今年も月刊「世界」DAISY版製作担当者会が、新宿区内で開かれました。DAISY編集者5名のうち3名、そして音訳グループの代表20数名が集まりました。仙台からも2名の参加がありました。
冒頭、東京ヘレン・ケラー協会 点字図書館の堀江さんから、スタートから10年、可能な限り続けていきたいと挨拶。
続いては肝心の音訳担当月決めですが、みなさまの協力のもと今回はすんなりいきました。
更に、今やどこでも取り上げられている質の問題に言及。以前に利用者からというのではなく、音訳者から、あんな読みでいいのかという指摘?があったようです。それが直接というより、回りまわって耳に入ってきたということのようでした。
そういう人には、ぜひ「世界」を音訳してほしいと堀江さん。
私も同感です。何かあれば、堀江さんなり私なりに直接言ってもらいたいと思います。話がややこしくなるだけです。
堀江さんは、逐次刊行物と文芸物は違うと。
雑誌の音訳は特に時間との戦いです。情報として早くなければ意味のないものですから、ある種、特殊なものと言わざるをえません。
しかし、サピエに上げる以上は、サピエの製作基準に則ることは当然。
例えば、写真の場合、写真何々(タイトルがあれば)、写真の説明、写真終わり という具合に、読みや処理については、グループ内で徹底してほしい。
また確かに一本調子の人や音域の狭い人がいる。
更にはノイズについては、口中音やブレス音、電源の音、はたまたカラスの鳴き声。そして、訛りやアクセント等々。たまには気になることもあるが、許容範囲のものかどうかで判断せざるをえないと。
許容範囲ということは、もっともですが、私たちとしては質について、常に頭の片隅に留めて置くべきだろうと思います。
みなさまの協働作業によって一冊の月刊誌が利用者に届けられています。
引き続きよろしくお願いします。お疲れさまでした。