報を得ることが困難、もしくはその他の理由で情報の収得が困難な方(以下利用者)のために、情報を“音声”に換えて提供する活動です。
日本全国では公共図書館、点字図書館、社会福祉協議会、専門図書館(資料館・文書館他)など公の施設に加え多数のボランティアグループや個人などが、音訳による情報提供を行っており、現在は各グループが独自の活動を展開し、お互いの交流や情報交換なども地域や特定の集合体に限定されています。
そのため、活動に必要な情報・技術などを共有することが少なく、利用者のニーズに十分に応えることができていないのが現状です。
「全国音訳ボランティアネットワーク」は、日本全国の音訳活動に携わる者や関係諸機関が「つながる」ことによって多くの良質な情報を正確・迅速に利用者に提供することを目指して発足いたします。
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開かれた組織
音訳をとりまく縦割り組織の弱点をおぎない横の連携を強めさまざまな問題解決を図る独立した組織とする。
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情報の共有
全国の音訳者及び諸機関が種々の情報を同時に共有することにより会員の音訳活動をサポートする。
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交流を推進する
ホームページ、研修会、会報などを通して会員相互の交流をはかる。
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音訳活動の普及・啓発
全国組織として活動することで音訳活動の普及と啓発に努める。