元筑波大学附属盲学校教諭の長谷川貞夫先生の「第37回鳥居賞」受賞記念の祝賀会が都内で開かれました。
これは、元日本盲人会連合会長で「盲人の父」と慕われた鳥居篤治郎氏の業績を偲んで、視覚障害者福祉のいっそうの発展を願って1981年に発足した賞です。9月に京都ライトハウスで伝達式が行われました。発起人としては、読書工房の成松さんや桜雲会の甲賀さんたちが名を連ねています。
点字教科書の無償化に関する運動から始まり、「体表点字」の提唱、携帯電話の振動機能を活用した「ヘレンケラーホン」の開発などなど、たくさんの業績ををお持ちです。
御年85歳、ますます精力的に活動を続けていらっしゃいます。
最近は、宇宙の月など遠隔物体を手で、立体的に触知する研究を進められていらっしゃるそうです。
晴眼者の女性の参加者が少なかったせいか、私も受付等、お手伝いさせていただきました。
63名もの参加者から、一言づつお祝いの言葉が寄せられました。ソプラノ歌手の塩谷靖子さんが一曲、花を添えてくれました。遠方からの参加者も多く、長谷川先生の業績とお人柄によるものだと思いました。
とても暖かみのある、嬉しい集まりでした。
今後のますますのご健勝をお祈りします。