\今年の瞽女唄の息吹き「広沢里枝子 瞽女唄コンサートinこうのす紫苑 VOL.6」が、開かれました。
友人と二人で参加しました。
今回は、広沢さんと井浦美里さんのお二人です。
我らが広沢さんは、春らしいお召し物に、髪にはご主人からのプレゼントだという菜の花のかんざし。キラキラ光っていました。
ところで越後には、長岡と高田の二つの大きなグループがあったことは、知っていました。が、同じ瞽女唄なのに、唄い方や演奏法がかなり違うということは、知りませんでした。
「演歌とポップス」ほど違うという長岡瞽女唄と高田瞽女唄を広沢さんと、井浦さんが、唄ってくれました。
井浦さんは、若さで押してくるような力強さ、広沢さんは、ハリというか伸びのある力強さ。それぞれの個性あふれる瞽女唄でした。
さて、最寄り駅の北鴻巣から、会場までは、徒歩20分。たぶん、熊谷ナンバーの車に誘いあって、参加している方たちが、ほとんど。
神奈川、東京、埼玉というのは、私くらい?
初めて伺った時、バスもタクシーも見当たらず、畑か田んぼの中の道が続いています。途方にくれていましたら、広沢さんのお友だちの神山朝子さんが声をかけてくれたのが、始まりでした。
確か、大学時代からのお友だちと、お聞きしたような。
見も知らぬ私たちの送迎を引き受けてくれたのです。その後メールのやりとりがあって、いろいろ教えていただくこともありました。
今回、雨模様のなか、初めて駅まで歩きました。行きは主催者にお願いして、迎えにきていただきました。
神山さんの優しさ思いやりを、しみじみ感じました。当たり前なんてことは、一つもないのですね。
広沢さんの目が不自由になり、いくつもの不安や悲しみを乗り越え、やがて瞽女唄と出会います。
私の故郷でもある、旧黒川村の盲老人ホームに、小林ハルさんを訪ねたこともあるそうです。そして萱森直子さんのお弟子さんとして、修行してきました。
ご本人の努力の賜物で、人前で演奏できるようになりました。
しかし、演奏する場がなければ、多くの人に披露することはできません。
カフェ「紫苑」のことを知っていた神山さんが、「ここにこんな人がいます。演奏させてもらえませんか」と何度も、紫苑のオーナーの小林さんに、お話しなさったようです。
結果、その後は広沢さんの瞽女唄は、カフェ「紫苑」でとなりました。
毎回、神山さんはじめ「広沢里枝子さんの瞽女唄の息吹きコンサート応援グループ」のみなさまが、しっかり支えています。
羨ましいほどのつながりです。
広沢さんには、どんなにか心強いお仲間でしょう。
神山さんが書かれた童話を、広沢さんが朗読するという珍しいシーンがありました。
瞽女唄からは、想像もできない広沢さんの優しい柔らかな声が、その内容と相まって、それまでの舞台とは、まるで別の世界へ私たちをいざなってくれました。
広沢さんと神山さんお二人の、お互いへのオマージュだと思いました。
本当に素敵なコンサートでした。
ありがとうございました。