照れば猛暑、降れば大雨という、何とも激しい気象状況です。
そして何にも増して、コロナの感染拡大。
皆さま、お変わりありませんか。
さて、7月初めに、成田市立図書館からの要請をいただき、2回にわたる「音訳協力者養成講座」をお引き受けして、成田市まで足を運びました。
例年ですと、あちこち人の海の中を泳ぎ回っていましたが、今は、ほとんど全てといっていいほどの集りが中止や延期になったり、実施される場合でも、リモートでとなっています。
そんな中、対面の講座が開かれることはありがたいです。何だかホッとします。
今回は、「肉声による音訳の将来」〜音訳者の高齢化と録音図書の質の問題〜について話しました。
図書館では、市内で活動する四つの音訳グループのみなさん一人ひとりと契約しています。
その中に、当会会員の「コスモスの会」のみなさんも参加していました。心強かったです。
そろそろ音訳をやめようかと思っていた。今回話を聞いて、もう少し頑張ってみようかと勇気をもらったと言ってくださる方がいて、私の方が励まされました。
利用者の声を聞かせてほしいという、希望もありました。ありがたいことに、私はたくさんの利用者さんと繋がっています。なにかあればメールや電話で、教えを乞うたり、情報交換したりしています。
利用者さんとの交流がないという音訳者がいるということに、一抹の危惧を覚えます。私たちの活動は、利用者ありきで成り立っています。
ただ音訳をしていればいいというのとは、違うと思いますが、皆さまいかがでしょうか。
ぜったいに音訳者よがりは、避けたいものです。