今年もまた、たくさんの元気と癒しを与えてくれた「競い合い、助け合うコンサートー羽ばたけ視覚障害音楽家たち」が開かれました。杉並区西荻地域区民センターが会場です。
残念ながら、いつも満席とはいかないのですが、それでも今回は昨年より盛会だったように思います。
私からチケットを買ってくださる方が多かったですし、買い求めても当日、足を運べなかったという方が、ほとんどいなかったことからもわかります。
音ボラネットの会員のみなさんはもちろん、以前住まいのあった練馬区内の友人・知人、また現在の住まいの文京区内の知り合い、そして貴重な都内在住の郷里の同級生、二人も来てくれました。本当にありがたく思います。
新しい参加者も、また来年も誘って、と言ってリピーターになってくださることが、何より嬉しいです。
賛助出演の女性コーラス、コール・トィンクルスターは、毎回、誰でも口ずさめる曲があって楽しみです。
YOUTAさんは、富山県を拠点に活動、作曲も手掛けています。この日もオリジナル曲を中心に演奏。
彼のピアノには、涙がでました。優しい音色が心にしみました、と感想を寄せる人も。
ソプラノの橋本夏季さんの伸びやかな高音がステキ。超技巧的な曲を聞かせてくれました。視覚障害の若い男性が、何度も親指を立てていました。
最後は一転して、しっとりとした和の世界。
箏の演奏は、筑波大学附属視覚特別支援学校高等部在学の三浦紗耶さん。彼女は、初々しいながら、ヘレン・ケラー記念音楽コンクールで受賞経験もある実力者。将来が楽しみな一人です
澤村裕司さんは、ベテランの域です。八橋検校作曲「乱輪舌」の後半は、ジャズのようなリズミカルな演奏でした。
みなさん、ますますのご活躍を期待します。
ご来場のみなさま、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。