2024年9月に設立50周年を迎えた、伊藤忠記念財団では、今年もまた「子ども文庫助成事業」の受領者・受賞者を伊藤忠東京本社ビルに招いて開催する、「贈呈式」が行われました。
いうまでもなくこの「子ども文庫助成事業」と並び、「電子図書普及事業」がもう1本の柱です。
こちらは、障害があるために、通常の書籍では、読むことが難しい子どもたちのために、マルチメディアDAISY図書「わいわい文庫」を製作・寄贈しています。
私たちは、その音源を提供しています。
さて文庫助成の受賞・受領のみなさまは、毎年たくさんの応募者の中から、選ばれた方々です。国内はもちろんのこと、海外からの応募もあります。
読み聞かせ、地域または家庭文庫、病院や施設の子どもたちへの活動、更には特別支援学校の図書支援などです。
贈呈式のあとの懇親会では、いろいろな方々と名刺交換できました。
音訳とは直接、関係はありませんが、子どもたちの笑顔のために頑張っている皆さまから、刺激を受けます。
なかでも、「てんやく絵本ふれあい文庫」の岩田美津子さんとのおしゃべりは、貴重でした。
見える見えないに関係なく、一緒に絵本を楽しむためにてんやく絵本を製作し、全国へ貸し出している方です。
私の点字付き名刺をなぞりながら「私自身は、音訳にお世話になっています」と。
読みで、これはと思うものがありますか、とお聞きしました。
「私の大好きな宮本輝さんの『流転の海』、9巻あるのよ」と言いにくそうに話されました。
「1巻を聴き始めて、これは?と思ったけど、それしかないので、しかたなく最後まで聴きました」と明るく笑っていました。
大好きな作家さんの作品、1巻だけならまだしも、9巻までとなると忍耐ですねと、苦笑しかありませんでした。
たくさんの方々と交流できて、ありがたいひと時でした。
いつもお招きいただき、ありがとうございました。