瞬く間に2018年も半月が過ぎようとしています。
元日から音訳に取り組んでいます、という一言が添えられた年賀状が届きましたが、改めて私たちは凄いことをやっているんだなあと思いました。
今年も健康第一で、苦労の中にも楽しい一年をと願います。
どうぞ本年も変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年11月30日の東京弁護士会人権賞(東弁人権賞)受賞の記者会見に続き、明けて2018年1月11日には、弁護士会館講堂で表彰式が執り行われました。
東京弁護士会は1986年から、「東弁人権賞」を制定。人権擁護活動に尽力してきた個人、グループ、団体を表彰してきました。今回で32回となります。さまざまな人権活動の中でも、私たち音ボラネットの活動は「公害・社会福祉の分野における人権活動」ということになるでしょう。
ある障害者の方が「人権擁護と社会正義のために活動しているとても権威のあるところからの権威ある賞を受賞したのだから、ホーム・ページのトップに載せて多くの人に知らせるべきだし、藤田があちこち出向く際にはきちんと話しなさい。ともかく嬉しい」と言ってくれました。
新聞も大手3紙に写真入りで掲載されましたし、その後、会報「音ボラネット通信」第32号には、号外として皆さまにお知らせしました。
おかげさまで、ありがたいことに他にもメールや年賀状等で、お祝いの言葉をたくさんいただきました。
改めて言うまでもありませんが、私たちの「全国音訳ボランティアネットワーク」が受賞したのです。
本当に嬉しいかぎりですが、責任も感じます。
また次に向けて共々に頑張りましょう。
さて、11日の表彰式には、記者会見の時同様に、副代表の鶴岡さんと二人で出席しました。
記念撮影に始まり、新年式(含む表彰式)、新年祝賀会と続き、終了後は東弁会会報「LIBRA」へのインタビュー記事の取材を受けました。
朝から長丁場でした。
ところで、出席者は、東弁会会長、副会長はもちろんのこと、日弁連会長、最高裁判事、法務大臣、東京地方裁判所所長、東京地方検察庁検事正。
そして人権賞選考委員会のみなさま、会員のみなさま。
そうそうたるお顔ぶれです。
表彰の後、こんな機会にも恵まれないかぎり上がれない東弁会の講堂の壇上で、更には、普段お目にかかれないであろうみなさまの前での受賞スピーチは、緊張しました。
最後に「推薦してくださった中山司朗弁護士、選考委員の先生方、そしてご参集のみなみなさまに、心からの感謝を申し上げます」と締めくくりました。
「貴女の一声を聞いて、声のだし方が違うと思ったわ」とか、「ぼくの講義より堂々としていて、聞きやすかった。滑舌がいいんだね」と声をかけていただきました。
音訳者として培ってきたものを、認めていただいたような気になりました。
「内容のなさをいつも、声でカバーしています」とお応えしました。
祝賀会にかけつけた議員の中に公明党の山口代表が。
ご挨拶させていただきました。
山口代表も東弁会の会員です。そういえば、議員は、弁護士出身が多いなあと改めて思いました。
古くは「EYEマーク・音声訳推進協議会」の活動をしていた頃に何度か陳情に行ったことが懐かしく思い出されました。
一番親身になってくれた党でした。
改めて、さまざまなご縁、みなみなさまのおかげで、現在があるということに感謝しかありません。
大変貴重な経験をさせていただきました。
本当にありがとうございました。