No.464 贈呈式

伊藤忠記念財団から「子ども文庫助成事業 贈呈式」にお招きをいただきました。財団の主な事業は、設立当初から取り組まれている読み聞かせや子ども文庫運営などのボランティアに支援を行う「子ども文庫助成事業」です。被災地への図書の寄贈なども含まれます。

もう一つはお馴染みの「電子図書普及事業」です。障害のある子どもたちのために、児童書をパソコンやタブレットで楽しめるように電子化し、特別支援学校や公共図書館などに無償で配布しているものです。この電子図書「わいわい文庫」の音訳を担当しているのが、私たち音ボラネットです。

連絡をいただいた当初は、来賓のような形で参加ということに少し戸惑いを覚えました。しかし、みなさんの活動は、私たちとまるで畑違いというわけではありません。本、特に児童書というものを仲立ちにして、子どもたちの笑顔のために頑張っている同志という感じでしょうか。喜んで出席させていただきました。

国内はもちろんのこと、海外の地域文庫や家庭文庫も本購入費の助成を受けています。さすが伊藤忠さん、インターナショナルです。

子どもの本購入費助成受領者、病院・施設子ども読書活動費助成受領者代表の方と子ども文庫功労賞受賞の方々の挨拶がありました。それぞれに長年にわたり、すばらしい活動をなさっていることに、心打たれました。

ここでのみなさんの悩みも、子どもの減少化や世話人の高齢化など、どこかで聞いたことのあるものでした。

表彰式の終わりには、専修大学の野口先生が、「わいわい文庫への評価と期待」を話されました。

短い時間で、「わいわい文庫」のことを余すことなく伝えてくださいました。さすがです。

たぶん、出席者の多くは、マルチメディアDAISYのことは、ほとんどご存じなかったろうと思います。「わいわい文庫」をアピールするよい機会でした。

その後の懇親会でたくさんのみなさまと交流できました。いつも思うことですが、足を運ぶことによって得られる新しい出会いがあり、更にそこから次に繋がる出会いがあります。本当にありがたいことです。

「すべての子どもたちに読書の喜びを」 伊藤忠さんのスローガンに呼応して、微力ながらまた頑張っていきたいと思います。

ありがとうございました。

2 thoughts on “No.464 贈呈式”

  1. 遅まきながら、私どもの贈呈式にお運び頂きありがとうございました。またこのような晴れやかな場に取り上げて頂き、感謝申し上げます。わずか6名の小さな財団が掲げるには大きすぎるスローガンですが、皆様のご理解とお力添えを頂きながら、一歩ずつ這ってまいります。変わらぬ力強いご支援をお願い申し上げます。

    1. 矢部さま

      藤田です。
      矢部さんを中心としたわいわい文庫製作チームに参加させていただいていることに感謝のみです。

      また、新年度が始まります。引き続きよろしくお願い申しあげます。

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