No.515 岡山、姫路旅

埼玉県立久喜図書館の佐藤さんに、岡山県立図書館から講演の依頼がありました。

「また、岡山に行くけど、どこか近辺で交流できるグループがあれば、立ち寄るよ」とありがたい提案をいただきました。

図書館での研修会テーマ「すべての子どもたちに本の楽しさを伝えたい〜支援が必要な子どもの読書活動を考える〜」に惹かれ、佐藤さんに同行させてもらうことにしました。

数年前、同じ図書館から招かれた時は、私は行かれず、倉敷音訳の会の赤木さんや貝原さんたち、会のみなさんに協力をお願いしお世話になりました。

前日岡山入りし、またありがたいことに、貝原さんに近郊を案内してもらいました。

翌日の図書館での研修会は、Zoom参加と合わせて全体で、30名ほどの参加者でした。

せっかく遠くから佐藤さんを招いているのに、もったいないと感じました。

でも、学校司書、図書館司書そして音訳ボランティアが一緒に情報や意見交換できる場があったのは、よかったです。

私は、あくまで佐藤さんの案内人ということで、発言はできませんでしたが、担任するクラスのお子さんのことで質問された先生には、「わいわい文庫」を紹介したり、子どもの本棚プロジェクトの応募者である、笠岡音訳の会の高丸さんとも話ができました。よかったです。

翌朝、姫路に移動。

「音訳ボランティアグループ サークルさえずり」のみなさんに佐藤さんのお話しをバッチリ聞いてもらいました。

二階の窓越しに姫路城が見える図書館が活動拠点です。

ベテラン、中堅、新人と30人超のグループで仲の良さが伝わってきます。

研修会講師は、内部講師とのこと。

決まった収入があるわけではないなか、助成金などをうまく活用して頑張っています。

録音図書の貸し出しまで担っています。

図書館も人手不足なのでしょうねえ。

音訳者もさまざまですが、図書館もさまざまです。

こういう機会は、滅多にないことです。

近隣の図書館職員、音訳グループにも声掛けし、一人でも多くの参加者を募ることが大切です。

音訳現場の現状を把握し、連携協力すべき時ではと考えているのですが、難しいですね。

「初心にかえって、頑張ります」「もっと話しを聞きたかった」と言ってもらえてよかったです。

終了後には、帰京の新幹線の時間を気にしながら、姫路城へ。

音訳者の中に、お城のガイドをされている方と、歴史好きな方の二人のおかげで、ただ通り過ぎるだけではない、なかみの濃い見学会になりました。

なかなか情報の行き渡らない地方のグループと交流しながら、全体の底上げができる機会があるといいなあと思いました。

その地に出向いてみなければ、見えないことってたくさんあります。

多くのみなさんにお世話になった、岡山、姫路の旅でした。

ありがとうございました。

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