今年も10月10日(土)に、杉並区桃井の勤労福祉会館ホールで「競い合い、助け合うコンサート2015―羽ばたけ視覚障害音楽家たち―が開かれます。
開催に当たり、いつも感じることですが、世間に若くて才能ある視覚障害音楽家が多く存在するということが、知られていません。
私の回りにも、目が見えないのに何か演奏するなんてことができるの、という人が何人もいます。
なおさら一人でも多くのみなさんに、こういうコンサートがあることを知ってほしい。
いつの日か、会場一杯の聴衆を集めたいと、実行委員の一人として思います。
準備をする側として、何かしら創意工夫が必要です。
今年はまず、肝心の案内チラシの作成に力を入れることが、実行委員会で決まりました。
ですが、高橋理事長ではありませんが、言うは易しです。
主催の視覚障害者支援総合センターの星野さんが熟考の末、今までとは違ったチラシを作成。
パッと見てインパクトのあるチラシに、随分と近づけたのではないでしょうか。
プロが手掛けるコンサートではありません。素人、ボランティアが頑張っているところが大のコンサートです。
プログラムはそれぞれに楽しめる構成になっています。
中でも筑波大学附属視覚特別支援学校高等部の藤吉乙羽さんのピアノが楽しみです。
現役の女子高生の出演を私は知りません。
またお馴染みのソプラノの澤田理絵さんは、お仲間とオペラの一部を披露してくださるそうで、こちらも華やかな舞台になること間違いなしでしょう。
今回も案内チラシの送付に当たりラブレターを書きまくりました。
毎年しつこいと思われる方もいるかもしれません。
一情報だと思ってご容赦ください。
年々家族の介護や本人の体調不良など、参加したくてもできない人も増えてきました。
一方、毎年とても楽しみにしてくれているみなさんも多く、今年はまだですかと問い合わせがくることもあります。
励まされます。
いつの日か、満員御礼の会場を夢見て、今年もまた、心をこめてみなさまをお迎えします。