No.573  瞽女唄コンサート

\今年の瞽女唄の息吹き「広沢里枝子 瞽女唄コンサートinこうのす紫苑 VOL.6」が、開かれました。

友人と二人で参加しました。

今回は、広沢さんと井浦美里さんのお二人です。

我らが広沢さんは、春らしいお召し物に、髪にはご主人からのプレゼントだという菜の花のかんざし。キラキラ光っていました。

ところで越後には、長岡と高田の二つの大きなグループがあったことは、知っていました。が、同じ瞽女唄なのに、唄い方や演奏法がかなり違うということは、知りませんでした。

「演歌とポップス」ほど違うという長岡瞽女唄と高田瞽女唄を広沢さんと、井浦さんが、唄ってくれました。

井浦さんは、若さで押してくるような力強さ、広沢さんは、ハリというか伸びのある力強さ。それぞれの個性あふれる瞽女唄でした。

さて、最寄り駅の北鴻巣から、会場までは、徒歩20分。たぶん、熊谷ナンバーの車に誘いあって、参加している方たちが、ほとんど。

神奈川、東京、埼玉というのは、私くらい?

初めて伺った時、バスもタクシーも見当たらず、畑か田んぼの中の道が続いています。途方にくれていましたら、広沢さんのお友だちの神山朝子さんが声をかけてくれたのが、始まりでした。

確か、大学時代からのお友だちと、お聞きしたような。

見も知らぬ私たちの送迎を引き受けてくれたのです。その後メールのやりとりがあって、いろいろ教えていただくこともありました。

今回、雨模様のなか、初めて駅まで歩きました。行きは主催者にお願いして、迎えにきていただきました。

神山さんの優しさ思いやりを、しみじみ感じました。当たり前なんてことは、一つもないのですね。

広沢さんの目が不自由になり、いくつもの不安や悲しみを乗り越え、やがて瞽女唄と出会います。

私の故郷でもある、旧黒川村の盲老人ホームに、小林ハルさんを訪ねたこともあるそうです。そして萱森直子さんのお弟子さんとして、修行してきました。

ご本人の努力の賜物で、人前で演奏できるようになりました。

しかし、演奏する場がなければ、多くの人に披露することはできません。

カフェ「紫苑」のことを知っていた神山さんが、「ここにこんな人がいます。演奏させてもらえませんか」と何度も、紫苑のオーナーの小林さんに、お話しなさったようです。

結果、その後は広沢さんの瞽女唄は、カフェ「紫苑」でとなりました。

毎回、神山さんはじめ「広沢里枝子さんの瞽女唄の息吹きコンサート応援グループ」のみなさまが、しっかり支えています。

羨ましいほどのつながりです。

広沢さんには、どんなにか心強いお仲間でしょう。

神山さんが書かれた童話を、広沢さんが朗読するという珍しいシーンがありました。

瞽女唄からは、想像もできない広沢さんの優しい柔らかな声が、その内容と相まって、それまでの舞台とは、まるで別の世界へ私たちをいざなってくれました。

広沢さんと神山さんお二人の、お互いへのオマージュだと思いました。

本当に素敵なコンサートでした。

ありがとうございました。

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