「4月28日29日、新潟県立図書館で日本昔話の旅の原画展を企画してくださいます。イベントのお手伝いに行ってきます。」と我らが伊藤忠記念財団の矢部さんからメールをいただきました。
ここ数年、点字図書館改め視覚障害者情報センターへは数回お邪魔したことはありましたが、県立図書館とはご縁がありませんでした。一度はと思っていましたので、これはいいチヤンス。矢部さんの応援?がてら、伺うことに。
新潟駅から車で20分弱。
桜の名所鳥屋野潟公園の一角。付近には、野球場や自然科学館などかあり、広い森の中にある図書館といった趣でしょうか。
キャッチフレーズは「フクロウの森の図書館」です。
中に入ると広々としていて、エントランスホール及び閲覧室の窓の外には、緑が溢れ居心地の良い空間となっています。
桜の季節は、さぞやと思われます。
さて、正面玄関を抜け、閲覧室に入る手前のギャラリーで、マルチメディアDAISY図書の体験会が行われていました。
各県に伝わる昔話が、マルチメディアDAISY図書で楽しめます。
新潟県の昔話「みるなのくら」のさし絵原稿や語り原稿が展示されています。4月24日~5月13日までのこどもの読書週間記念展示の一環です。
そのうちの二日間、矢部さんが、iPadを使ってのマルチメディアDAISY図書の体験会をお手伝いしていました。
事前に新聞、テレビ、ラジオにも取り上げられたせいもありで、こども連れの家族など、150名以上のみなさんに「わいわい文庫」を体験してもらったようです。
私がお邪魔した時も、こどものたちが楽しそうにiPadを使っていました。
新しい読書の可能性を広げる「マルチメディアDAISY図書」を知ろう!というタイトル通り、先ずは一人でも多くのみなさんに知ってもらうこと。
県内初の公共図書館での試みは大成功だったのではないでしょうか。
「障害者サービス」もこれからということですし、当然音訳者の養成もこれから。今後何かお手伝いできることがあればと思います。
おかげさまで、貴重な一時でした。
藤田会長、新潟県立図書館お疲れさまでした。素晴らしい図書館のようですね。いいお手伝いをされたようで何よりです。
わいわい文庫体験に150人、すごいですねえ。企画がいいのでしょうね。こちらでは毎年、図書館子どもまつりや夏休み中の市内3図書館での体験会をやっていますが、なかなか集まりません。一人でも多くの方に知ってもらえれば、ということで社協の協力も得ながらやっているのですが・・・・
夏休みの体験会は、昨年までアイサポート那須のイベントに図書館が協力する、という形でしたが、今年から図書館行事として実施することになり、体験者が増えることを期待しています。
少しずつ前に進んでいる、と思って続けていきまーす。そのうち矢部さんに成果を報告できればうれしいのですが・・・・
松木さま
藤田です。
いつも書き込みありがとうございます。
新潟県立図書館のご担当のみなさんが、とても一生懸命でした。
展示のレイアウトも女性だからこその細やかさがありましたし、
図書館の来場者に声がけをしたり、小さいお子さん連れのお母さんには、代わってお子さんをダッコしたりと熱心さが伝わってきました。
矢部さんも昔とった杵柄で、子どもたちの扱いには慣れています。
すぐにipadをサクサクと使いこなす子どもたちも楽しそうでした。
みなさんの熱意が伝わる体験会だったと思います。
そこに熱心な人がいるかどうかですよね。
松木さんも音訳ボランティアの域を越えて、さまざま周辺に働きかけていますね。
また、矢部さんたちの読書バリアフリー研究会が、東京上野の国際子ども図書館を始めに全国を回りますが、東京に続く福井県立図書館、宮崎県立図書館、鹿児島県立図書館とまだまだ参加者が少なく苦戦なさっているようです。
どうか、多くのみなさんに関心を寄せていただき、マルチメディアDAISY図書を必要とするすべての子どもたちの現状を知ってほしいと願わずにはいられません。
お互いに頑張りましょうね。