バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表の平塚さんからのお願いが届きました。
新緑のまばゆい季節、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、この度、シティ・ライツは、本格的に「映画館」を設立することにいたしました。
今年、2016年は、シティライツが団体を設立して15年目。
立ち上げ当初は、暗中模索だった音声ガイドや映画のバリアフリー環境も、今ではたくさんの方々の努力により、広がりをみせています。
特に、今年4月から施行された「障害者差別解消法」の影響もあり、さまざまな事業者が、今、障害者に対してどのような“合理的配慮”を行ったらよいのか?を考慮しているところ、未だにこのような差別があっていいのか?と、耳を疑うような事件も起こっています。
この流れの中で、今、シティ・ライツに何ができるだろう?と考えました。それは、活動をはじめた時と同じ。「やってみせることだ」と思い決断しました。障害の有無に関わらず、誰もが映画を通じて心の交流ができる場所。誰もがいつでも安心して映画を楽しみ、仲間同士になれる場所。そんな、映画館のモデルとなるような、ユニバーサルシアターを創りたい!
しかし、本格的な映画館の工事となると、かかる費用も莫大でした。防音工事や内装設計、すべて見積もっていただいたところ、およそ1500万円ほどの費用がかかります。とても膨大な金額ですので、悩みましたが、多くの方が、少しずつでも支援してくれたら、叶えられるはずだ!と思い直して、シティライツ史上、最も大きなチャレンジに踏み出しました。
熊本では大規模な震災が起き、未だ原発も止まらない。
無力さや不安に打ちのめされそうな日本で、多様な人々と共に映画を観て、心のコミュニケーションをとること。
想像力を養うこと、夢をみること、共に学び、共に泣き、共に笑うことは、とても大きなエネルギーになるはずです。
障害をものともせず、なんでも楽しもうとチャレンジするエネルギー、思いやりと工夫を重ね、誰もが心地よいモノを探求するエネルギーは、たくさんの可能性の扉を開いていくことでしょう。
どうか、夢の映画館・ユニバーサルシアターの設立支援募金への呼びかけに、ご協力をお願いします。
夢の映画館設立募金ページをつくりまし。 http://www.citylights01.org/bokin.html
是非、多くの方々に知らせていただきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。