ありがたいことに今年もまた、地元の小学生に視覚障害について話す機会をいただきました。
四年生3クラスが対象です。
事前に3人の担任の先生には、会報「音ボラネット通信」をお渡ししました。
そのせいか、音訳についても話してくださいと言われました。
前回は、ほとんど触れなかった部分です。
初めにみんなに目を閉じてもらって、自己紹介しました。
名前の漢字、着ている物の説明もしました。
また点訳ボランティアさんにお願いして、3行ほどの点字を打ってもらい、全員に配り、点字の決まりごとなども話しました。
そして音訳のことも。
点字利用者は1割ということや、視覚障害には、全盲と弱視があるということなどなど、ほとんどの子どもたちには、初めて聞くことばかり。
子どもたちにとっても私にとっても、あっという間の45分でした。
一方的に話すのではなく、質問を投げかけたりしながら進めました。何か的を絞った方がいいのかとも考えましたが、相手は四年生。
「広く浅く」が一番と思いました。
見えない見えづらいは、大変なことが多いけど、決して可哀想ではない。
ピアニストやヴァイオリニストや先生や弁護士など、社会で活躍している人がたくさんいますと付け加えました。
そして夢を諦めなければ、背中を押してくれる人がいて、支援してくれる人がいますと、結びました。
終了後には、全員からお手紙をもらいました。
音ボラネットのことを、ネットで調べてみますという子や、こんな身近なところで、すごい人がいるなんて知りませんでしたと書いてくれる子。
更には将来、音訳をやったみたいとか、どこかで視覚障害者にあったら、声をかけますなど、嬉しい言葉があふれていました。
みなさん、真剣に聞いて、さまざま考えてくれて、ありがとうございました。