日本図書館協会主催、障害者サービス委員会企画・運営の「音訳者と音訳ボランティアのための著作権セミナー」が開かれました。
対象は、録音資料を製作している音訳者・音訳ボランティア、障害者サービス用資料を作成している図書館の職員です。
私もひと枠いただき、「全国音訳ボランティアネットワークの活動及び図書館・ボランティアに望むこと」というお話をさせていただきました。
事前に参加者名簿をいただきました。
懐かしい会員さんのお名前や団体名が並んでいました。又お世話になった図書館の職員の方のお名前もありました。
195名の申込みがあったそうです。
ネットワーク立上げ前後の話。
資金面のこと、広報の問題と様々な課題・問題を抱えながら手探りでの組織作りがスタートしたあの頃の熱気と、輝いていたみんなの顔が懐かしく昨日のように思いおこされました。
おかげさまで今や、サートラスへの登録によって、テキストデータや児童書を国立国会図書館に提供。多くの人の利用を期待しています。
私が最も訴えたかったことは、障害者、特に情報弱者と言われる視覚障害者の情報保証という面からすれば、音訳がいつまでもボランティア頼みの活動であってはならないということです。
読書バリアフリー法に期待しつつも、それぞれの立場を超えて協力・連携しながら大いに発信していきましょう。
音訳ボランティアの高齢化とその先の減少化。
言われて久しいのですが、手をこまねいていたら、肉声による音訳というものは消滅してしまう。危機感を持ってみんなで考えましょう。ということです。
パソコンの画面に向かって話すことには、未だに違和感を覚えます。うなづいて聞いてくれているのだろうか、飽き飽きした顔をしているのかなあとか、表情、リアクションが見えないのは、不安です。
でもオンラインによる集まりのおかげで、全国各地のみなさんが参加できるのは、大きなメリットではありますが。
終了後、早速に北海道や東北から、また事務局メンバーからも温かいメールが届きました。
ありがたく、嬉しく元気が出ました。
本当にありがとうございました。
企画・運営のみなさまには、このような機会をいただけたことに、心から感謝申し上げます。
すべてのみなさま、お疲れさまでした。