今号の会報に「あれから9年〜埼玉県三芳町からのお便り〜」と題して寄稿して下さった三芳町福祉課の三室さんからのご案内で、映写会に参加しました。
会場は、三芳町役場の庁舎敷地内にある三芳町文化会館「コピス みよし」
自身がろう者の今村 彩子監督の「聞こえなかったあの日」
東日本大震災の後、10年間に及ぶろう者の生活を追ったドキュメンタリー映画です。
字幕、音声ガイド、ヒアリングループ付きのバリアフリー上映会です。
私も当時は何度か被災地を訪ねました。どうしても視覚障害者の皆さんの応援という視点です。
ろうの方々のご苦労は、また違った困難があったことを改めて知りました。
「災害時の要援護者」「地域のつながり」「共生社会とは」等々、考えさせられる作品です。
「障害者である前に地域住民である」三室さんの言葉、深く心に留めたいと思いました。
駅からは少々アクセスの悪い会場、夜の開催、更に雨模様というハンディはあるものの、聴覚や視覚の障害のみなさんはじめ100名を超える参加者でした。
せっかくだからと、視覚障害者には、車での送迎もありました。三芳町は、親切で丁寧です。
秋には、全盲の弁護士、大胡田 誠さんの講演会も予定されています。
三室さん以下、若手の皆さんが頑張っています。
シティライツの平塚さんと、駅から会場まで送迎していただき、恐縮でした。
平塚さんは、いつも映画館(シネマ・チュプキ・タバタ 日本初のユニバーサルシアター)にこもっているので外に出られるのは、嬉しいと笑う。平塚さんも本当に頑張っています。
ステキなみなさんと出会える場は貴重です。
主催のみなさんには、ご苦労が多かったと察しますが、いい映写会でした。
大変にお疲れさまでした。
穏やかな三室さんの笑顔は9年前と変わりませんでした。
不思議なありがたいご縁です。これからもよろしくお願い致します。
事務局の大田さん、かたりべの木村さんもお疲れさまでした。